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ジュネーブ(スイス)
ジュネーブ(スイス)

パスポートは大切に保管を!

パスポートは、海外では命の次に大切なものと言われています。盗られたり、無くしたりすると、大変厄介なことになりますので、大切に管理しなければなりません。1箇所に滞在するのであれば、ホテルのセーフティボックスなどを利用することもできますが、ツアーでは、日々違った場所に移動しますので、その管理が難しくなります。

首から下げる? それともお腹に巻く?

まずパスポートをスーツケースに入れておくのは、とても危険です。スーツケースは、通常自分の手を離れ、バスのトランクなどに入れたままにされますので、目が届かなくなり、そのまま持ち去られる危険性もあります。パスポートは、常に自分の手元に置くようにしましょう。
市販されているパスポートの管理用グッズとしては、紐で首から下げるセーフティポーチや、お腹に巻く腹巻型のポーチがあります。文字通り肌身離さず持ち歩くことになりますので、安心感があり、よく使われています。
しかし、この肌身離さず型のセーフティポーチは、首から下げるタイプは首筋から紐が見えるため、腹巻型も薄着だと透けて見えるため、返って貴重品のありかを示すようなもので、盗難のターゲットになりやすいという批評があります。
と言っても混雑した観光地を1日中歩き回るのに、ハンドバッグやショルダーバッグにパスポートを入れておくのは、はやりリスクが高いと言えるでしょう。特にスリや引ったくりが頻繁に起こっているところでは、かなり危険だと思われます。
個人的には、服装に工夫が必要ですが、紐で首から下げるセーフティポーチをお勧めします。何と言っても安心できるのが一番ですから。

セーフティポーチ

外出するときはセーフティボックスに

ホテルにチェックインしたあと、食事やショッピングで外出するときは、ホテルの部屋にセーフティボックスがあれば、そこに入れて保管しましょう。ただし、セーフティボックスがあるからといって、すべてのホテルが信用できるかというと、そうではありません。都市部にあるグレードの高いホテルは、ほぼ大丈夫と思いますが、それ以外だと、セーフティボックスに入れると、返って危ないケースがあります。セーフティボックスに入れるものは貴重品ですから、貴重品を盗むには、セーフティボックスを狙えばよいわけです。そこまで、ホテルの従業員を疑わなくても、と思うかもしれませんが、海外のホテルを過信してはいけません。
判断が難しいときは、添乗員や現地ガイドに尋ねてみるのも良いかもしれませんが、危ないと思ったら、やめる方が無難です。なお、セーフティボックスが無料とは限らず、有料の場合もあります。施錠の仕方は、カードキーがそのまま使えるものや暗証番号式のものなど、様々です。

セーフティボックス

パスポートの再発行

パスポートを盗難などで紛失した場合、まず現地の警察に行って「盗難・紛失証明書」を発行してもらう必要があります。
この盗難・紛失証明書を持参して、日本大使館または領事館に出向き、パスポートの再発行を申請します。このとき、顔写真(4.5cm×3.5cm)2枚を添付する必要があります。通常、パスポートの再発行には、最短でも3日程度かかりますので、帰国日が迫っているときは、「帰国のための渡航書」を発行してもらうことになります。
この帰国のための渡航書は、有効期限が1週間程度と短く、発行時に経由地を申請しておかないと、途中で別の国に入国することができませんので、注意が必要です。

フクロウ博士

《ある添乗員から聞いた失敗談》
ツアー客の1人が、ちょっとした不注意から盗難に遭ってパスポートをなくしてしまいました。帰国の2日前だったので、パスポートの再発行手続きをとらないと帰国できません。運が悪かったのは、近くに大使館や領事館がなく、最も近い大使館でも車で片道3時間以上もかかります。結局、その人は、日本語が話せるガイドを1人雇い、車を1台チャーターして、大使館に出向き、パスポートの再発行の手続きをして、「帰国のための渡航書」を発行してもらいました。どうにか帰りの飛行機には間に合ったのですが、諸々の経費を合わせると、10万円近くかかったとのこと。本当に痛い出費になったそうです。

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