星の動きが教えてくれること・・・
星はいつでも動いています。
私たちは、知らない間に星の影響を受けていることがあるのです。
ここでは、知っておいて損はない星の影響や、カノン自身が注目する星の動きなどを、分かりやすくコラム形式でお伝えしていきますね。
３０度のタイムラグ
占星術で使う星座は全部で１２あるのですが、１つ星座は細かく３０度に分けられます。
たとえば“おひつじ座”の人が何人かいたとすると、おひつじ座の２度の人もいれば、１３度の人、２９度の人もいるという感じです。
私たちがいちばんよく知っている太陽の星座は、１日に約１度ずつ進みます。
太陽星座がおひつじ座になる３月２１日～４月２１日の間に生まれた方でも、３月２１日生まれたの方はおひつじ座の１度、３月３１日生まれの方はおひつじ座の１０度･･･というように、同じおひつじ座でも度数が違ってくるのです。
そんな細かいこと必要なの？と思う方も多いと思います。
実はカノン自身、性格などを見るときには度数はほとんど考慮しません。
そんな細部にこだわるよりも、もっと大枠をきちんと見たいと思ってしまうので。
この部分のこだわりは、占い師さんそれぞれです。
でも、運気の流れを読むときには、この度数はとっても重要になります。
度数をしっかり頭に叩き込んで、惑星の動きをじっくり見ていくことになります。
というのも、星と星の角度がタイトであればあるほど、その影響は大きくはっきり出ると読むからです。
たとえば、今年はラッキースター木星がみずがめ座に滞在しています。
木星は１年間かけてゆっくりみずがめ座の１度～３０度を移動します。
その動きは変則的で、１月６日に１度からスタートし、６月１５日までに一気に２７度まで進みます。
それ以降逆行を開始し、１０月１３日までに２７度→１７度に戻ります。
さらにその後は順行に戻り、２０１０年１月までに１７度→３０度まで駆け抜けるわけです。
とゆーことは･･･。
木星が行ったり来たりする、１７度～２７度ぐらいの間にみずがめ座を持っている方への影響は結構強いわけですね。
もちろん、この度数以外の方への影響が弱いというわけではありません。
むしろ１７～２７度の人は、通常よりも影響が強いと考えればいいでしょう。
今は木星を例にとって見てみましたが、木星よりももっとゆ～っくり動く惑星などの場合は、度数がもっともっと重要になります。
１年で１～２度しか移動しない冥王星などの影響は、同じ星座の人でも大きな差が出るからです。
とゆーか、強く影響を受ける時期がズレるってことですね。
同じ星座の人でも、惑星の影響を受けるのにタイムラグが生じたり、人によって事象の出方が違ってくるのは、度数が関係してくるからなのでした。
２００９年ふたご座ちゃん
先のコラムで、２００９年の木星と土星の動きをお話ししました。
木星の影響を受ける星座の方は、
今年は思い切っていろんなことにチャレンジしてみてくださいね。
土星の影響を受ける星座の方は、
焦らずゆっくり、一歩一歩をモットーに
修業期間だと割り切って努力を続けてくださいね。
ところで。
あれ？
私は今年、木星からも土星からも影響があるって書いてあるけど･･･、という方。
そう、ふたご座のあなたです。
この場合は、木星と土星両方の影響を受けることになります。
２つの力が均衡して、結局なにも起こらない･･･、ということにはなりません。
木星の影響でラッキーなこともあるし、土星の影響で努力を強いられること、両方あると解釈します。
ただ今回の場合。
ふたご座のみなさまは、土星の影響を２００７年９月から受けています。
先に土星の影響を受けて、なにかしらの苦労や我慢を強いられるようなことがあったのではないかしら。
そして、２００９年に入って木星のパワーが注入され、
それまでの苦労がようやく実を結んで嬉しい結果につながる、
というパターンになるように思います。
もちろん、フツーに両惑星の影響を受けるということも考えられますので一概には言えませんが･･･。
でも、ここしばらく辛い状況にあった方は
心が軽くなるような嬉しいことがたくさんあるかもしれません。
これまで頑張った自分へのご褒美だと思って
存分にラッキーを享受してくださいね！
２００９年 土星の動き
惑星の中に、木星とよく引き合いにだされる土星という星があります。
木星は最大のラッキースターなのですが、
土星はどちらかというと、努力と忍耐を象徴するちょっと重たい星･･･。
木星がアメなら土星はムチって感じかなぁ。
土星の影響を受けている期間は、なんらかの試練や困難に立ち向かわなくてはならなかったり、強いプレッシャーを感じたり、責任を問われたりするような出来事があったりするでしょう。
一方で、地道に努力を続ければ、確固たる基盤を築くことができる時期でもあります。
でも、結構時間をかける必要があります。
とゆーのも、土星は、長い時間をかけてゆっくりと成長するイメージだから。。
さてさて。
土星は２００７年９月からおとめ座に滞在しています。
土星は、２００９年１１月にいったんてんびん座入りして、その後２０１０年４月からまたおとめ座に戻ります。
本格的にてんびん座に移動するのは２０１０年７月下旬からとなります。
土星は、１つの星座に約２年半も滞在するのです！
ゆ～っくりと進むので、行ったり来たり、過ぎたと思ったら戻ってきたり。
木星のように楽しい幸運の星なら大歓迎なんですけどね･･･。
あんまり嬉しくない星だから、さっさと次の星座に移動してほしい･･･と思いたくなるものですが、そうは問屋がおろさないのです～。。
ちなみに、現在この土星の影響を強く受けている星座は、
おとめ座の人、おとめ座の正反対に位置するうお座の人、おとめ座とあまり好ましくない角度にあるふたご座といて座の人。
この４つの星座のみなさんは、仕事でプレッシャーのきつい状況におかれていたり、下積みのように努力をし続けている状況にあったり、なにか制約があって自由に動けなかったり･･･などという感じなのではないかしら？
土星の影響がある期間は、あまり急いで結果を出そうとしても難しいことが多いです。
逆に、じっくり長く腰をすえて取り組むことで、確固たるものを築き上げることができます。
そしていったん築いたものは、そんなに簡単には崩れません。
とゆーか、頑張り抜いた･･･という事実が、自分の中で揺ぎない自信になるはずです。
そんな修行期間だと思って、腹をくくって土星と向き合ってみてくださいね。
土星が去る頃には、なにかしらの結果や充実感を手にしているはずです！
２００９年ラッキースターの動き
西洋占星術で使う惑星の中で、最大のラッキースターは木星です。
木星の影響を受ける時は、思わぬチャンスに恵まれたり、望みがかなったり、仕事で成功をおさめるなど、あらゆることにおいて発展がもたらされます。
自分にも自信が出てきて、積極的に動きたくなるでしょう。
木星は１つの星座に約１年間滞在するのですが、
２００９年１月１７日から２０１０年１月１８日までの間、みずがめ座に滞在。
みずがめ座の人は、年明けからなんとなく調子が上向いてきた･･･と思う人も多いのでは？
やる気が出てきたり、仕事で昇進や栄転があったり、新しいチャンスに恵まれたり。
この時期は、望みがかないやすいので、目標を高く設定して積極的にあらゆることにチャレンジしてみてくださいね。
ただ、木星の影響を受ける期間は、とても忙しくなりやすいものです。
忙しさに流されて、気づけばあっという間に１年が終わっていた、なんてことにもなりかねません。
また、気が大きくなったり自信過剰になりやすいところにも注意。
調子の良さにあぐらをかかず、ちゃんと実力を身につける姿勢も忘れずに。
きちんと計画性をもって物事にあたれば、木星が去ったあともスムーズに発展していけるでしょう。
さて、今年ラッキーなのはみずがめ座だけではありません。
みずがめ座と相性の良い、ふたご座とてんびん座の人もとても発展的です。
木星の良い影響を受けやすく、スムーズに新しいことをスタートできたり、新しいチャンスが舞い込んできたりするでしょう。
特に、仕事や結婚に良いチャンスがありますよ！
それから、みずがめ座と反対に位置するしし座の人や、相性の良くない角度に位置するおうし座とさそり座の人にも、木星の影響は強くなります。
ただどちらかというと、木星のあまり良くない面が出てしまう傾向が。
無計画に動いてしまったり、自信過剰になってまわりの人にわがまま放題になってしまったり･･･。
意識して冷静な目を保つように、自分をコントロールしてみてくださいね。
ところで。
私はみずがめ座でもふたご座でもてんびん座でもないから、今年はラッキーではないのね･･･と
思ってしまったあなた。
今ここでお話しているのは、太陽星座への影響についてです。
あなたの感情面やプライベートをあらわす月の星座や、恋愛運をつかさどる金星星座が、みずがめ、ふたご、てんびんであることもあるのです。
その場合は、家庭内に幸福があったり、気持ちがとても明るくなって楽しく日々を過ごせたり、恋愛でモテモテになったりするのです。
自分は関係ない･･･と思ってしまわずに、ラッキーチャンスがきたら思い切って飛び込んでみてくださいね。
水星逆行期間
西洋占星術では、１０個の惑星を使います。
太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星。
これらの惑星は地球のまわりをつねに動いているのですが、
このうち太陽と月以外の惑星は
逆戻りしているように見える期間があります。
この期間を「逆行期間」と呼ぶのですが、
この逆行期間中は、その惑星の本来の性質が十分に発揮されず
なにかと問題が起こりやすくなったりします。
一番多く逆行する惑星は、水星です。
水星は１年で約３回逆行し、１回の逆行期間は約３週間です。
水星がつかさどる意味は、
読むこと、書くこと、話すことなど、コミュニケーションや知性、そして、ビジネスや交通機関、短期の旅行などなど。
逆行期間中は、それらの分野でトラブルが起こりやすくなるので注意が必要です。
たとえば・・・
・仕事や計画の遅延、延期
・メールの返信、手紙の返信など、「返事」がなかなか来ない
・意思疎通がうまくいかずイライラ
・勘違いや誤解が多くなる
・計算間違いが増える
・やり直し、見直しが必要になる
・交渉・契約が不履行になりやすい
・大きな買い物なども後悔する可能性大
・コンピューターの故障
・交通機関の遅延、トラブル
などなど。
また、水星逆行期間に新しいことを始めると、
なかなか思うように進まなかったり、
後々見直しが入ったりすることになりやすい傾向があります。
だから、この期間は新しいことを始めるのは避けて
むしろ以前やりかけて、そのまま放置していたようなものとかの
仕上げにかかったりすると良いでしょう。
あとは、リベンジにも良いかな。
前にいちどダメになったものに再チャレンジしてみたりすると
案外すんなりうまくいく・・・なんてことも。
また、水星の意味する知性的な面が内向するため、
自分の内面を見つめたり、今までのことをゆっくり振り返るような作業には最適の時期になります。
昔失くしたものが戻ってきたりすることもありますよ！
水星逆行期間を上手に乗り切るには、次のことを心がけてみてくださいね。
・ゆっくり、丁寧に、時間をかける
・期待通りにいかなくても気にしない
・メール、電話、ファックスなどのやりとりは慎重に
・いつもより時間に余裕を持つ
・相手の真意を悪く取らない
・どうしても契約する場合は、契約書を隅々までよく注意して読む
水星逆行期間は、ちょっとのんびりしてもいいかもしれませんね。
前進ばかりしてきた人にとっては、
ちょっとペースダウンして後ろを振り返るチャンス。
ここで万全の体制にして
新たなステップを踏み出せるようにしたいものですね。
２００９年度水星逆行期間
① ２００９年１月１２日～１月３１日
② ２００９年５月７日～５月３０日
③ ２００９年９月７日～９月２８日
④ ２００９年１２月２０日～２０１０年１月１５日
金星逆行期間
西洋占星術で使う惑星に金星という星があります。
金星がつかさどる意味は、
個人が感じる楽しさ、心地よさ、愛情、美、芸術、金銭、趣味や娯楽などなど。
金星の場合、逆行してみえる期間が、１年半に１回ぐらいの割合であります。
その期間は、金星が意味する愛情、金銭、趣味娯楽などの分野で
なにかと問題が起こりやすくなります。
愛情面だったら、
おつき合いしている人との関係を見直したくなったり、
これまで表面には出ていなかった問題が浮上したり。
また、逆行している期間におつき合いを開始すると
後悔する可能性が高いようです。
逆行期間が終わると同時に気持ちが醒めてしまったり、
トラブルを抱える相手だったと分かったり。
恋愛でのトラブルや勘違いに見舞われやすいのよね。。
金銭面だったら、
この期間にした投資は失敗に終わるとか
お金に関する価値観が普段とは変わってしまうとか・・・。
普段の冷静な判断力が失われがちなので、注意が必要です。
気持ちが過去や内面に向かいやすくなるため、
自分の内面を見つめたり、今までのことをゆっくり振り返るような作業には最適の時期になります。
忘れられない恋と向き合って、自分の気持ちにケリをつけるのも良いでしょう。
昔フラれてしまった人に再度告白してみると、
案外すんなり良い返事がもらえるかもしれません。
でも、相手は普段の判断力が失われている状態かもしれませんので
逆行期間が明けてからもう一度確認したほうがいいかも・・・。
この期間は、恋愛や投資はちょっとお休みして、
自分の感性を磨いたり、
やりかけの趣味や娯楽に没頭してみるといいかもしれませんね。
２００９年度金星逆行期間
① ２００９年３月７日～４月１７日
冥王星のやぎ座入り
オバマ氏の大統領就任が決まったのは、２００８年１１月５日。
アメリカ史上初の黒人大統領、素晴らしいことですね！
アメリカは自由の国だと言いつつも、根強い人種差別は残ってるわけで。
オバマ氏の大統領就任は、そのような古い体制や感覚から
少しずつ変わっていこうとする第一歩なのでしょう。
占星術では、ちょう１１月の終わりに
冥王星が、いて座からやぎ座に入りました。
冥王星は、人間の力ではどうすることもできない
とっても強いパワーと影響力を持っています。
そのパワーは、物事を徹底的に破壊し
まったく新しいものに生まれ変わらせるというもの。
死と再生を意味します。
やぎ座に冥王星が入ったことで、
やぎ座が象徴する伝統や古い体質、常識や秩序などを
冥王星が徹底的にぶち壊して、まったく新しいものへと生まれ変わらせるでしょう。
その変化は、すぐには見えてこないかもしれません。
なんせ冥王星は、やぎ座に２０２４年まで滞在するのです。
体感できる速度ではないかもしれないけど、
今から１５年後ぐらいに振り返ったとき
確実になにかが変わっているはずです。
