"松茸づくし"を頂く旅 2007.9.16

今年の夏は猛暑で、日本各地で最高気温の記録を更新しましたねぇ。
おかげで生まれて初めて、夏バテで「食欲が落ちる」という体験をしました。
胃腸の調子も悪くなり「こりゃやせるかも♪」と期待したのですが
涼しくなってきたら俄然食欲が出てきて
「松茸をおなかいっぱい食べてみた〜い!」という欲望まで湧いてきたのでした。
ついでに上田のお城跡も見て、小布施で果物買って、立ち寄り湯もしようよ、
と次々と欲が出て、松茸で有名な別所温泉を目指すことになりました。
別所温泉へ

別所温泉へ行く途中、上田城へ寄りました。
お城そのものは残っていませんが、立派な石垣に歴史を感じます。
樫などの落葉樹の大木が多いので、ドングリ拾いをして楽しみました。
上田城址

別所温泉までは、のどかな田舎道で気持ちいいドライブ。
一方、別所温泉につくと細いクネクネ坂道。
北向観音の奥にある有料駐車場に車を停めて、立ち寄り湯の「大師湯」へ。
番頭さんにおばあちゃんに入湯券(150円)を手渡します。
開放的な脱衣所と、5〜6人入れるくらいの円形のタイル張りのお風呂。
この昭和チックな古さが和みます。
古くても手入れが行き届いているので、気持ちよく過ごせました。
ここのお湯は、無色透明の硫黄泉で「掛け流し」。
美肌効果のあるアルカリ性の湯が絶え間なく流れ込んでいます。
実際に浸かると、じんわりと肌に温泉成分が染み込んでくるような気がします。
やわらかスベスベお肌になれました♪

別所温泉街にある飲泉所?でこのお湯を飲んでみると
お粥のような味がしておいしいです。
大師湯
女性浴場

「大師湯」から15分ほど歩いたところにある「安楽寺」へ足を伸ばしました。
ここには国宝八角三重塔があります。
下から見上げると巨大シイタケに見えました…
八角三重塔
松茸山 城山園

いよいよ松茸づくしが頂ける「城山園」へ向かいます。(”じょうやまえん”と読みます)
舗装された道から反れて山道へ・・・この道がとんだクセモノで
車が行き違えないほど細いので何度もヒヤヒヤしました。
城山園の近く、駐車場というか路上駐車のような感じで、皆さん車を停めています。
そこからお店まで、赤松の林を5分ほど歩くと到着です。
城山園 外観
私たちが座った席
窓からの景色
店内の様子…木が!

今回、私たちが予約したのは5500円のコースと、松茸の姿焼き3200円。
コース内容は、松茸なべ、松茸どびんむし、松茸お吸い物、松茸ごはん、
香の物、松茸てんぷら、他一品の全7品。
特に「松茸なべ」(すきやき風)は、味も見た目にも感激。
山のように松茸が盛られている贅沢な景色…すんばらしい。
だって松茸って「気配はすれど姿は見せず」って存在でしょぉ?
それがシャクシャクっとたっぷり味わえるんだものぉ、あぁ幸せだぁ。
このお鍋の最後に松茸エキスの染み出たおつゆが残るので
「うどんが欲しい!!」と心から思いました(T_T)
ふとメニューを見ると6500円のコースには、うどんがサービスでついている!!
来年は(←もう来年も来る気まんまん)6500円のコースにするぜぃ。
松茸なべ 松茸たっぷりです(^-^)
土瓶蒸し
松茸天ぷら
松茸のお吸い物
松茸姿焼き〜♪
松茸焼けました
小布施

小布施は大好きな町…美味しいものがたくさんあるから。
目当ては、道の駅「オアシスおぶせ」の駐車場のほうに産直のお店。
ここに並ぶ新鮮な果物や野菜がとても美味しい。
特に大粒の巨峰(一房500円〜)が美味しくて、これを買うためだけに出かけてもいい。
というわけで、巨峰や梨などを購入。

もう1つのお目当ては、竹風堂の栗おこわ。
これは小布施の町にある本店で購入する。
この栗おこわは、栗をうっすら甘く煮ているところが美味しい。
甘露煮みたいにベッタリ甘いんじゃなくて
うっすら〜と甘いの。
これが大好物なのだけど日持ちしないので小さいのを購入。
おぶせ温泉

ちょっと仮眠もとれたらいいな、と思って寄った「おぶせ温泉」。
ところが開放された座敷は、地元の老人たちのカラオケ会場と化していた…
仮眠はあきらめて食事処でカレーを食べていると
うまい人がいるんだよねぇ、カラオケ。
思わず聞き入りました。

おぶせ温泉、施設は古くてあまり清潔感もないんだけれど
お湯はすばらしかった!
泉質は、カルシウム・ナトリウム硫酸塩塩化物泉。
にごり湯で、掛け流し。
内湯は濃度が濃い感じで、露天風呂は薄く感じる。
肌がみるみる復活していくようなお湯でした。

ちなみに、隣に'01にオープンした「あけびの湯」があるので
次はこっちに行ってみようかな〜と思っちょります。

旅行後記

松茸ってこんなに美味しいものだったのか!と感激する旅でした。
今後、秋の松茸づくしは我が家の恒例行事になるでしょう。

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