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命名遍歴

起きてる赤ん坊はデジカメではきれいに撮れません。

生まれて2週間が経ちました。子供の顔は毎日変わります、ほんとです。 でも、それはどこの子供も同じらしく、周りの人に一通り似るもんらしいです。 きっと、周囲の誰からも、かわいがられるための赤ん坊としての知恵というか、仕組みなんでしょうね。

さて、今回は命名遍歴を書き留めます。やはり極私事ですので、興味のない方は慎重にお避け下さい。 いつかあなたの参考になることがあれば。まあなんとも大変な作業でございました。

○第一候補 成生(ナルオ)・・・妻の発案
別にふざけてるつもりはなかったようです、意外に本気だったようです。 冗談だと思ってましたが。実際、妻は出産直前までお腹をさわりながら「ナルオっ」と呼んでました。 由来は、感想文『A2Z(山田詠美 著)』で紹介した主人公の浮気相手の郵便局員の名前。 あっさり却下しました、漢字はかっこいいと思うけど。

○第二候補 定政(サダマサ)・・・僕の発案
安易な省略を拒否する重みのある音感でありながら、画数を抑えて、文字バランスも良い、これはいいと 思ったんですが、周りからは???な反応が。。。姓名判断もよくって僕としては今でもいいと思っているのですが、 「え??さだまさし??」「いじめられるからヤメテ」との反応多数。残念ながら却下されました。

○第三候補 桂志郎(ケイシロウ)・・・僕の発案
最近の流行の傾向のひとつとして、「虎太郎」「健太郎」「凜太郎」といったちょっと古めの名前も 復活しています(参考サイト)。 古めの名前は素敵なのですが、却下理由は、僕の友人に「ケイ」くんと「シロウ」くんがいてちょっと恥ずかしいから。 「へえ〜子供生まれたんだあ。名前は?」って言って自分の名前が出てきたら、気持ち悪いよね。

○第四候補 謙輔・浩佑・僚祐・英紀・・・妻の実家の発案
ここ数年の流行は、「翔太」「雄太」「大樹」といったさわやかな音の名前が主流です。 多分女性が考えた名前でしょう。すいませんが、それを認めるわけにはいきません。 男が名前で呼ばれるのは子供のうちだけです。小学生の間が人生の華だった、なんてのはかわいそうです。

○第五候補 嶺慈(レイジ)・・・僕の発案
ちょっと難しすぎる漢字ですが、"嶺"という字がかっこいいかなあ、と。 そびえ立つ山というイメージで。まあ、プロセスの一環です。

○第六候補 悦司(エツシ)・・・僕の発案
トヨエツと同じ名前です。姓名判断が良かったし、それなりに歩み寄った名前でした。 トヨエツも別に嫌いじゃないし。しかし、東北出身の義祖父が発音できない、イツシになってしまう、などの 理由で却下されました。

○第七候補 嶺起(ミネオキ)・・・妻の発案
現代画家に難波田龍起(ナンバダ・タツオキ)さんという人がいて、これいいじゃん、ということに。 そこから、嶺起は?という話に。なんだか山が起き上がるようなイメージで、2文字の名前からストーリーを 作るという発想が。これって新しい発想かも?と。しかし、「嶺起」「龍起」とも「神谷」との姓名判断がいまいちで、残念ながら却下されました。

○第八候補 龍沖(タツオキ)・・・僕の発案
姓名判断の外格、つまり「神」と「起」の組み合わせが悪いことが分かって、 「起」って字、気に入ってたのにぃ、じゃあ、「沖」だったらどう?となり、「神谷○沖」まで決まり、あとは「龍」を当てはめるだけでした。 「龍」と「沖」で海の上を龍が昇っていく、みたいなイメージが素敵じゃん、と。姓名判断もばっちりで、 勤勉で度量もあって、人柄もいいって。音もそれなりに男らしく、それなりに呼びやすく、それなりに今風。

新しい流行としては、「陸」「空」「翼」などの自然を連想するもので、まあ次世代流行にもそこそこ乗ったな、と。 坂本龍馬や沖田総司などの歴史人物も連想させるし、「沖」ってなんか男前っぽい印象ない? そんなわけで、これで承認を貰いまして、役所にも登録しました。 男親が妊娠中にできることは意外に多くないでした。

最後に、僕が名前を考えるときに守った先祖代々の十戒をまとめて。
1.政治的イデオロギーを入れない。
2.同じく道徳的倫理を入れない。⇒とりあえず元気で幸せならそれでよい。
3.さわやかな名前はイヤだ。
4.多少発音しにくい位が丁度よい。
5.流行の名前にはしたくない。
6.日本男児としての品格を押し付ける。
7.個性的すぎない。
8.「斗武(トム)」とか「玲音(レオン)」とかは論外。
9.なよっとした音感はダメ。
10.10コ目は思いつかないや。

03.12.07


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