2001.8.11〜8.20
8月11日・目先の冒険。
今日は、面白い光景を見ました。先生がコンタクト買ってきたんです。
1DAYアキュビュー、使い捨てソフトレンズです。
なんてったって先生、初体験ですワ、目に異物を挿入する!
ものすごく緊張しています。指でまぶたをグッと押さえて必死の形相。
おい、開けている左目の方が、普通にしてる右目より小さいじゃないか!
リキむなー!怖がるなー!

・・えー、現在、入れるのではなくハズしているところです。
レンズ屋さんでも、自分で入れるのに1時間かかったそうで・・。
「乾いてると眼球に張り付くのよ、目薬さした方が取りやすいかもよ」
・・・・。ん?なんで固まる?
「目薬、自分でさせない。やって。」
・・・・。うわー、こっちが固まったよ。
あ、ダメ、目薬の先っぽ見ちゃ。どっか別の上の方に視線やって!
なるほどー、レンズはずす時も自分の指を見てるから怖いのかぁ・・。
まさに目からウロコ。(笑)

私はコンタクトは高校卒業時から使ってます。
両眼0.02。ド近眼。小学3年からメガネ使用。やっぱ遺伝かなぁ。
昔の少女マンガだと、メガネの冴えない女の子が美形男子に憧れてて、
出合い頭にぶつかってメガネが取れたら、アラ可愛い!ハート乱舞!
ってのが定番だったのよー。・・夢みてたなぁ。
最近じゃメガネっ子とかいって、かけてた方が人気あるのね、何故?
コミケとか行く女の子にメガネ率が高いからかしら・・?
オシャレなのも増えたしね。レンズも極薄、目が豆粒になることもなし。
あのグルグルしたレンズに点目でしたよ、昔の私は・・うるるる。
そのうえ、ぶっ太い三つ編み、ゲジ眉、出っ歯。
どんなに憧れようと美形とぶつかれもしなかった。女子高だもーん。

先日、話題の5千円でメガネ作れるお店の前を通りました。
すごい大入り、行列が出来てた。韓国で作るより安いんじゃない?
こういうデフレは歓迎〜!ファッション用に可愛いの買おうかな〜。
なーんて言ってる間に、老眼鏡の時代が来てしまふ・・。
遠近両用のコンタクトレンズも開発されたんだよね?
ふふふ、誰にも気づかれず老人化していくのさ。
老眼用のカラーコンタクトレンズなんて出来たらステキ。
白髪とコーディネートなんてどう?
・・うーん楽しみ。
その前になくならないでね!残りわずかな私の視力。

8月12日・はじめてのペアルック。
8月も半ばになりバーゲンもひと段落すると、秋物の服でないと目立つ。
暑さは相変わらずなのに、ちょっとシックな色合いでまとめてみたりして・・。
とくに渋谷・原宿あたりだと新シーズンものを着てなくちゃ恥ずかしい。
・・そんな風潮を感じて、いや言い訳にして、お買い物に出掛けた(笑)

忘れた頃にまだ70%オフとかやってるのは、池袋サンシャインシティ。
駅から離れてるぶん、安くしているんだそうですぜ。
狙うのはサンプル品とインディーズ系ブランドの夏の残りもの。
ファッション誌の秋対策をチェックし、いざゲームスタート!
制限時間1時間。すぐ疲れるからね。いつも自分で決めておくの。

初めて買った服って覚えてる?
ウチは貧乏だったし、上に3人、女のいとこがいたからお古ばっかり着てた。
中学2年の冬休みまで自分で服、選んだことなかったんだー。
仲の良かった浩代ちゃんが「スケート行くのにお揃いの服にしよう」って、
誘ってくれて、デパートにふたりで買いに行ったの。
はじめて足を踏み入れたヤング向けコーナー。そこは秘密の花園。
帽子かぶった少女の後ろ姿がプリントされた白いセーターを手に取った。
でも、浩代ちゃんが選んだのは、ハーバード大学のワッペンが付いた
霜降りグレーのVネック。・・初心者の主張はあえなく落選。
お年玉使って、同じセーターの入った袋抱えて、嬉しかったけどね。

それから数週間後、私は白いセーターを手に入れた。
自分で決めて、自分で買っちゃった。大胆なことをしたものだ。
高卒後、上京した時の荷物は、蒲団袋と小さなダンボールひとつだけ。
そこには自分で買った服はたったの一枚も入っていなかった。古着のみ。
あのセーター以来、他に買う必要なかったんだと思うなー。
ウチの高校って外出は必ず制服って規則だったから、たとえ町内でも。
入った演劇科には現役モデルがふたりもいた。オシャレだった〜。
・・工夫することと、働くことを覚えた。

本日の戦利品は、ワイドパンツと、カーキのと黒いレースのスカート。
服を選ぶことは、自分を選ぶことでもあるよね。
お高い洋服を選び、着こなせる女に早くなりたいものだわー(笑)

8月13日・のほほんと風が来ました。
この夏、いちばん忙しい・・かもしれない、もりしゃんと逢った。
今月のスケジュールは真っ黒。・・肌は真っ白なのに。(笑)
冬にやった「ハンター×ハンター・ミュージカル」の再演があるんだ。
今日から劇場入り。楽屋に荷物を置いた後、少し時間が取れるっていう。
高島屋のハンズ1Fで待ち合せして、目覚まし時計なぞ見ていると、
向こう側からにフワフワのパーマの頭がのぞいて、手を振った。

「楽屋でシャワーあびてきちゃってー、もう僕、おネムなんですぅ〜」
・・癒されるなぁ、もりしゃんの甘えた声。
舞台ソデで衣装早替えする時、すっごく暑いんだって扇風機を探してる。
オモチャなちっこいのから全部回して、顔に当てて、体感〜。
どーしようかなー、欲しいな、でもウチワでも同じかなー、やっぱイイな・・
迷うと長いよ、もりしゃんは。いっつも何かに迷って悩んでる。
でもそんな時、ちょっぴり楽しそうにも見える。
私は、散歩中に迷子になってみるのが好きだ。うろうろするのは楽しい。
もりしゃんは、そんなふうに自分の頭の中でうろうろ散歩しているのかしら。
「あ、コレ希望小売価格こんなですよ」在庫の箱あけて確認してるよー(笑)
お安くなってた値段に後押しされて、扇風機お買い上げ。
ミュージカル中の憩いの場が出来るわけですねー。

御飯は、季節の天ぷら御膳をいただきました。うー、美味しい〜。
お塩を入れる小皿にお醤油さしちゃって失敗するも、板さんと明るく会話し
笑いに変えるもりしゃんである。そして、気持ち良いくらいよく食べる。
それから、発売されたばかりの「つくしんこライブ」のビデオを受け取る。
パッケージからして「レアでーす!」って宣言してるなー。
みうらじゅんがコレクションに加えそうだ。
んで、タモリ倶楽部あたりで、流したりして・・。
・・ま、いいや。・・今度、サイン書いてね。

たあいもないオシャベリしながら、新宿駅をぐるり。
長い立ち話。もりしゃんの波長に合わせてると優しい気持ちになれる。
さぁ、もう一度劇場に戻って、扇風機の仕込みだ。大変だねぇ。
ミュージカル終わる頃には秋になる。もっと大変で忙しい秋になるかも。
そうなっても変わらずに、くにゃ〜んとした笑顔で接して欲しいぞ。
はあー・・、ホント幸せなオバサンね、あたしって・・。
ファンのみなさま、ごめんなさい。

8月14日・お城に就職、サリーちゃん。
私の友達にしては珍しくスーパー理数系のサリーちゃん。
滑り止めで入った早稲田卒業する時、一流企業に就職が決まってたのに、
「このままじゃ俺の人生つまんない」と旅劇団の音響さんとかやってた。
空想遊戯にいた頃は、青山こどもの城(通称・城)勤務で映像担当。
映像はもちろん、どんなメカでも作ってくれる私の魔法使いだ。
4年程前かな?ふたりでテルミンにハマッて、資料を探して手作りしたの。
そう、映画公開で話題のテルミン。そんなこんなで久々にデートです。

きょう観たのは「テルミン」じゃなくて「チェブラーシカ」ロシアの人形劇。
映画の前に「ロゴスキー」でロシア料理のランチ。安い割にリッチな気分。
お腹ごとロシア人になったところで、ユーロスペースに向かいました。
かなりの客数。ぬいぐるみは売切れ〜(泣)パンフが絵本な装丁で感涙もの。
チェブラーシカはロシアで有名なキャラクターなんだって。
大きな耳が特徴のサルとクマの中間みたいな超キュート不思議生物。
とにかく弱い。消え入りそうな声。上目使いで寂しそうに見る。
チェブラーシカとは「バッタリ倒れ屋さん」て意味なの。よろよろくん。

ロシアの子供たちは、このお話観て笑ったり学んだりするんだな・・。
動物園でワニとして働く孤独なワニのゲーナと、友達作る為に家を建てる。
みんなで住めば友達になれるかもしれない!手伝いにいろんな人が来てくれる。
完成した日「これから友達になりたい住人名簿」にサインをしてくれって言うと、
みんなは「もう友達じゃないか」と拒否する。チェブラーシカは悲しくて泣く。
「じゃ、この家は、幼稚園にしたらどうだろう?」
「・・僕、ここの幼稚園で働きたいな・・。おもちゃとして・・。」
身分相応の労働は重要らしい。なんか微妙なズレ具合が面白いでしょ?

理解に苦しむのは、なんでも結果オーライなところ。
良い事をしないとボーイスカウトに入れないからって、掘削機を盗んで(!)
勝手に道路を掘り起こして公園を作ってしまう。お巡りさんはそれを見て、
「子供たちが喜んでいるから、これは良い事」と誉めてくれるんだ。
・・「今、住んでるのはロシア人だから」北方領土も還って来ない訳だ(笑)

お茶した後、パソコンショップや本屋のディープな専門書コーナーを探索。
すっごい知識豊富!店員に聞くよりわかりやすい。便利だわ〜。
急激にノートパソコンが欲しくなる。HPも自分で作るべきよねぇ・・。
帰り際、携帯のメールアドレスを交換しようとしたら・・サリーちゃんてば
自分の携帯への入力がわかんないの!天才ってさ、妙なとこ抜けてたりする。
そんなところがあるから、友達していられるんだナ。
アドレスは、マハリクマハリタ・・?サリーちゃんになりきってるよ(笑)

8月15日・靖国神社問題で考えたりして・・。
終戦記念日だ。イメージするのは甲子園、正午の黙とう。
「空襲の後、前の家の屋根に誰かの足がひっかかってた」なんて話を
祖母はしてくれたが、実感として湧きゃしなかった。
戦争をしてた人たちは、まだ生きている。
通りを歩くおじいさん、人をたくさん殺したことあるんですか?
あの頃のあなたは、今と何が違ったんですか?

私はニュースや新聞を毎日、真剣に見ているわけではない。
断片的に情報が入ってくるだけ。だから靖国神社の問題も何が問題なのか、
今ひとつ分かりかねる。というか、知りたい事が情報の中から探し出せない。
もしかしたら、すごくトンチンカンな事なんだろうけど・・。

靖国神社って神社だから、神道よね?中国は仏教、韓国は儒教思想でしょ?
神道の死生観って外国の人に、ちゃんと伝わっているのかなぁ・・。
韓国に行った時、ガイドしてくれた大学生の男の子が言ってた、
「韓国では先祖がいつどんなふうに死んだか、とても大切なんです。」
老人は地位が高く、家族はいつまでも死者を「個人」として思っている。
日本人は、死んでしまったら魂に罪はないと、なんとなく思っている。
産まれてすぐと一年の始めには神社に行き、結婚式を教会であげ、死んだら
お寺に行く日本人。けど一般的に輪廻転生を信じてたり、死生観は統一してる。
きっと外国からは理解しがたい独自の考え方。(それを文化というんだけど)
国によっちゃ墓参りは死者のやった行為を賛美する意味になるのかもしれない。
日本の首相が「あなたの生き方は素晴らしい」と戦争した誰々の墓に行く、と。
神道なんて宗教は日本だけのものだもんねー。説明しなくちゃ。

政治に宗教を持ち込まないって法律の問題は国内だけで論議すればいい。
不思議なのは、小泉さんを応援する為に国旗配ったりする人々。
自分の正義の押し売りって感じでさー、なんかキモチワルイなぁ。
教科書問題でストーカーじみた反対運動する人々も同じキモチワルさだ。

市ヶ谷の防衛庁が六本木に移転が決まった頃、一般公開に参加したことがある。
東京裁判のあった所。天皇しか使えない特別な階段にはロープが張られてた。
地下豪にも案内される。本土決戦に備えての場。換気扇は日立、まだ回る。
庭園の石灯ろうが換気扇の通風坑なの。すごい設備なんだよ〜。
そこには大勢の魂がまだいた。ギボアイコとか来て怖がったんだって。
卒倒する人も多いんだとか・・。ああ、確かに集まってるのを感じる。
「もう戦わなくていいんですよ」安らかにお眠りください。
私たちに出来ることは、せめてそう祈ることだけだ。

8月16日・ライオンとの暮らし。
小粥家では、父・母・そして弟のまーくん、全員が獅子座の生まれだ。
どういう縁か先生も獅子座。無意識に家族を選んでしまったのー?
プライド高く、俺が王サマな獅子座。明るく強く元気な夏の太陽。
あ〜、そんなにいくつもに照らされたら、蟹は干上がってしまうわ〜。
とかいいつつ、あまりに日常なので人間の基本形かと思ってたりする。
友達にも多いのよねー。サリーちゃんとかLINDAさんとか・・。
(・て、うわー、名前並べるとナニ人?て感じー、しかも両方オトコだし)

きょうは、弟・まーくんの誕生日なのだ。40才、大台に乗ったな〜。
40にもなって、まーくんて呼ばれたらイヤかしら?
あたしが東京に移り住んで24年、で5回くらいしか会ってないからねぇ、
中学生の頃のイメージから変化していないのよね。
いやいや、現在はハゲのオッちゃんです。顔見れば弟と認識は出来る。(笑)

・・と思うでしょ?さにあらず。5年ぶりに会うことになり、駅で待合せした時、
ヘンな男が近寄って探るように顔のぞき込んで「もしかして・・お姉さん?」
て聞いてくるまで、私は気づくことが出来ませんでした。
げー、すぐ近くにいたのに・・。探してキョロキョロしてたのに・・。
そんな自分にビックリした〜〜!・・けど事実。
毎日一緒に暮らしてたら空気みたいな存在になっちゃってて、見えてなかった?
けど、ふつう弟の顔、忘れるかー?たった5年で。
このへんが私の人間として欠けている部分なんだよなぁ・・。

まーくんには、みどりちゃんて名前の子供がいる。8才か9才だと思う。
去年の父の葬式で初めて対面させてもらえたの。赤ちゃんの写真以来よ。
いやー、アセッた〜。だってソックリなんだもん、あたしと!
「クローン作ってみましたー。」絶対、信じるって、この子なら。
みどりちゃんも血を感じたらしい。即、親友になった。

リチャード・ドーキンスだっけ?身体は遺伝子の乗り物だって説。
従兄弟までの範囲で子孫がいれば、そのDNAは未来に残される。
生物としての役割りは達成されてるんだそうだ。
・・ふーん、残ったかー、あたしの素。

冠婚葬祭でもないと集まらない家族。
電話番号も年賀状調べないとわからない。
それでも誕生日は忘れていない。ずーっと、まーくんは弟だから。

8月17日・毛根を焼く裸のサル。
「なぜ美人ばかりが得をするのか」タイトルからして喧嘩売ってる本読んだ。
チーズ探す話ではなく、生物・社会学的な統計がバンバン紹介されて、
美人が得する証拠をあげられちまう。説得力にヘコんだわ。
思わず贔屓してしまうような魅力のあるタイプを人は「美人」と呼ぶ。
ああ、生まれ変わるなら男でも女でもいい、美人な人生歩んでみたい。

外見はある程度、お金で買える。
飢えた国では痩せているのは貧乏な証拠だが、米国ではお金のある証拠だ。
スリムな身体は、ジムやエステで手に入れるものだからねー。
身体的なコンプレックスで卑屈になるのは、なまけ者の思考かも・・。
忘れかけてた野望がリターンマッチを挑んで来たぜ。
よし!夢に向かってGO〜!ざんすっ。ピュ〜ッ(走っていく音)

ほほぉ、ここのサロンでも施術着はピンクだわ。
脱!長年のコンプレックス!といえば、私の場合、毛であーる。
ああ、憧れの永久脱毛。でもエステのニードル式なんて毛穴ひとつひとつに
針さすのよ、怖い怖い。皮膚科の医療レーザーだって、相当痛いらしいぞ。
痛いのヤダ、野望も簡単に捨てるね。ところがここは痛くないと雑誌に出てた。
プラズマフォトンレーザー!・・てロボットアニメチックな脱毛システム。
両ひざ下をトライしてみました。筒みたいな機具の先を押し当てていくだけ。
ピ・ピー、移動、ピ・ピー、移動。ふたりがかりで表裏、20分位かなー。
たまにアチチだけど、ぜんぜん気になんない。寝そうだった。
タオルで冷やして、もうおしまい。なんだ、あっけなかぁ〜。

刺激のないぶん、時間はかかるらしい。
6回施術が基準で、その後3年間はフォローしてくれる契約。
まとめると割安だっちゅー話に乗せられ、数カ所申し込んじまったよー。
あ、しまった!こんな真夏に毛を伸ばしておかなきゃならん。
もし何かの際に見かけちゃったとしても、工事中なんで見ぬふりしてちょ〜。
そしたら来年は、ツルピカボディご披露してさしあげてよ。
えー?おばさんのナマ足、見せられんの?そりゃ、罰ゲームだ。
あーあ、もっと若い時にこーゆーのあったらなぁ・・。
みなさんも野望と美人の賞味期限には気をつけましょうねー(笑)

8月18日・浮気しました。
ぶわはははは。買っちゃいましたー、VAIO!
ネームバリューとルックスオンリーで決めました。
新型ノートパソコンでピカピカ黒に銀の縁取り、女性向けだって。
キーボードが白くて、まるでおもちゃのピアノみたい。
昼前に届きました。早速、梱包をほどいてスイッチ・オン!
ありゃー、しまった。ぜんぜんMacと違うのね・・。
とほほな程にチンプンカンプンだわ。ふへへ。

だいだい今のiMacも宝の持ち腐れ。家に例えれば玄関入った程度よ。
押し入れの中に何が収納されているか確認すらしていない。
もう少し深く愛してあげたかった。でも性格悪いバクダン娘なのコイツ。
丸くて可愛い後ろ姿も、部屋の隅の机に置いたら横顔すら見えやしない。
こういうコは、広くモダンなオフィスにポツンといるから魅力的なのね。
ま、当分は併用。引越し先は狭いから、ノート活用予定。

世の中の流れは、Windows。扱えないと不便だわー。
あたしはいつでも選択ミスよ。ビデオはベータ、携帯はツーカー。
パソコンの文字もひらがな入力で練習しちゃった。
ちっちゃい「っ」とか「にょ」とか変換するのどーやるのー?
すっかり初心者。見つけましたけど、一覧表は。ふぅ、時間かかるのぉ。
またきっと最低のことだけやれるようになったら、リタイアしちゃいそう。
根気もなければ、必要にも迫られてないんだもん。

学習を支えているのは、向上心と好奇心のエネルギー。
「若さ」を分解するとコレが重要な構成要素でしょう。
さぁ!新鮮なうちに集中してレッスン、レッスン!がんばるぞー!
この日記もVAIOで書けるようになったら報告いたします。
というわけで、 このへんでiMacからの中継を終わらせていただきます。
おやすみなさいまし。
え?・・いや、睡眠時間は削らないっスよ〜。

8月19日・人気と踊るなら足下に気をつけよう。
客席にコスプレ族もいる!若い女の子で満員のスペース・ゼロ。
アニメ、ハンター×ハンターをミュージカルにした舞台、観劇。
冬の初演では、声優さん自身がその役を演じるって企画そのものが新鮮で、
やる側も、こんなんでいいのか?→えーい!やっちゃえ!な勢いがあった。
「キャー!キルアそっくり、ゴンちゃんうまーい、ヒソカが踊ってるー!」
ファンは、実物がいる驚きと、声優が踊れて歌えて動ける俳優であることに
興奮できたことだろう。ミュージカルイベントとして大成功だった。
ところが今回は、その武器は使えない。もう、雑誌などで知れ渡った。
カツラ付けて踊ったところで、もはや当たり前になっちゃってる。
ストーリーさえ知ってる人も多い中、どう作り直したか、興味津々。

トップの導入部すごく良くなってた。初演で唐突な唄入りされてポカンだった
のが解消されスムーズ。ムダなくテンポよく、なにより空間構成が表を向いて
くれたので表現が散漫にならなくなった。
舞台セットが色調のせいか安っぽく見えるなぁ。汚しか立体感が欲しい。
あぁ、役者の顔に疲れが見える。そろそろたまる時期だよねぇ・・。
竹内順子の立派な座長っぷり。磐石な歌唱力、演技。強い安定感。
この人は何と戦っているんだろう。内なるものが煮えている。

悪役チームは個性が薄くなった気がするなー。人間らしくって演出なのかな。
最初は恐ろしい魔物に見えていいんじゃないの?追い詰められた狂気がない。
積年の怨をぶつけておかないと、後半にジンと来ない。落差ないんだもん。
知ってるよー、LINDAさんももりしゃんも身体ボロボロだって。
けど、アクションの為のアクションになってないか?
葛藤のドラマ抱えてるのに、心が痛くならない。・・もったいない。
子供向けの割に情報量が多すぎるから、脇はヤラレに徹してるの?

浜風が吹いたのを感じたんだよね、初演で4人が後ろ姿の時に・・。
アニメのキャラが生きているって不思議は感動モンだって、発見した。
今回、テンポ良すぎてメリハリとためがなかったな。完成度は高いんだけど。
もし次があるんなら、カメラ・歓声OKのショータイムを作って欲しいね。
モー娘。のミュージカルみたいにさ。ファンのエクスタシーは満たされる。

終わってから楽屋に行くと、まだ唇の黒いもりしゃんがふわふわしてた。
加奈ちゃんはセーラーカラーのバスローブ着て、テンション高い。
LINDAさんは足首の捻挫が痛々しい。あともう少し、頑張ってね。
先生が言った「もりしゃんは動くとカッコイイなぁ・・」
ふん!今頃わかったか。ちょっとハナの高い私なのだった。へへ。

8月20日・閉息と空白の系譜。
なんだかイヤ〜な感じの事件が続くね。
カブト虫が死んで「電池が切れた」といってた子供たちが大人になった。
14才、17才、話題になる年代は、そのまま育っている。
何を間違えてしまったのか、私にはよくわからない。
なぜなら、私自身がその親にあたる年齢だからだ。
ヒトを育てる。他者であって他者でないものとの関わり方・・。
親になるって、オトナになるの次になるべきもの。
犯人は「ウチの親だって殴った」と供述したらしい。
ギリギリ、ゴミ袋に入れられないで済んだ子供たちが、また育っていく・・。

いしだ壱成が大麻所持で捕まってしまった。
(顔、似てるってよく言われるのよ私・・関係ないけど・・)
困るなぁ。「大江戸ロケット」のチケット買ってあるのに・・。
座長公演中にわざわざ初めてヤらない。普段からヤッてたって証拠だな。
薬物の怖さはイメージとしてある。でも、渋谷109の前で堂々と合法ドラッグの
マジックマッシュルーム売ってるし、欲しかったらドンなものでも手に入る。
私は、日本国民として法律は守る。てゆーか、タバコとかも嫌いだし。

正直な話、自分の右と左に座ってる友達が吸ってて前を行き来してた事もある。
お酒と同じで、溺れなきゃ中毒にはならないって。依存って意志だからね。
法律で認められてる国もある。タバコの方が健康によくないって説もある。
他人には何も迷惑かけてない。個人の嗜好品なんだよな。
酒飲むヤツが全員、アルコール中毒になるわけじゃない。
そんなことを話してくれたカレは、海外逃亡中。
すごく優しくて自由で、ぜんぜん怖い人じゃなかった。
カレのバンドに参加して口琴鳴らした。隣で唄ってるカレの顔は幸せそうだった。

ただなんとなく、ツマンナイ生活に刺激を求めてハマるのは何であれ危険だ。
法律は、お酒やタバコを20才を過ぎて、オトナになってから許可している。
そこには、意味があったはずなのに・・。

いしだ壱成がオトナかどうかは知らないけど、その感性と才能は好きだな。
「毛皮のマリー」での存在感も、THE BIG BANDでの遊びっぷりもセンスあった。
人間のバランスって微妙だ。罪を犯す人の自覚はどこから生まれるのだろう。
社会と他人と自分との正しい関係を、誰かに座標を書いて教えてもらいたい。
けど、道徳から少しばかりハズれた人が魅力的であることも、否めないよねー。