みんなでラーメン(蘭州拉面)のお店へ、、、
日中ワンパク3人組
黄檗山からの帰りにお義父さんが「拉面」のお店へ連れて行ってくれました。
みんな小腹ががすいたころで、絶妙のタイミング。
福清ではこのようなサッと寄って食べれる「拉面」屋さん(ラーメン屋さん)があります。
主なメニューは「拉面」と「刀削面」と「砂鍋」。こちらの方に人気があるのは「砂鍋」(春雨の太いのみたいな透き通った麺を煮込んだもの)で、日本でいえばアツアツの鍋焼き風春雨うどんという感じです。
蘭州とうたっているからにはこのお店の店員さん達も甘粛省あたりの出身なのかな?などと思いつつ、、、
私達が食べたのは「青菜と卵焼き入り牛肉面」(ニュウロウメン)、お値段は一杯5元、これを9人分注文。
この店の麺を打っているお兄さん、いきなり大忙しになってしまいました!!
中国では麺のことを「面」、引き延ばすことを「拉」、と書いて読んでそのままのズバリ「拉面」(ラーメン)です。日本のラーメンはかん水が入っていて黄色っぽかったりするんですけれど、こちらの麺はいたってシンプル、ガマの油売りよろしく一個の塊の「麺」を両手で引っぱって伸ばしていきます。
打ち粉を付けて、2本が4本、4本が8本、8本が16本、16本が32本、32本が、、、というふうにあっという間に細くなっていきます、そして一人前分の「麺」をクルッとまるめて茹で釜の中にポーンと手際よく放り込んでいって、チャチャッと茹でてスープとあわせて、青菜が入って、両面を焼いた目玉焼きをのっけて、ハイ出来上がり。
看板には「蘭州拉面 刀削面 八宝砂鍋 烏冬面」とあります、「烏冬面」って、「うどん」のこと??
Kさん夫妻もご満悦、お味のほうも「good!」サイン、
その後ろの厨房では「麺」を打っています。
この「牛肉面」(ニュウロウメン)のスープの味は、スパイシーさが軽めのカレー風味といったところでしょうか、牛肉は柔らかくて味が良く、麺はモチモチ感があってそれでいて一本一本がしっかりしています。青菜と両面焼きの目玉焼きとの相性も良く、一言で言うと「大陸風カレーラーメン福清版」です。
「牛肉面」も「刀削面」も我が家の日中人達には大好評でして、私が福清入りする前にもうすでに彼等は福清の実家に近い江浜路沿いにもある「拉面店」の常連になっていましたー!!
この日は暑くて「牛肉面」を食べているときはみんな汗だくでしたが、熱いときこそ熱いモノ。みんなでワイワイガヤガヤ言いながら食べる「拉面」はおいしかったです!
日中人1号いわく、「この拉面なら毎日食べても全然飽きないよ!」と、、大人はこれが毎食では参ってしまいますが、子供にはこの味は合うのでしょうか、カレー風味だから?
私としては「刀削面」よりも、「拉面」のほうが麺にスープがよく絡んでいて好みですけどね!!
では、ワタクシ、いただきま~す!!
今回の福清滞在の目的でもある日中人(子供達)の中国語の実践訓練、実際には親が思っている以上の成果が出ていました。
2人とも日本で中国語教室(普通話)に週一回通わせているのですが、(この教室ではピンインの発音を徹底的に叩き込まれます)上の息子は中国に来て街の看板や通りの標識などを見ても普通にピンインで読んでいました。それ以上に驚いたのが、中国の従兄弟達との日常会話です、この夏休みの福清滞在で会話のボキャブラリーがかなり増えたことは確実です。
やはり子供の言語教育にはその環境の中に置くことが一番ですね、あらためて子供の耳がそういう意味では柔らかいことに気づかされました。
江浜路の歩道での日中ワンパク3人組、左の2人は福清の従兄弟たち、右端が息子、あれっ?ウチの日中人のほうが色が黒いゾ!!
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2006’夏