旅行先は日数に制約!

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チェスキー・クルムロフ(チェコ)
チェスキー・クルムロフ(チェコ)

旅行先は旅行日数に制約される!

あるOLさんに、「5日しかお休みがとれないけど、ヨーロッパに行ってみたいの。いいツアーがあるかしら?」と尋ねられても、答えは「NO!」です。
通常のヨーロッパ便は、片道10~12時間程度かかります(往きと帰りでは若干差がありますが)。往って帰ってくるだけで2日かかりますので、5日間だと、現地での観光に充てられるのは、多くて3日。乗継便を使うと2日か、2日半。
個人旅行で無理して行くのならば可能ですが、旅行会社が企画するツアーでは、まず、ヨーロッパで5日間のツアーはありません。サッカーの試合やコンサート、クリスマスマーケットなど、特別のイベント用のツアーであれば、なくもありませんが…。往復するのに費やす時間に比べて、現地での観光する時間が十分にとれないからです。

スケジュールを考えるOL

旅行日数に適した旅行先は?

それでは、ツアーの場合、旅行日数から適した行き先を割り出してみますと、おおよそ次のようになります。

日 数 行き先
3~4日 韓国、中国、台湾、香港・マカオなど
5~6日 ベトナム、マレーシア、インドネシア、シンガポール、グアム、サイパン、ハワイなど
7~8日 ヨーロッパ、北米、オセアニア、中東、北アフリカなど
9日~ 中南米、南アフリカなど
オペラハウス

4日以内だと、東アジアが中心

韓国、中国、台湾、香港など、東アジアの身近な海外が中心になります。
韓国ですと、片道2時間半で行けますので、3日でも現地で十分な時間をとれます。済州島(チェジュドウ)などでは、1泊2日のツアーもあります。

5~6日だと、太平洋の島々か、東南アジア

滞在型だと、グアム、サイパン、ハワイなどの太平洋の島々。
観光中心に考えると、ベトナム、カンボジア、マレーシア、シンガポールなどがお勧め。
観光+滞在をしたい人には、バリ、ブーケット、セブなどの東南アジアのリゾートが最適。

1週間で、ヨーロッパ・アメリカ

1週間あれば、ヨーロッパをはじめアメリカ・カナダなど、ほとんどのところに行くことができます。
直行便がない中南米や南アフリカなどは、1週間では足りず、9日以上必要。有名なマチュピチュやイグアスの南米ツアーでは、いったん北米に行って飛行機を乗り継いで南米に向かうことになり、1日ではとても着かず、現地に辿り着くまでに2・3日を要します。
南アフリカは、最近、キャセイパシフィック航空が香港からの直行便を飛ばすようになり、所要時間が大幅に短縮されましたが、それでもツアーとなると、最低9日程度は必要です。

旅行日数が多いと選択肢が広がる

以上が目安となる行き先ですが、日数が多くなる分は問題なく、例えば、ヨーロッパ・北米・オセアニアのツアーの場合、7日は短めで、標準的には8日。巡る国や観光地によっては9~10日といった感じで、旅行日数が多いと、それだけ選択肢が広がっていきます。
最も日数を要するのが南米です。直行便がなく、日本からだと北米乗り継ぎで辿り着くまで最低2日はかかりますので、最短でも10日間、長いツアーだと2週間のものもあります。
ということで、旅行日数によって、ある程度の行き先は決まってしまいます。勤めている人で休暇に限りがある場合は、土・日・祝日などをうまく活用して旅行日数数を確保するようにしてください。
行きたいところがあるのに、旅行日数が確保できないためにほかのところに妥協してしまうのは、旅行の楽しみを半減させてしまいます。安易な妥協は禁物です!

旅行者

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