牧知花のホームページ

ブラッシュアップ作戦



みなさま、こんにちは、牧知花です。
このたびは、当サイトにお越しいただき、ありがとうございます!

パソコンの買い替えを契機に、あらたにサイトを大改造いたしました。
デザインは、ややレトロですが、以前のサイトよりは中身がまともになっているかと思います。
いや、ほんと、まともになったと思ってもらえるとありがたいです。
以前に置いてあった旧シリーズは、めちゃくちゃな出来だったので……

以前に発表したファイルのくりかえしになりますが、ブラッシュアップ作戦について説明いたします。

古いペンネーム「はさみのなかま」で発表した、旧シリーズ。
名前を付けていなかったので、旧シリーズと記名しますが、これは2008年までは、稚拙ながらも、読めなくはない出来になっていました。
ところが、2009年以降、体調を大きく崩したとき、何を思ったか、仕事が休みになって暇になったため、
「サイトの作品を推敲して整理しよう」
と考えてしまいました。
これが大失敗!
自分ではきちんと推敲できたと思い込んでいましたが、のちのちひっくり返るほどの仕上がりになってしまったのです。
しかも、
「2009年にほぼ推敲を終えたから、見直さなくていいや」
と思い込んだのも運の尽き。
その後、なんと2021年の冬に至るまで、一度も原稿を見直さず、大丈夫だろうと思い込んで、サイトやブログで再掲載をくりかえしていたのです!

この
「推敲後の作品がひどい」
事実に気づいたのが、なんと一か月前。
ほんとうに、このまま活動をつづけるべきかと思い詰めていた時期に、
「このまま活動をやめてしまったら、旧シリーズの作品だけが墓標のようにサイトに残るんだなあ」
と考えたのがきっかけ。
「たしかに2009年に推敲したけれど、間違いが全くなかったわけじゃなかったような?」
そう思い、十余年ぶりに、作品をまともに見返してみました。
そしたら!
「なんぞ、これぇ!」
と叫ぶことになったのでした。

一行目から誤字、というクオリティなうえ、てにをはがおかしい。
それだけじゃなく、キャラクターの感情表現がおかしいうえに、文章がねじれていて、わけがわからない。
そもそもの知識が間違っているとか、そういう初歩的な問題以前!
「よ、よくこれで『人気があった作品です』(ドヤァ)と発表していたものだ」
と自分の厚顔さに唖然とする羽目に。

これはいかん!
道理で、お客さんが2009年以降、増えなくなったわけ!
すべての原因は自分にあったのだ!

顔は真っ赤。
頭はパニック。
落ち着いたあと、すぐさま、このひどく推敲されてしまった作品群を、またあらたに推敲しはじめました。
推敲前のデータはどこかへ行ってしまって、見つからないのです…

しかし、この新たな推敲作業、時間がかかる、かかる。
なにせ、もともと完成度が低いうえに、めちゃくちゃな文章で推敲しているものだから、書いた本人が、
「何を書こうとしていたのか、自分?」
とドキドキヒヤヒヤしながら推敲することになってしまっています。
おかしいところがザクザク出てくる。

ほんとうは、もっと早くにきちっと作品をたくさんそろえて、
「新しいサイトです」
とやるべきだったかもしれませんが、時間がかかって、先が見えない。
かといって、ひどい出来だとわかっている作品群をそのままにしておくわけにはいかない。
そのうえ、古いサイトを削除できるのが古いパソコンだけ。
以上のことから、まだ1作目しか推敲が終わっていませんが、新しいパソコンで新しいサイトを立ち上げた次第です。

ひどい作品だったものが、今回のブラッシュアップ作戦を経て、いくらか読みやすく、わかりやすくなったかと思います。
2008年以前のわたしは、設定をメモに残す、ということをしてこなかったため、完全に昔通りの作品には戻っていません。
しかし、以前よりは、いまのほうが、いくらか国語力が上がっています。
いまの仕上がりのほうが、みなさんも安心して読んでいただけるのではと思います。
それに、現在の推敲後の作品のほうが、牧知花の言いたかったことが、より明確になっているかと思います。

ブラッシュアップ作戦は、今後もつづきます。
とりあえず、旧シリーズのうち、赤壁の戦いを描いた「飛鏡、天に輝く」まではブラッシュアップしていきます。
以降については、まだ予定は未定です。
さらに、以前に発表して人気だった「うさ・ルート」なる、三国志を題材にしたファンタジー作品と、オリジナルの学園小説「B.B.の世界」(改題し、「春に寄す〜すべての美しき花たちへ」にしました)もブラッシュアップしています。
旧シリーズは、今回、「三国志英華伝」と名付けてみました。
同人誌で展開する「奇想三国志双龍伝」とはまた違う展開の三国志です。

双龍伝のほうは、英華伝がひととおり「書ききった」と思えるところまできたら、再開します。
また、旧シリーズが掲載されているブログ「はさみの世界・出張版」についてですが、これも、様子をみて作品を差し替えるか、あるいは、比較してもらうために残すか、考えています。

問題がひとつ。
新サイトが出来たのはいいのですが、現在使っているホームページV4は、超長編である「飛鏡、天に輝く」などの100以上になるファイルを管理するのは大変そうです。
短編は問題なさそうですが、長編の掲載をどうするか?
そこで、小説投稿サイトさんに場所をお借りすることを考えています。
どこに投稿するかのめぼしもつけています。
現段階で、「孤月的陣」以降については、サイトではなく投稿サイトへ掲載、と考えています。

話は戻りますが、推敲の状況は、2021/12/18の現在、「孤月的陣」までのリライト版のプロットが出来ていて、夢の章までは下書きが終わった状態。
「うさ・ルート」は推敲を進めたうえで、中盤以降は新たに再構成したうえでリライト。
「春に寄す」も同様です。

作業量が多いのですが、やりがいがある作業でもあります。
ほんとうに、いままでお見苦しいものを見せてきたので、今度こそ、きちんとしたものをお届けしたいです。
がんばりますので、引き続き、当サイトに足を運んでいただけると幸いです。

今後とも、よろしくお願いいたします。

牧知花 2021/12/18