【社会見学のお誘い】
氷室「●●。 ●●(あれ? 誰だろう?) 氷室「わかった。 氷室「よろしい。 氷室「意欲が無いなら、
ここにいたのか。
●●「あっ、氷室先生。
どうしたんですか?
氷室「次週日曜だが、
予定は空いているか?
氷室「氷室だ。
●●「あっ、氷室先生?
氷室「次週日曜だが、
予定は空いているか?
それではしかたがない。
以上だ。
●●(今度の日曜日か……
なにがあったんだろ?) →終了
それでは次の日曜、
くれぐれも遅刻しないように。
●●(氷室先生か……。
なんだか緊張するなぁ。)
参加する必要はない。
以上だ。
●●(氷室先生、
怒ってないかな……?)
※場所 氷室「ドライブをしようと思う……。 氷室「君を遊園地に連れて行こうと思う。 氷室「君にビリヤードの講義をする。 氷室「それでは、 氷室「今回は博物館を見学する。 氷室「クラシック鑑賞会を行う。
●●「えーと……
デート、っていうことですか?
氷室「……社会見学だ。
●●「社会見学……。
氷室「どうでもよろしい。
当日は車で迎えに行く。
支度をして自宅で待機だ。
●●「えーと……
デート、っていうことですか?
氷室「……社会見学だ。
氷室「午前9時30分、
バス停前に集合だ。
午前10時、駅前広場に集合だ。
君を映画鑑賞に連れて行く。
午前10時、駅前広場に集合だ。
午前10時、公園入り口に集合だ。
午前9時30分、
新はばたき駅に集合だ。
【社会見学の待ち合わせ】
●●(あ、携帯にメッセージ…… 氷室「早いな。 ●●「すみません、遅くなりました!! ●●「すみません、遅くなりました!! 男 「ヘイ、カノジョ高校生? 男「カノジョ! 高校生?
氷室「ふむ……。 氷室「ふむ……。
氷室「近ごろそういった服装が目につくが、 氷室「それは……。 氷室「近ごろそういう色が目につくが、 氷室「この間とまったく同じ服装だな。 氷室「●●。 氷室「●●。
氷室「その格好で、寒くはないのか? 氷室「その格好で、暑くはないのか?
誰だろう……。)
氷室「●●。
氷室だ。
●●「氷室先生!?
氷室「来たくないのであれば、
来ないでよろしい。
氷室「しかしその旨は
はっきりと述べるべきだ。
氷室「私はこういう
ルーズなやり方が大嫌いだ。
以上。
●●(ああ!? しまった!!
わたし、デートの待ち合わせ場所
間違えてたんだぁ!)
●●「氷室先生を待たせるわけには
いきませんから!
氷室「よろしい。
いい心がけだ。
氷室「………………。
●●「……あの、
出発しないんですか?
氷室「待ちなさい。
まだ予定より10分早い。
●●「はい……。
氷室「●●、
急ぎなさい。
遅れをとり戻さなければ。
氷室「遅いぞ。
点呼をとった後、
すぐに出発する。
●●「氷室先生……。
今日は氷室先生と
わたしだけですけど……。
氷室「……わかっている。
念のためだ。
●●「はい……。
氷室「●●。
●●「はい。
氷室「……全員いるな。
コホン……
出発する。
ねぇ、いい教材があるんだけどさ!
どう? 安くしとくよ?
●●「あ、あの……
わたし、お金持ってませんから!
男 「支払いは毎月のお小遣い程度!
35年ローンもOK!
これで志望校合格間違い無し!
男 「ねぇ?
なんならお兄さんが先生になって
手取り足取り教えてあげるからさぁ!
???「その必要はない。
なぜなら、
彼女の教師は私だからだ!
男 「ギェッ!!
ヒムロッチ!?
氷室「彼女は私の生徒だ。
男 「ハハ、そうでしたか。
じゃあ、僕はこの辺で……。
氷室「そして君ははばたき学園の卒業生、
齋籐君だ。
齋籐君「うっ!!
……や、やだなぁ、
人違いじゃないかなぁ?
氷室「私は人違いなどしない。君は
ははばたき学園の卒業生、齋籐君だ。
君は志望校に合格したのか?
齋籐君「……氷室先生ごめんなさい!!
氷室「この辺りには時々
怪しげなセールスが出没する。
注意しなさい。
●●「は、はい。
……すみません。
氷室「叱っているわけではない。
私はただ……。
氷室「これからは私も極力注意する。
あ、もしかして
デートの相手さがしてるでしょ?
●●「あ、いえ、
わたし、待ち合わせで……。
男「いいからいいから!
どう?
オレと恋愛してみない?
男「ねっねっ、そうしな〜い。
氷室「結構。
男「な、なんだ、アンタ?
オレは今このコと……。
氷室「繰り返す。
結構。
以上だ。
男「いや、その、ですねぇ……。
氷室「なにか問題か?
男「い、いえ、あのぉ……
スイマセン。
氷室「●●。
君は隙が多すぎる。
注意が必要だ。
●●「は、はい。
すみません。
氷室「気をつけなさい。
私も極力注意する。
●●「……あの、なにか?
氷室「氷室学級の生徒に
ふさわしい服装だ。
●●「この服装ですか?
氷室「そうだ。
君にはそういう服装が
とても似合っている。
君には似合うようだな。
●●「あ、もしかして、この
(時計の名前)
ですか?
氷室「そうだ。
しかし、あまり華美にならないよう、
くれぐれも注意しなさい。
●●(氷室先生、この
(時計の名前)
けっこう好きみたい。)
流行しているのか?
●●「あ、はい、
そうなんです。
氷室「私は学生が流行に
左右されることを好まない。
しかし君には似合うようだ。
●●(やった。着てきて正解!)
●●「えっと、この
(アクセサリーの名前)
ですか?
氷室「近ごろよく目につくが、
流行しているのか?
●●「あ、はい、
そうなんです。
氷室「私は学生が流行に
左右されることを好まない。
しかし君には似合うようだ。
●●(この
(アクセサリーの名前)
にして正解。)
流行しているのか?
●●「あ、はい、
そうなんです。
氷室「私は学生が流行に
左右されることを好まない。
しかし君には似合うようだ。
●●(やった。この色にして正解!)
●●「あっ、はい……
その……。
氷室「何も気にする必要は無い。
学生の服装は、清楚で
慎ましやかならばそれで良い。
●●(うぅ……
そう言われてもやっぱり……。)
私は学生が服装に執着することを
好まない。
●●「……はい?
氷室「しかし、物には限度がある。
君はもう少しバランス感覚を
養うべきだ。
●●(しまった。
コーディネートに失敗した。)
●●「……はい?
氷室「その格好は……
いや、待ちなさい。
分析する時間を……。
●●「………………。
氷室「ダメだ……
全く理解できない。
●●(しまった。
へんな格好で来ちゃった。)
氷室「それでちょうどいのなら、
体脂肪率が高すぎるのだろう。
氷室「体脂肪率の偏りは
健康に著しい悪影響を与える。
気をつけなさい。
●●(ちょっと薄着すぎたな……。)
氷室「それでちょうどいいのなら、
自律神経に異常があるとしか
思えない。
氷室「一度医者に診てもらうように。
●●(ちょっと厚着すぎたな……。)
【ドライブ1回目】
氷室「シートベルトを締めなさい。 氷室「わかっている。 氷室「……何だそれは? 氷室「待ちなさい……
発進する。
氷室「危険回避のため、やむを得ず
急ブレーキをかけることがある。
気をつけなさい。
安心しなさい。
安全運転はドライバーの責務だ。
●●(ウン!
良い感じだよね。)
まったく意味がわからない……。
●●(う……
印象悪くしちゃったかな。)
何を根拠にそう思う。
私はA級ライセンスを持っている。
●●(あ〜もう、わたしのバカバカ!
印象サイアクだよ〜。)
【ドライブ2回目】
氷室「シートベルトを締めなさい。 氷室「ああ、好きだ……ドライブはいい。 氷室「……なんだと? 氷室「バカバカしい。
発進する。
氷室「●●。
私の運転はどうだ。
気をつけなさい。
運転に集中していると、自分が
マシンの一部になった気がする。
●●(ウン!
良い感じだよね。)
……私を挑発するつもりか……。
●●(えーと、
まあまあ、かな。)
何を根拠にそんなことを言う……。
……まったくバカバカしい……。
●●(う……
印象悪くしちゃったかな。)
【ビリヤード1回目】
氷室「それでは、入場する。 氷室「よろしい。 氷室「無駄だ。 氷室「学習意欲が無いのなら
氷室「ビリヤードはすばらしい。
これほど端的に物理の初歩を
学習できる遊技は他にない。
ノートを開きなさい。
基本的な玉の挙動を図解する。
●●(ウン!
良い感じだよね。)
君は私には勝てない。
●●(えーと、
まあまあ、かな。)
今日の講義は中止する。
●●(あ〜もう、私のバカバカ!
印象サイアクだよ〜。
【ビリヤード2回目】
氷室「それでは、入場する。 氷室「大変結構。 氷室「なに? 氷室「楽しいのか楽しくないのか、
氷室「ビリヤードは楽しい……。
●●。
君はどうだ?
興味の無いところに発展はない。
続けてみなさい。
●●(やったね!
バッチリ好印象!!)
……なるほど。
次回は別の講義を考えてみよう。
●●(えーと、
まあまあ、かな。)
どちらかにしなさい。
不愉快だ。
●●(う……
印象悪くしちゃったかな。)
【クラシック鑑賞会1回目】
氷室「座席番号は確認したな? 氷室「そう思うか? よろしい。 氷室「そうだ。しかし言い訳に 氷室「……君は完全に眠りこけていたな。
それでは入場する。
氷室「まもなく上演だ。
これより上演終了まで、
私語は慎むように。
氷室「完全だ……
完全な調和は人が完全に
なりうることを予感させる……。
それでは君も完全な生徒で
あるよう心がけなさい。
●●(やったね!
バッチリ好印象!!)
初めから何もしない人間は卑怯だ。
君はそういう人間にだけはなるな。
●●(えーと、
まあまあ、かな。)
●●(あ〜もう、わたしのバカバカ!
印象サイアクだよ〜。)
【クラシック鑑賞会2回目】
氷室「座席番号は確認したな? 氷室「大変結構。 氷室「あまりほめられた動機ではないが…… 氷室「それは君の能力不足で、演奏のせい
それでは入場する。
氷室「まもなく上演だ。
これより上演終了まで、
私語は慎むように。
氷室「素晴らしい演奏だった。
●●。
君は楽しめたか?
最近の学生には珍しく、君には
交響楽を楽しむ能力があるようだ。
●●(やったね!
バッチリ好印象!!)
君が交響楽を楽しむきっかけと
なれば、まあ、良い。
●●(ウン!
良い感じだよね。)
ではない。交響楽は聴く者に
一定の鑑賞能力を要求するからだ。
●●(あ〜もう、私のバカバカ!
印象サイアクだよ〜。)
【映画1回目】
氷室「上映時間ちょうとだな。 氷室「そうか。それは良かった。 氷室「そうか……それはすまなかった。 氷室「待ちなさい、それは違う。
それでは入場する。
氷室「すぐに始まるようだ。
速やかに着席するように。
氷室「この作品はホラー映画という
体裁をとってはいるが、
しかしその根底には……。
しかしこの作品をただのホラーと
考えてもらっては困る。
●●(ウン!
良い感じだよね。)
すばらしい作品なのだが……
君を怖がらせるつもりは無かった。
●●(えーと、
まあまあ、かな。)
この作品はただのホラーではない。
少し私の説明も聞いてもらいたい。
●●(う……
印象悪くしちゃったかな。)
【映画2回目】
氷室「上映時間ちょうとだな。 氷室「そのとおりだ。 氷室「これはフィクションだ。 氷室「いや……むしろ、
それでは入場する。
氷室「すぐに始まるようだ。
速やかに着席するように。
氷室「●●。
どうだ?
君の率直な意見を聞かせて欲しい。
この作品は人間の根元的な恐怖を
描いている。最早哲学と言える。
●●(やったね!
バッチリ好印象!!)
冷静さを失うな。
……まだ訓練が必要なようだ。
●●(えーと、
まあまあ、かな。)
君の血の気が多いのでは
ないだろうか……。
●●(あ〜もう、私のバカバカ!
印象サイアクだよ〜。)
【クラシックカー展】 ※課外授業と社会見学共通です
氷室「それでは入場する。 氷室「そう思うか? 氷室「たしかに、そう言われてしまっては 氷室「……もうよろしい。
氷室「見なさい。
この歴史に名を残す名車たちを……。
よろしい。
君はなかなか見どころがある。
●●(やったね!
バッチリ好印象!!)
二の句が次げないが……。
残念だ。
●●(えーと、
まあまあ、かな。)
後はひとりで見てまわる。
●●(あ〜もう、私のバカバカ!
印象サイアクだよ〜。)
【ドライブの後(友好のとき)】
氷室「●●。
家まで送ろう。
●●「はい。
ありがとうございます!
氷室「問題ない。
君の家は、私の家の近所だ。
【ドライブ以外の社会見学の後(友好のとき)】
氷室「●●。 氷室「では、ここで。 氷室「では乗りなさい。
氷室「わかった。
車で家まで送ろう。
寄り道などせず、まっすぐ
帰宅するように。
寄り道せず、まっすぐ
帰宅するように。
●●(せっかく誘ってくれたのに、
わたしってば、
ちょっと冷たかったかも……。)
【社会見学の後、家の前で】
●●「ありがとうございます、 ●●「ありがとうございます、 電話がかかってくる
●●「あ、ちょっと 氷室「どうした? 氷室「では、私はここで。 他の男の子と家の前で会う
氷室「待ちなさい、君。
わざわざ家まで。
氷室「問題ない。
私の帰路に君の家があるだけだ。
氷室「………………。
●●「……?
氷室「……それでは。
●●(氷室先生に
家まで送ってもらっちゃった。)
氷室先生。
わざわざ家まで……。
氷室「問題ない。
私の帰路に君の家があっただけだ。
待ってください。
●●「もしもし?
顔色が悪いようだが。
●●「はい……。
●●「あ、氷室先生、
わざわざ家まで、
ありがとうございました。
氷室「いや、問題ない。
……それでは。
●●「ありがとうございます、
氷室先生。
家まで送ってくれて……。
氷室「……彼は何か
誤解していないだろうか。
●●「さ、さあ……
どうでしょう。
氷室「では、私は帰る。