2泊3日の短期間の旅行であれば、キャリーバッグやボストンバッグでも用が足りますが、4日以上の旅行であれば、スーツケースがおすすめです。
スーツケースの大きさは、次の3種類。
サイズ | Sサイズ(小型) | Mサイズ(中型) | Lサイズ(大型) |
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大きさ | 30~40L | 55~75L | 80~105L |
旅行期間の目安 | 3~4日 | 5~7日 | 7~10日 |
摘要 | 機内持ち込みが可能なサイズもあります。小さいので、持ち運びに便利。 | 最もポピュラーなサイズ。行き先や季節にもよりますが、1週間程度の旅行には最適。 | 大容量で衣類を多く持っていく人にお勧め。くれぐれも重量超過にご注意を! |
スーツケースを1週間程度レンタルすると、往復の送料を含めて5,000円~7,000円の費用がかかります。
《ポイント》
2・3回借りると、買ったのと同じ費用がかかりますので、今回限りで海外旅行はしないという人は別にすれば、思い切って購入することをおすすめします。最近は、軽量で丈夫なものがリーズナブルな価格で販売されています。
海外旅行では、スーツケース以外に、機内に持ち込むためのバッグと観光用の街歩きバッグの2つが必要です。
縦横30~40cm、幅10cm程度のあまり大きくないものがお勧めです。洗面用具や化粧品、機内の寒さ対策のカーデガンやヨットパーカー、乗継便だと1~2日分の着替えなどを入れます。
また、ツアー中は、バスの持ち込み用としても使えますし、帰りに空港で買ったお土産なども入れることができます。
旅行中常時身に付けるバッグで、財布やパスポートなどの貴重品、カメラやガイドブック、旅行日程表や筆記用具など、旅行の必需品を入れるものです。夏に旅行する場合は、熱中症対策用のペットボトル(500ml)も入れる必要があります。
肩にたすきがけができるショルダー型で、軽くて上記のものが入る程度のサイズで、コンパクトなものがお勧めです。防犯上ファスナーなどで完全に口が閉じられるもの。そして、小物などを分別して収納できるポケットが付いていると、ベターです。
リュックザックは、背中に背負い、目が届かなくなるため、スリなどに狙われやすく、おすすめできません。
保安上、機内に持ち込める荷物と預けられる荷物に様々な制限があります。これに違反すると荷物を没収されたりしますので、注意が必要です。
区分 | 制限 |
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持ち込める手荷物のサイズ・重さ | ハンドバッグなどの身の回り品を入れるバッグのほかに、手荷物を1つだけ機内に持ち込むことができます。持ち込める手荷物のサイズ・重さには、次の制限があります(航空会社によって多少の違いはあります)。
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持ち込むことができないもの |
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預けることができないもの |
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持ち込むことも預けることもできないもの |
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上記の中で、特に注意が必要なのが、液体物と、愛煙家には必需品のライターです。
100mlを超える液体物は、機内に持ち込むことができませんが、100ml以下であれば、持ち込みが可能になります。ただし、液体物の基準が非常に厳しく、水分が含まれるものはすべて液体物として取り扱われます。例えば、歯磨き粉、ハンドクリーム、リップクリーム、ローション、ジェル、エアゾール類などは、すべて液体物とみなされます。
機内に持ち込む場合は、純粋な液体は100ml以下の容器に入れ、それ以外はそのままにして、まとめて縦横合計が40cm以下の透明のビニール袋に入れなければなりません。保安検査の際は、液体物のビニール袋をバッグから取り出し、X線検査機のトレイに載せて、個別に検査を受ける必要があります。
ライターは、スーツケースの中に入れて預けられませんので、機内に持ち込むしかありません。1人1個まで持込が認められています。万一、荷物検査でスーツケースの中にライターが入ってあるのが見つかると、場内放送で呼び出され、スーツケースを開けて取り出さなければなりませんので、くれぐれもそのようなことがないよう注意してください。
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