マ ナー考


 私たちは、しばしば「マナーが悪い」「常識がない」といった言葉を口にしたり耳にします。
 「マナー」とは規則やルールではないけれど、社会的なお約束事。それを用いることにより、
人間関係を円滑なものにするツール(道具)のひとつです。
 目に見えない、耳に聞こえない思いを形(言葉・態度)に表すには、ある程度の知識・スキル
(技術)、そして、慣れが必要です。
 知っているけれど、言えない、できない、使えないでは意味がありません。

 書店にはマナーブックのマニュアル本が数多く並んでいます。これも最低限の基礎知識とし
て頭に入れておくことは大切ですが、私たちの日常生活の中にはレアケース、イレギュラー
ケースが満ちています。マニュアルどおりにいかないからこそ難しいし、私たちの悩みの種とな
るわけです。
 「こんなこと、本に載っていな〜い!」と慌てないためにも、日頃から「こんな時どうする?」と
自分の中で想定問答を繰り返す癖をつけていると、とっさのときに混乱しません。

 ここでは、一見なさそうで実際には起こり得るケースをQ&A形式で挙げてみました。
 もちろん、マナーには唯一無二の回答があるわけではありませんし、時代の流れと共に
対応も変化し、それに伴いマナーのあり方や方法も変わっていきます。
 先ずは、ご参考までにご覧いただき、「自分ならこうする」「こうやれば、もっとうまくいくので
は?」といった個々のお考えを深めるきっかけになれたら、大変、嬉しく思います。
 


会社生活編Q&A
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