はじめてヨーロッパ! どこをおすすめしようか、散々悩みましたが、やはり独断と偏見で、次の5つをおすすめすることにします。
イタリア・ツアーの定番は、ミラノから入って、ジュリエットの家があるベローナ、水の都・ヴェネチア、斜塔で有名なピサ、古都・フィレンツェなどを経由して、最後はローマで連泊する8日間のコース。
10日間であれば、世界一美しい海岸線のアマルフィ、ナポリ、古代遺跡のポンペイなどにも行きますが、長靴の先っぽやシチリア島には、日程的にきつく行きません。
南イタリアは、2回目のイタリアで楽しむことして、はじめてのヨーロッパは、北イタリアを中心とした定番の8日コースにしてはどうです? 十分に楽しめます。
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スペインも魅力的です。残念ながら日本からは直行便がなく、乗継便を使わざるを得えないので、往復に時間がかかりますが、ぜひ一度は行ってみたいところ。
定番コースは、マドリッドから、古都・トレド、ラ・マンチャ地方、コルドバ、セビリア、白い村・ミハス、アルハンブラ宮殿のグラナダ、バレンシアを経て、最後はバルセロナ(逆に回るコースも)。移動時間の短縮を図るため、セビリアまたはマラガからバルセロナまで国内線を使うツアーもあります。
一番のおすすめは、かつて西ゴートの首都として栄えたトレド。『スペインに行って1日あれば、迷わずトレドに行け!』という格言があるぐらいで、中世の偉大な宗教画家、エル・グレコが半生を過ごしたところとしても有名。そしてもう1つ、スペインでは、本場のフラメンコショーは必見ですよ!
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自由気ままなフリータイムとショッピングや食事を楽しみたいのであれば、フランスがおすすめ。パリは、治安が良く、地下鉄を利用して自由自在に散策できます。エッフェル塔、凱旋門、コンコルド広場、ノートルダム寺院などの観光名所はもちろん、ルーブル、オルセー、オランジュリーなどの美術館巡り。シャンゼリゼ通りでショッピング。お洒落なレストランでフランス料理を堪能。セーヌ川でクルージングなどなど。1週間滞在しても決して厭きることなく、楽しめる街です。
アビニヨン、ニース、モナコなどの南フランスも見どころたっぷりですが、イタリア同様、ここは2度目に残しておいて、はじめてのフランスは、ロワールの古城、モン・サン・ミッシェル、ジャンヌダルクのルーアン、ベルサイユ、最後はパリという北中心のツアーがおすすめ。
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ゴッホ、レンブラント、フェルメールなどの名画に興味がある人には、オランダ・ベルギーがおすすめ。
アムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館、クレラー=ミュラー美術館(オッテルロー)、マウリッツハイス美術館(ハーグ)には、門外不出の名作が数多く展示されています。さらに足を伸ばして、ノートルダム大聖堂(アントワープ)にルーベンスの「キリストの昇架・降架」、聖ハーブ大聖堂(ゲント)にファン・エイク兄弟の「神秘の子羊」などもご覧になってはいかが?
観光のイチ押しは、ブリュージュ。街の縦横に運河が流れ、50以上の橋が架かる水の都。「北のヴェネチア」とも呼ばれ、13~14世紀にハンザ同盟の主要都市として栄えた街です。ところが、15世紀末に運河の沈泥で船の出入りができなくなり、街の発展が止まってしまい、お蔭で、街全体に中世の風情がそのまま残っています。「天井のない美術館」と讃えられており、街を歩いていると、どことなくタイムトリップした感じになります。
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ヨーロッパツアーには、国を跨いで主要な都市を巡るツアーもあります。各国の1番良いところだけを巡る「いいとこどりツアー」です。たびたび海外旅行ができる人には、1回のツアーで1つの国を堪能することをおすすめしますが、今回の旅行のあと、当分出かけられそうにない人は、ちょっと欲張りなこのツアーがおすすめです。
1例を挙げますと、
各旅行会社で様々なツアーが用意されていますので、お好きなコースを選ぶことができます。