ためになる西洋占星術コラム・・・
水星逆行期間(2009年)
西洋占星術では、10個の惑星を使います。
太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星。
これらの惑星は地球のまわりをつねに動いているのですが、
このうち太陽と月以外の惑星は
逆戻りしているように見える期間があります。
この期間を「逆行期間」と呼ぶのですが、
この逆行期間中は、その惑星の本来の性質が十分に発揮されず
なにかと問題が起こりやすくなったりします。
一番多く逆行する惑星は、水星です。
水星は1年で約3回逆行し、1回の逆行期間は約3週間です。
水星がつかさどる意味は、
読むこと、書くこと、話すことなど、コミュニケーションや知性、そして、ビジネスや交通機関、短期の旅行などなど。
逆行期間中は、それらの分野でトラブルが起こりやすくなるので注意が必要です。
たとえば・・・
・仕事や計画の遅延、延期
・メールの返信、手紙の返信など、「返事」がなかなか来ない
・意思疎通がうまくいかずイライラ
・勘違いや誤解が多くなる
・計算間違いが増える
・やり直し、見直しが必要になる
・交渉・契約が不履行になりやすい
・大きな買い物なども後悔する可能性大
・コンピューターの故障
・交通機関の遅延、トラブル
などなど。
また、水星逆行期間に新しいことを始めると、
なかなか思うように進まなかったり、
後々見直しが入ったりすることになりやすい傾向があります。
だから、この期間は新しいことを始めるのは避けて
むしろ以前やりかけて、そのまま放置していたようなものとかの
仕上げにかかったりすると良いでしょう。
あとは、リベンジにも良いかな。
前にいちどダメになったものに再チャレンジしてみたりすると
案外すんなりうまくいく・・・なんてことも。
また、水星の意味する知性的な面が内向するため、
自分の内面を見つめたり、今までのことをゆっくり振り返るような作業には最適の時期になります。
昔失くしたものが戻ってきたりすることもありますよ!
水星逆行期間を上手に乗り切るには、次のことを心がけてみてくださいね。
・ゆっくり、丁寧に、時間をかける
・期待通りにいかなくても気にしない
・メール、電話、ファックスなどのやりとりは慎重に
・いつもより時間に余裕を持つ
・相手の真意を悪く取らない
・どうしても契約する場合は、契約書を隅々までよく注意して読む
水星逆行期間は、ちょっとのんびりしてもいいかもしれませんね。
前進ばかりしてきた人にとっては、
ちょっとペースダウンして後ろを振り返るチャンス。
ここで万全の体制にして
新たなステップを踏み出せるようにしたいものですね。
2009年度水星逆行期間
@ 2009年1月12日〜1月31日
A 2009年5月7日〜5月30日
B 2009年9月7日〜9月28日
C 2009年12月20日〜2010年1月15日