行き先を検討する上で考慮しなければならないのは、旅行の目的です。
旅行の目的は人それぞれですが、おおよそ次のような目的が考えられます。
もちろんツアーの場合は、1つの目的だけに特化したものは少なく、大半のツアーでは、上記の目的から2~3つは達成できるように組み合わされています。
観光名所は、世界中どこの国にもあり、人それぞれに好みがありますので、どこの国が良いとは一概には言えません。無難な選択になりますが、観光名所をできるだけ多く巡りたいのであれば、世界遺産がおすすめです。
世界遺産とは、ユネスコによって世界遺産リストに登録された、人類が共有すべき顕著な普遍的価値を持つ遺跡、景観、自然などを指し、文化遺産・自然遺産・複合遺産の3つに分類されます。
世界遺産の登録数について、国別のランキング(2015年7月現在)を見ると、上位5位中、2位の中国を除くと、いずれもヨーロッパの国々。世界遺産を巡るのであれば、ヨーロッパが最適といえるでしょう。
滞在型に最適なのは、南の島。
ハワイ、グアム、サイパンは有名ですが、それに以外には、バリ、ブーケット、セブなどの東南アジアのリゾート。タヒチ、フィジー、ニューカレドニアなどの南太平洋の島々が候補に挙げられます。
もちろん、パリ、ロンドン、ローマなどの歴史のある大都市に滞在して、のんびり過ごすのも悪くありません。
トレッキングを楽しむのであれば、一番のおすすめは、ヨーロッパ・アルプス。
スイスや北イタリア、オーストリアのツアーにトレッキングやハイキングが含まれているものがいくつかあります。アルプス以外では、北欧、カナダ、ニュージーランドなどのツアーにもトレッキングが含まれるものがあります。ただし、これらのツアーでは、トレッキングと言っても初級から中級程度のもの。本格的なトレッキングを楽しみたいのであれば、それを専門に取り扱っている旅行会社が催行するツアーを利用する必要があります。
最近は、1つのツアーで3~4の美術館を巡るツアーも増えています。世界的な名画の中には、門外不出のものが多く、現地に行かなければ見られないものがほとんどです。
絵画好きの人であれば、ヨーロッパやアメリカに行く場合、美術館巡りが入ったツアーを選んで、この機会に名画を鑑賞することをおすすめします。
ショッピングをメインとする場合は、アジアでは、ソウル(韓国)、香港。ヨーロッパでは、パリ、ローマ、ミラノ。アメリカでは、ニューヨーク、ロサンゼルス、ホノルルがおすすめの都市です。
それぞれ特色がありますので、好みや買いたい品物にあわせて行き先を選ぶように。
ショッピングをメインとしない通常の観光ツアーでも、必ず免税店やお土産店に立ち寄るお買い物タイムが設定されています。また、空港にはブランド品を扱う免税店が軒を並べていますので、フライトまでの待ち時間に買い物をすることもできます。
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