「海外旅行の持ち物リスト」の中で、気を付けた方が良いと思われる大切なポイントをいくつか紹介します。
万一のときに備えて、パスポートの写真のあるページのコピーを持参することをお勧めします。保管場所は、貴重品を入れるバッグではなく、別のものに入れておくのが良いでしょう。なお、パスポートの再発行を申請するときは、顔写真(4.5㎝×3.5㎝)が2枚必要ですので、これも持参すると万全です。
航空券(e-チケット)は、事前に送付されないで、空港の旅行会社の受付で渡されることがあります。また、個別に配布せず、旅行期間中、添乗員がまとめて保管していることもあります。最近は、コピー用紙に必要事項を印刷したものが多く、一見ありふれた紙なので、軽視しがちになりますが、重要なものなので、大切に保管しましょう。
最近の日本製の電化製品は、電圧の幅が広く設定され、変圧器なしで海外でも使用できますので、その国で使用できるコンセントプラグを用意すれば、使えます。コンセントプラグには、マルチで対応できものと、プラグタイプが固定されたものと2種類あります。マルチタイプのものは、これ1つでどこの国に行っても使えますので、とても便利です。
せっかくデジタルカメラを持参しても、途中でバッテリーが無くなって使えなくなると、思い出が半減してしまいます。フラッシュを使ったりすると、予想以上にバッテリーが消耗しますので、充電器を忘れずに持っていきましょう。スマートフォンや携帯電話も同様です。
旅行会社から日程表と一緒に簡単なガイドブックが送られてくることもありますが、せっかく海外旅行に行くのですから、1冊市販のガイドブックを購入して、現地の情報を積極的に収集しましょう。
ガイドブックには、ブック型や雑誌型、簡単なものから情報が詰まったものまで、色々な種類がありますが、1冊買うのであれば、比較的情報量の多いものを選ぶの良いでしょう。
お勧めは、「地球の歩き方」(ダイヤモンド社)。取り扱っている国は、ほぼ全世界に及び、ツアーで旅行をしようとする国はたいていは出版されています。観光・宿泊・グルメ・交通等の情報はもちろん、その国の風土や文化、治安などまで詳しく書かれていますので、とても役に立ちます。
ホテルの浴室などで洗濯することもできなくはないですが、ツアー中は、洗濯する時間的な余裕がないことと、連泊しない限りそれを乾かす時間がありません。宿泊日数分の着替えを持参することをお勧めします。
海外では、食前に手を拭く習慣がなく、日本の「おしぼり」のようなものは、どんな高級なレストランに行っても出てきません。持ち運びができるポケットタイプのウエットティッシュが重宝します。
荷物は多すぎず、少なすぎずがベストですが、はじめての海外旅行では、あれやこれやと荷物が多くなってしまいます。荷物が多くなると、スーツケースに入りきらなくなり、適量に調整する必要が生じます。その場合、下着以外の衣類で調整するのが一番です。なぜなら、衣類は最も現地で調達しやすいからです。Tシャツやトレーナーなどのカジュアルウェアは、土産物店でも売っていますし、ホテルの売店でも洋服を扱っているところが多いです。
これまでの海外旅行の経験に基づき、持っていてとても便利だと感じたもの、ベスト3を挙げておきます。
海外旅行の際、持っていくものの一番のお勧めは薬です。
体調を崩したら現地で調達すれば良いと思うかもしれませんが、薬を買うのに、処方箋が必要になったり、薬の効能などが現地語で書かれていてよく理解できない場合もあります。何よりはじめて見る薬を服用するのは躊躇われ、効きすぎたり、体質に合わなかったりすることも少なくありません。薬は、普段から飲み慣れたものが一番。日本人の体質に最も適しているのは、やはり日本製の薬です。
少し荷物になりますが、風邪薬、頭痛薬、胃腸薬、下痢止め、解熱剤の5つは必需品で、必要に応じて酔い止め、救急絆創膏、湿布薬、のど飴などを持っていくことをお勧めします。
室内で靴を脱ぐ習慣のない海外では、日本と違って、ホテルの部屋にスリッパが備え付けていることは、まずありません。清掃がされているので、靴を脱いで裸足のままでも良いのですが、それが気になる人には、スリッパを持参することをお勧めします。
ホテルだけではなく、飛行機の中でも使えます。旅行用にコンパクトに折りたためるものが販売されています。
どのホテルでもタオルが常備されていないホテルはありませんが、海外のホテルでは、バスタオルにしろ、普通サイズのタオルにしろ、その国の体格に合わせているのか、比較的大きめのサイズになっています。高級なホテルでは、これらのほかに身体を洗うための小さなタオルが備え付けられている場合もありますが、通常は、少し大きめのタオルで身体を洗うほかはありません。
そこで、重宝するのが、洗いタオルです。今では100円ショップでも販売されていますので、これを持参して使ってみてはどうです? 使ったあと、浴室に干したまま置き忘れることがよくありますので、ご注意を!
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