アザラシのレスキュー活動 |
5.もうひとつの準備
ひろお水族館ではこれまで163頭のアザラシを保護収容し、そのうち元気が回復し順調に育った40頭をリハビリし海に帰しててきました。 その際、彼らがどのようなルートをたどり生活しているのか調査する意味で、マーキングや標識の装着を行い、十勝・日高支庁および各漁業協同組合に個体放流の周知と追跡調査の協力をお願いしております。 1998年からは、後脚に追跡調査の目的で個体に装着したタグが漁網に絡む事故や標識の装着が放流された個体にかかる負担を懸念し、標識の装着を取止めました。 これに替る方法として、血液から抽出したDNA鑑定と生涯変ることのない模様による識別の二つの方法で、個体を特定することとし放流しております。 このため、放流個体の各部位の模様の写真をコンピューターに取り入れデータベース化するとともに、帯広畜産大学と北海道大学の協力を得て個体のDNA鑑定を行っております。 また、これらのアザラシの放流と当館の活動について、皆さんに広く知っていただくために、新聞社やテレビ局の取材協力も欠かすことはできません。 |
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このページは2005年11月3日に閉館してしまいました、北海道の「広尾海洋水族科学館」のサイトの一部を了承を得て保存し公開しているものです。
「あざらしみてきたよ!」 http://www.ne.jp/asahi/kanda/azarashi/