スーツケースは、上手く詰めないと、開けたときに荷物が偏っていたり、大事なものが壊れていることがあります。ちょっとしたコツですが、このようなことが起きないように、スーツケースの上手な荷作り法を紹介します。
スーツケースは、通常、立てられた状態で、キャスターで転がして運びますので、重いものはキャスターが付いてある下の方に入れて安定させます。家電製品などの壊れやすいものは、衣類などで覆って中央に入れます。
下着や靴下などの小さな衣類は、畳まずに丸めてクッションに使います。ケースに隙間ができたときは、これらを詰めて、中身が動かないように固定します。
化粧品や整髪料、シャンプー・リンスなどの液体は、使う分だけを小さな容器に入れ替えて、ビニール袋に入れます。できれば、慎重を期してビニール袋を2重にすると良いでしょう。
スーツケースが大きすぎてスカスカのときは、片面(大きい方)に詰められる量であれば、もう一方(小さい方)は空けたままで、片面に詰め込みましょう。この方が崩れにくく安定します。
航空会社によって若干差がありますが、JALのエコノミークラスの場合、1つのスーツケースにつき、重さ23Kg以内という制限があります(JALの場合、2個まで預けられます)。これを超えると、超過料金がとられますので、注意が必要です。因みに、超過料金は、23Kg~32Kg:10,000円、32Kg~45Kg:60,000円です。
旅行会社から日程表などとともに、旅行会社名やツアーブランド名が印刷された名札が送られてきますので、それにローマ字で名前を記入してスーツケースに取り付けましょう。この名札は、空港やホテル、バスなどでスーツケースを管理する上で重要な目印となりますので、取り付けるのを忘れないように!
財布やパスポートなどの旅行必需品は街歩きバッグに入れて機内に持ち込みますが、次のものも、スーツケースには入れずに、機内持込用バッグに詰めて、手荷物として機内に持ち込みましょう。
パソコン・カメラなどの精密機器、陶器など壊れやすいものなどは、ケースに入れずに手荷物として持ち込みましょう。
化粧品や洗面用具、薬やコンタクトの洗浄液・保存液など、飛行機の中で使うものも同様に、手荷物として持ち込みましょう。
機内が乾燥していることが多いでので、保温グッズ(ハンドクリーム・リップクリーム)は必需品。また、寒く感じることもありますので、カーデガンやヨットパーカーなど、羽織れるものがあればとても重宝します。
午前中の出発便で、空港に向かう時間帯が通勤ラッシュ時にあたる場合、大きなスーツケースを持って満員電車に乗り込むと、周辺の乗客の顰蹙を買うのは間違いありません。ラッシュ時でなくても、スーツケースを持って駅の階段を昇り降りするのは大変です。
このようなとき、便利なのが空港宅配便。関東地区からですと、成田空港まで、スーツケース1つを2,000円前後で運んでくれます。ネットで申し込むと割引になる会社もあります。自宅まで集荷してくれるので、とても便利。一度利用してみては?
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