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マウントクック(ニュージーランド)
マウントクック(ニュージーランド)

ようやく現地到着!

飛行機が空港に着陸する前に、機内に持ち込んだ荷物をバッグに仕舞って、忘れ物がないようにしましょう。特に座席前のポケットに入れた本や雑誌、スマートフォンやイヤホンなどがよく忘れがちです。目的地に到着した歓びと安心で、機内に忘れ物をするケースが多いので、注意しましょう。

意外と時間がかかる入国審査

飛行機を降りると、空港内の「Arrival(到着)」のサイン表示に従って進みます。
最初に辿り着くのは、「Immigration(入国審査)」です。ヨーロッパのEU圏では、最初に入国した国で審査を受けることになります。EU圏では、シェンゲン協定によりEU圏内での出入国審査が省略されています。出国審査も最後に出国する国で審査を受けることになります。
順番がきたら、カウンターに行き、審査官にパスポートと出入国カード(必要な国に入国する場合)を提示します。パスポートを確認して写真照合を行うだけで済む場合と、簡単な質問をする場合とがあり、国によって対応が様々です。
質問される場合は、英語圏以外の国でも分かりやすい英語でしてくれることが多いです。
質問内容は、「滞在の目的は何か?」「何日滞在するのか?」「宿泊するホテルはどこか?」などを尋ねられるだけです。それぞれ「sightseeing(サイトシーイング)」「five days(ファイブ デイズ)」「○○○○ Hotel(○○○○ ホテル)」などと、片言の英語で答えれば、問題なく通過できます。もし審査官が何をいっているのか分からない場合は、添乗員が同行しているツアーであれば、添乗員に応援を求めることができます。
問題がなければ、スタンプを押されたパスポートが返却されますので、「Thank You(サンキュー)」と、英語でお礼のひと言を。
この入国審査、混雑していないときは、10~20分程度で通過できます。入国する国や季節・時間帯によって異なりますが、非常に込み合うこともあります。日本からのツアー客は、外国人の列(EU圏では、非EUの列)に並ばなければならず、この列が最も込み合いますので、30分以上、最悪の場合は1時間以上も待たされることもあります。

入国審査・スタンプ

預けたスーツケースの受け取り

入国審査を終えると、次は、スーツケースの受け取りです。
搭乗した便名が表示されているターンテーブルに行き、自分のスーツケースが出てくるのを待ちます。自分のものが見つかったら、自分で取り出します。そのとき、念のために控えのタグで番号を確認することを忘れないように。同じメーカー品でサイズ・色も同じものが、数多く出回っていますので、他人のスーツケースと間違わないようにしましょう。

スーツケースが破損していた場合

航空会社によって預けた荷物の取り扱いが異なりますが、JALやANAなどの日本の航空会社はまだしも、外国の航空会社では、積み込みの際にスーツケースを投げたり、必要以上に高く積み上げたり、乱暴に扱われることが少なくありません。新しく購入したものを使った場合でも、1往復すると、ある程度のダメージを受けてしまいます。
スーツケースを受け取った際、ボディ、キャスター、ハンドルなどに破損がないかどうかを細かくチェックするようにしてください。特にボディの角の部分が凹んだり、ヒビが入ったり、キャスター部分が壊れていることが多いからです。万一、破損が見つかった場合は、その場で航空会社の係員に申し出て、「破損証明書」を発行してもらうようにしましょう。その場で言わないで、あとになって申し出ても、破損証明書を発行してくれないことがありますので、注意が必要です。なお、破損証明書があれば、修理費用を航空会社に請求することや保険でまかなうこともできます。

ターンテーブル

スーツケースが出てこない場合

いつまで待ってもスーツケースが出てこない場合は、航空会社の係員に航空券と控えのタグを提示して、クレームを付けましょう。特に乗継便の場合、この可能性が高いです。すぐに見つかると良いのですが、そうでない場合は、見つかったら直ちに連絡してもらえるよう、滞在先の住所や電話番号を伝えておきます。添乗員が同行しているツアーであれば、添乗員が交渉してくれると思われます。
スーツケースが届くまでの間に、負担した身の回り品の購入費については、航空会社に請求することができますので、領収証は必ず保管するようにしてください。海外旅行保険に加入している場合は、保険会社に請求することもできます。

フクロウ博士

《私が経験したロストバゲージ》
イタリア旅行の際、成田発JAL便、ロンドンで英国航空便に乗り継ぎ、ミラノへという旅程。JAL便が機体の整備のため2時間遅れて成田を離陸。ロンドン・ヒースロー空港に到着したのは、乗継便の離陸15分前。現地係員の適切な誘導により、人間は間にあったのですが、荷物が置いてけぼりになったというお話。
このとき、ツアー全員(添乗員を含む)がロストバゲージ。翌日、ミラノで当面必要な下着や靴下、歯ブラシなどを購入しました。添乗員のアドバイスにより、領収証を添付してその経費を英国航空日本支社に請求したところ、時間がかかりましたが、全額補償してくれました。因みに、スーツケースが届けられたのは、翌日ではなく、翌々日の夕方。2日間、スーツケースの荷物を取り出せずに旅行を強いられました。

いざ入国!

最後に「Customs(税関)」。
税関に申告する必要がある場合は、事前に税関申告書を記入し、パスポートとともに税関カウンターに提出しなければなりませんが、申告する必要がない場合は、何もしないでそのまま通過できます。
出口を出たあたりが、ツアーの待ち合わせ場所になっていますので、そこで全員が揃うのを待ちましょう。海外の空港ロビーはスリや置き引きが多発するところです。スーツケースや手荷物用のバッグからは目を離さないように気を付けましょう。

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