飛行機が無事に日本の空港に着陸した後、飛行機を降りる前に、忘れ物がないかどうか必ず確認しましょう。旅の疲れと日本に着いた安堵で、機内に忘れ物をするケースが多いので、気を付けましょう。
飛行機を降りると、空港内の「到着(Arrival)」のサイン表示に従って進むと、最初に入国者の健康をチェックするエリアがあります。渡航先によっては、事前に「健康に関する質問表」が機内で配布され、それに回答しなければなりません。記入した質問表はここで回収されます。
渡航先に問題がなければ、特に何もせずに通過できます。ただし、このエリアでは、検査官が目視で入国者の健康状態をチェックするほか、サーモグラフィーなどの機械によって入国者が発熱していないかを確認しています。もし体調が悪い場合は、この場で申告するようにしましょう。
入国審査では、日本人と外国人とでは審査のカウンターが異なりますの、表示を確認した上で、列に並ぶようにしましょう。ここでは、パスポートを提示するだけで、特に質問されることもありません。パスポートに「帰国」のスタンプが押されて返却されますので、お礼のひと言を忘れずに。
入国審査の次は、スーツケースの受け取りです。
搭乗した便名が表示されているターンテーブルに行き、自分のスーツケースが出てくるのを待ちます。自分のものが見つかったら、自分で取り出します。そのとき、念のために控えのタグで番号等を確認することを忘れないように。
往路と同様に、スーツケースを受け取った際、ボディ、キャスター、ハンドルなどに破損がないかどうかを細かくチェックするようにしてください。特にボディの角の部分が凹んだり、ヒビが入ったり、キャスター部分が壊れていることが多いです。
スーツケースが破損していた場合やスーツケースが出てこない場合の対応策については、「ようやく現地到着!」で詳細に紹介していますので、参照してください。
最後に税関の検査があります。申告する必要のある人とない人で、検査カウンターが分かれ、赤色の表示が申告する必要のある人、緑色の表示がない人です。間違わないように列に並びましょう。機内で記入した「税関申告書」は、申告のあるなしにかかわらず、ここで提出します。
免税の範囲を超えて買い物をした場合は、赤色の表示のカウンターで検査を受けたあと、納付書が渡されますので、近くの窓口で課税分を支払うことになります。
申告の必要のない人は、税関申告書とともにパスポートを提示するだけで通過できますが、「どこに行ってきたのか?」「何日の旅行だったのか?」「ビジネス旅行か、それとも観光旅行か?」など、簡単な質問をされることもあります。また、本来ならば申告しなければならない人が、申告しないで通過しないように、抜き打ちで、スーツケースや機内に持ち込んだバッグを開けて検査される場合がありますが、この場合、審査官の指示の従うほかありません。
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