【下校途中の会話】
氷室「●●。 氷室「最近生徒の間で、 氷室「学園の教会について、
●●「そろそろ体育祭ですね。 氷室「期末テストが近い。
●●「そろそろ夏休みですね。 ●●「そろそろ冬休みですね。 ●●「そろそろ春休みですね。 ●●「そろそろ修学旅行ですね。 ●●「そろそろ氷室先生の 氷室「季節はもう春だな……。
君は学園の教会に伝わる伝説を
知っているか?
●●「はい……
聞いたことはありますけど。
氷室「そうか。
●●「……あの、
氷室先生が知ってるのは、
どんな伝説ですか?
氷室「私は知らない。
●●「そ、そうですか……。
氷室「そうだ。
また、興味も無い。
●●(……なんなのよ。)
学園の教会について
妙な噂が囁かれているな。
●●「妙な噂、ですか?
氷室「教会の地下に、
アンドロイド教師を作る
巨大プラントがあるという……。
氷室「そして、私がその
プロトタイプだという噂だ。
●●「アハハ、まさかぁ!
氷室「……フッフッフッ。
●●(氷室先生……?)
理事長に噂の真相を訊ねてみた。
●●「本当ですか?
教えてください!
氷室「理事長自身も正確なところは
わからないそうだ。
●●「なんだぁ……。
氷室「……あの教会は学園の創設者、
つまり天之橋理事長の父上だが、
その人が建てたものだそうだ。
氷室「教会の中には、
名のあるドイツのガラス職人が作った
ステンドグラスがあるらしい。
氷室「彼は、創設者の親友でもあったということだ。
●●(ステンドグラスかぁ……。
一度見てみたいな。)
氷室「そうだ。
氷室「……言っておくが、
氷室学級に敗北はありえない。
必ず学年優勝を果たす。
●●「あ、ありえないんですか?
氷室「ありえない。
私は半年前から生徒の身体能力を
分析し、綿密な計画をたててきた。
●●「はぁ……。
●●(……と、いうようなことを話した。)
準備は怠っていないだろうな?
●●「えーと、まぁ……。
氷室「……“まぁ”?
●●「い、いえ!
バッチリです。
氷室「よろしい。
●●(……と、いうようなことを話した。)
氷室先生は夏休み、
なにをして過ごすんですか。
氷室「決まっている。
2学期期末考査の準備だ。
●●「夏休みの内から、ですか!?
氷室「夏休みの内からだ。
楽しみにしていなさい。
氷室「……2学期の期末は嵐が起こる。
●●(ひゃあ〜……。)
氷室先生は、
なにをして過ごすんですか?
氷室「決まっている。
3学期期末考査の準備だ。
●●「やっぱりそうでしたか……。
氷室「休み明けを楽しみにしていなさい。
氷室「……春の嵐が吹き荒れる……。
●●(わぁん、
聞くんじゃなかったよぉ。
●●(……と、いうようなことを話した。)
氷室先生は……
新学期の試験の準備ですか?
氷室「正解だ。
●●(わかりますって……。)
氷室「何か言ったか?
●●「いえ、なんにも!
氷室「……コホン!
言っておくがそれだけではない。
友人と小旅行をする。
●●(へぇ……。
氷室先生にも、
そういう付き合いがあるんだ……。)
氷室「何か言ったか?
●●「いえ、なんにも!!
●●(……と、いうようなことを話した。)
氷室「そうだ。
引率のことを考えると、
今から憂鬱になる……。
●●「え?
どうしてですか?
氷室「……どうしてではない。
君たち生徒に聞き分けがないからだ。
●●「……お手数かけます。
氷室「そう思うなら、
少しは引率教員のことも考えてくれ。
●●(……と、いうようなことを話した。)
誕生日ですね。
氷室「たしかにそうだ。
君は他人の誕生日を覚えるのが
得意なのか?
●●「いえ、
べつに得意というワケでも……。
氷室「私は得意だ。
一度聞けば忘れない。
●●(……と、いうようなことを話した。)
●●「どうしちゃったんですか!?
氷室先生が季節の話題なんて。
どこか故障ですか?
氷室「………………。
君は私をロボットか何かと
勘違いしていないか?
●●「あはは!
そんなことありません!
氷室「……君も卒業だ。
いつまでも私の生徒ではない。
●●「はい……
3年間お世話になりました。
氷室「そうだな……。
氷室「君には本当に世話を焼かされた。
●●(……と、いうようなことを話した。)
【テスト181〜250位(友好のとき)】
●●「うわぁ……。
氷室「……君は、私の顔に
泥を塗るつもりか?
●●「氷室先生。
えーと、あの……。
氷室「努力無き者に、明日は無い!
氷室学級の生徒として、
自覚を持て!
●●(うわぁ、氷室先生
ごめんなさい!!)
【251位以下(友好のとき)】
●●「ハァ……
来週から1週間、
補習決定、かな……。
氷室「……君は、私の顔に
泥を塗るつもりか?
●●「氷室先生。
えーと、あの……。
氷室「氷室学級の生徒として、自覚を持て!
君には補習授業に参加してもらう!
●●(そ、そんなぁ……。)
【主人公の誕生日】
●●「はーい。 氷室「●●……。 氷室「……コホン! 氷室「……コホン! ●●「はーい。 ●●「はーい。
●●「ありがとうございます、
●●(“ジュラルミン製ペンケース”。) ●●(“ガラスの写真立て”。) ●●(“ショルダーバッグ”。)
●●「わっ、氷室先生!?
あ、あの、えーと……
あいにく母は外出していて……。
氷室「落ち着きなさい。
家庭訪問ではない。
●●「ハァ〜……そうでしたか。
氷室「……コホン……
君にプレゼントを持ってきた。
●●「プレゼント……ですか?
氷室「今日は君の誕生日だ。
●●「あ、はい……。
でも、どうして氷室先生が
わざわざ……。
氷室「……一人の人間がこの世に生を受け、
無事に育つということは、
それくらい尊い。
●●「あの、じゃあ、もしかして……
生徒全員にプレゼントを?
氷室「そうではない。
いや……。
氷室「私の用件は以上だ……。
失敬する。
●●「はい……あっ!
ありがとうございます!
●●「プレゼント、なんだろう?
●●「はい。
氷室「コホン……おめでとう。
●●「はい。
あけましておめでとうございます。
氷室「……そうではない。
今日は君の誕生日だ。
●●「あっ! はい、そうなんです!
氷室先生、わたしの誕生日を
覚えていてくれたんですか?
氷室「正月に生まれられては、
忘れようが無いだろう。
氷室「……コホン……
君にプレゼントを持ってきた。
●●「わぁ、ありがとうございます!
氷室「……そんなに
はしゃがなくてもよろしい。
帰宅中、事故に遭うぞ。
●●「はぁい!
気をつけます。
氷室「……以上だ。
失敬。
●●「ありがとうございます!
●●「プレゼント、なんだろう?
●●。
●●「あ、氷室先生。
お疲れ様でぇす!
氷室「フム……。
あ、いや、待ちなさい。
●●「はい?
氷室「今日は君の誕生日だ。
そうだな?
●●「はい、そうなんです!
氷室「……プレゼントだ。
●●「え?
氷室「……コホン、
誕生日おめでとう。
●●「あっ!
ありがとうございます!
氷室「静かに!
●●「はい……すみません。
氷室「以上だ。
●●「プレゼント、なんだろう?
●●。
●●「わ、氷室先生!
すぐ自分の部屋に戻りますっ!
氷室「待ちなさい。
●●「はい!
氷室「今日は君の誕生日だ。
●●「あっ、はい。そうです。
氷室「……プレゼントだ。
●●「え?
氷室「……コホン、
誕生日おめでとう。
●●「えっ?
あの、はい……
ありがとうございます。
氷室「……以上だ。
行ってよろしい。
●●「プレゼント、なんだろう?
●●「わっ、氷室先生!?
あ、あの、えーと……
あいにく母は外出していて……。
氷室「落ち着きなさい。
家庭訪問ではない。
●●「ハァ〜……そうでしたか。
氷室「……コホン……
君にプレゼントを持ってきた。
●●「プレゼント……ですか?
氷室「君は合宿中に、誕生日を迎えた。
違うか?
●●「はい……。
えっ!? もしかして、誕生日の
プレゼントをわざわざ……。
氷室「正解だ。
●●「はぁ。
氷室「……コホン……
誕生日おめでとう。
●●「あっ、ありがとうございます!
氷室「………………。
用件は以上だ。
失敬する。
●●「プレゼント、なんだろう?
●●「わっ、氷室先生!?
あ、あの、えーと……
あいにく母は外出していて……。
氷室「落ち着きなさい。
家庭訪問ではない。
●●「ハァ〜……そうでしたか。
氷室「……コホン……
君にプレゼントを持ってきた。
●●「プレゼント……ですか?
氷室「君は、誕生日を迎えた。
違うか?
●●「はい……。
えっ!? もしかして、誕生日の
プレゼントをわざわざ……。
氷室「正解だ。
●●「はぁ。
氷室「……コホン……
誕生日おめでとう。
●●「あっ、ありがとうございます!
氷室「………………。
用件は以上だ。
失敬する。
●●「プレゼント、なんだろう?
わざわざ家まで。
氷室「問題ない。
ところで……。
氷室「●●。
今日はどういう日だ?
●●「はい。
氷室先生とデートでした。
氷室「デートではないと言っているだろう。
いや……そういうことではない。
氷室「……今日は君の誕生日だ。
違うか。
●●「そうです!
氷室先生、わたしの誕生日、
覚えていてくれたんですか?
氷室「当然だ。
生徒の誕生日を覚えておくのも、
担任教師の務めだ。
●●「“務め”ですか……。
氷室「いや、
必ずしも務めということもない……。
●●「………………。
氷室「プレゼントを持ってきた。
●●「わたしに、ですか?
氷室「●●。
……コホン、
誕生日おめでとう。
●●「ありがとうございます!
氷室「……以上だ。
それでは、失敬。
●●「プレゼント、なんだろう?
●●(わぁ!
シンプルでかっこいい!)
●●(氷室先生の趣味なのかな……
大切にしよう!)
●●(これに氷室先生の写真を
入れたら、ピッタリかもしれない。)
●●(わぁ、実用的で使いやすそう!
今度、出かけるとき
持っていこうっと。)
【テスト181〜250位(好き以上のとき)】
●●「うわぁ……。
氷室「●●。
●●「氷室先生。
氷室「覚えておきなさい。
私は決して、君を見捨てない。
氷室「自分の実力を信じるんだ。
諦めるな、私がついている。
●●(もっとがんばらなくちゃ……。)
【テスト251位以下(好き以上のとき)】
●●「ハァ……
来週から1週間、
補習決定、かな……。
氷室「●●。
●●「氷室先生。
氷室「覚えておきなさい。
私は決して、君を見捨てない。
君の実力を信じている。
氷室「私の補習授業に参加しなさい。
●●(うぅ……。
しょうがないよね……。)
【お見舞い】
●●「あ〜あ……
寝てるのも、飽きてきちゃったな。
退屈……。
尽「ねえちゃん、入るぞ。
●●「もう!
部屋に入るときはノックでしょ!?
尽「へへへ……。
●●「なによ?
???「ノックをした。
今から部屋に入る。
●●「わっ、氷室先生!?
か、家庭訪問ですか?
あの、あいにく今は父も母も……。
氷室「……落ち着きなさい。
そうではない。
●●「は、はい……。
氷室「●●。
具合はどうだ。
●●「あの、お陰さまで、
もうずいぶんよくなりました……。
氷室「そうか……よろしい。
それでは宿題を置いていく。
●●「えぇ!?
氷室「“えぇ”ではない。
今日までいったい
何日欠席したと思っている。
氷室「遅れを取り戻すためには、
相当の努力が必要になる。
●●「ハァ〜。
氷室「宿題の提出期限は……
提出期限は、可能な限り早くだ。
氷室「……可能な限り早く、
学校に来なさい。
氷室「……コホン。
●●(氷室先生?)
氷室「私はこれで失礼する。
●●「はい……。
あっ、ありがとうございました。
●●(氷室先生、
わざわざお見舞いに
来てくれたのかな……。)