岐阜旅行記
「雛見沢へ行こう」
唐突にメッセで話しかけ、岐阜県は白川郷を目指すことになったのが4月下旬の連休も押し迫ったころ。
甘く構想していた新潟海鮮美食会を豪快に変更し、ゲーム(及びアニメ)「ひぐらしのなく頃に」の舞台となった
白川郷(作中では雛見沢)へ行くことにした。友人2人の同行のもと、5月2日早朝に神奈川を出発。日野で
拾い、八王子ICから中央道へ乗り込む。早朝の為か、極めて順調。予定通り9時すぎに諏訪SAに到着し、
小雨の舞う中軽く休憩。その後松本ICで降り、一路上高地方面へ。霧が凄まじく、2台前の車のテールランプが
辛うじて見えるくらいだった。
安房トンネルを越えたあたりから霧は晴れ、国道をひたすら立山の方へ。これまた道は順調で、予定通り12時すぎには 立山市内に到着した。
まずは今日泊まる宿舎の下見。立山市内から車で10分ほどのところ。問題なし。
そうと決まると一路雛見沢へ。明日からの連休は観光客で賑わいそうだったため、今日中に済ませておきたかった。
国道をひた走り、東海北陸自動車道を経て荘川ICに到着。ここから白川郷まではまだまだ距離はあるが、最早 この先全てが雛見沢と言っても過言ではない。なぜなら・・・
雛見沢分校や
沙都子の橋や
ダム建設反対闘争記念碑(実際はダム建設記念碑及び水底に沈んだ人々の鎮魂碑)やらが早くも 登場するからである。ちなみにダムそのものもこの近くにあったのだが、立入禁止となっていた為に、断念した。
ダムを越えると次なる目的地は雛見沢である。一路北へ向かい、白川郷へ突入。事前に調べていた通り、 普通の民家をそのまま開放しているので、唐突に合掌集落が始まったのに少しびっくりした。そして何より、 集落に入って真っ先に目に飛び込んできたのが白川八幡神社(「古手神社」)である。劇中そのものの 風貌もさることながら、二の鳥居から本殿までの絶妙な空間が筆舌に尽くす味わいを持っていた。静岡の 山住神社以来、久々の「当たり」の神社に出会えた。
最後の建物は隣接するどぶろく館。ここが開いている17時までは参拝客が多く、写真を撮るのに適さない。
古手神社を後にして、雛見沢観光を続ける。写真を適当に。
からぶきの建物
集落の風景
昨冬の雪の為に崩壊した屋根を修復中の古手梨花及び沙都子の家。そしてそこのすぐ側には・・・
その他にも
登下校時の道や
園崎家や
園崎家の井戸と思しきもの
大臣の孫が誘拐されたと思しき建物などがあある。無論観光客はこのような地には足を運ばず、 合掌造りばかりを写真に収めている。同業と思われるものは、1組それっぽい二人組がいたのと、 単独行動をしている人が1人居た程度で、思ったよりも少なかった。
少し離れたところにある入江診療所。そして山を登って展望台に行くと・・・
タイトルっぽい風景。桜がちょうど見ごろだった。
こんな具合に雛見沢を満喫し、白川郷をあとにした。すぐ側に前原屋敷があるとの情報があったが、 どうにも見つからず、帰り道にみかけたものを誤認してしまった。
偽前原屋敷。本物は白川郷のIC付近にある。これは荘川ICへ向かう途中にあるクリーンセンター。
そんなこんなで雛見沢詣でも終え、宿舎に帰宅。どぶろくを軽く呑み、就寝。