憧れの温泉宿「金具屋」「熊の湯ホテル」へ 2005.6.10〜6.12

愛車R1で、憧れの温泉へ行きたくなりました。
一日目は渋温泉の「金具屋」、旅館が国登録有形文化財の歴史ある温泉宿。
2日目は志賀高原の「熊の湯ホテル」、なんと緑色の湯が沸く温泉です。
1日目・・・6月10日・・・
小淵沢 清泉寮 白樺湖

早朝6時に、自宅を出発。もちろん愛車スバルR1で♪
9時。中央道を小渕沢ICで降り「道の駅 小淵沢」へ。足湯でドライブの疲れが癒されます。
清里へ向かい「清泉寮」にて名物のソフトクリーム300円を頂く。
ここ、甲府出身の友人のオススメスポットです。ありがとう、ゆきちゃん。
ここのソフトクリーム、練乳ぽく、ちょっと氷っぽく、とても美味しいです。
清泉寮からの景色も良くて、のんびり。
ところで、清泉寮って寮?なんなの?と看板を見たら、
もともとは宣教師のポール・ラッシュさんが研修施設として建てたものだそうです。

白樺湖手前で、湧き水を汲む人だかりを発見。
女神の氷水」と看板も立ってます・・・生水を飲んでいいものか迷いながら飲む・・・うまい。

桧原湖畔で、早起きとドライブ疲れで仮眠。30分ほど。

ビーナスラインを行く予定だったけれど、予定より遅れ気味なので大門街道を行くことに。
14時、車山高原にて。ゆばそば\1000、にじますそば¥900を頂く。

清里の景色
女神の氷水
渋温泉 金具屋

17:40金具屋にチェックイン。
ネットで見たよりもずっと重厚で煌びやかです。
すてき・・・今まで宿泊した宿で最も豪華。
金具屋 外観
私たちが宿泊したお部屋

なにはともあれお風呂。
金具屋には8つのお風呂があり、そのうち5つは貸切風呂で
残り3つは男女入れ替え式になっています。
貸切風呂は、予約要らずで、空いていれば自由に入ることが出来ます。
また、源泉かけ流しの風呂はそれぞれ泉質も違うのでした。
で、私たちの部屋の目の前にある貸切風呂「岩窟の湯」へ。
狭〜いけれど、夫婦水入らずで入れる温泉はうれしいですねー。

その他、私たちが入ったお風呂。
八つのお風呂全部には入れませんでした・・・無念。
和予の湯(貸切風呂)
龍瑞露天風呂

夕食は土地のものがたくさんで、味も見た目も良しでした。
馬刺し、茸の土瓶蒸し、そば粉をまぶした地鶏のじぶ煮、カニ団子の天ぷら
ナスのオレンジ煮?梅のシロップ煮?抹茶のムース・・・などなどお腹いっぱい。
ご馳走様でした。
夕食

食後、渋温泉の町をそぞろ歩き・・・
21時過ぎていたので、店は殆ど閉まってたけれど射的屋さんが開いてます!!
射的 戦利品

23時ごろ「浪漫風呂」へ。
ステンドグラスや噴水が施されたレトロモダンな大浴場・・・のはずなのだけど
暗くて誰もいない深夜の大浴場。怖い(T_T)
歴史があるばっかりになおさら怖い。
でも金具屋の名物風呂なので体験しとかねば!と気合で入りました。
その頃オットは「鎌倉風呂」へ。
こちらは鎌倉時代の様式のよる檜造りの温泉浴堂で
瓢箪型の浴槽と高〜い天井が特徴です。
深夜、高い天井は闇に包まれてどこまでも遠く何かいそうで
やはりとても怖かったそうです。
夜の浪漫風呂
朝の鎌倉風呂

気になる宿泊料は、リニューアル記念の特別プランで、1人¥14,850でした。
私たちにはちょっと贅沢なお値段だけれど、宿泊してみると納得の価格設定だと思いました。
またいつかゆっくり宿泊して、渋温泉の外湯巡りもしてみたいです。

部屋からの景色

煌びやかなエレベーター

大広間
2日目・・・6月11日・・・
小布施 栗と北斎館

10時に金具屋をチェックアウトし、栗の産地「小布施」へ。10:40着。近い。
小布施は葛飾北斎が晩年過ごした土地だそうで、「北斎館」という美術館があります。
入館料は大人 500円なり。
日本画が好きなオットが大喜びで、私は「ふ〜ん」という感じで見ていたら
菊の絵がステキだったわぁ〜。迫力!!
それで買っちゃったわ・・・猫の複製画。額つきで3000円ほどでした。

小布施は小京都という趣で、小さな町並みですが風情があります。
プラプラ散策するのも楽しい。
私たちはお焼きを食べたり、竹風堂の「栗おこわ」を買って過ごしました。
この栗おこわ、栗がうっすら甘く煮てありとても美味しいのです。


小布施の小道

竹風堂の栗おこわ
善光寺
13:30、イトーヨーカドーの駐車場にR1を停めて、善光寺参り。
タイミング悪く工事中・・・
参道にある十割蕎麦の店でお蕎麦を頂く。
氷水でしっかりとしめてあって、とても美味しい。
オットの常備薬「百草丸」や土産物を購入。

善光寺の参道
熊の湯温泉

17:00、志賀高原の「熊の湯温泉」に到着。
着いてびっくり。
温泉宿という雰囲気はまるでなく
「スキーロッジ」なのです、完全に。
昭和の香り漂う近代的なホテルに
緑色のステキな温泉があるのだろうか・・・とちょっと不安。

熊の湯温泉

私たちが宿泊した部屋

なにはともあれお風呂。
ホテルとは違って、湯小屋は板張りで寂れたイイ雰囲気。
そして・・・見よ!この黄緑色の湯を!
まさにバスクリン色です。
あんな不自然な色が、自然界に存在することの不思議。
こんな毒みたいな湯に人がはいっていいものかしら、と躊躇するほど緑色。
匂いは、強いイオウのような香り。
味は、毒。苦い。
入ってみると、サラッと、でも濃厚なパワーを感じます。
なんだか好き、このお湯。

泉質は、硫化水素泉。PH7.4。
効能は、皮膚病、婦人病、リュウマチなど。


緑色の温泉

夕飯はロッジ風?
量は十分なのだけど、ちょっとメニューにひねりが無い。
美味しいけれど感激はない、という感じ。

今回、熊の湯の宿泊料は1人\13,800でした。
昨日の金具屋と1,000円しか違わないことを考えると
もう少しお料理で頑張ってほしいなぁと思ってしまいます。
とはいえ、熊の湯の温泉はなかなか他では味わえない泉質なので
次に来るときは立ち寄り湯で訪れたいと思います。

夕飯
3日目・・・6月12日・・・
志賀温泉→白根山→草津→伊香保

最終日は、立ち寄り湯をしながら川崎に帰ります。
まず志賀高原から山をのぼって白根山へ。
蔵王のお釜もそうだけど、こんな色が目の前に現れるとギョッとしてしまう・・・怖い。

白根山

山を下って、途中で草津温泉で立ち寄り湯。
湯畑の前にある「白旗の湯」へ。
草津には地元の人用の無料の共同浴場が幾つかあり、ここもその1つ。
湯畑前ということもあり観光客が多いけれど
地元の人が大事にしているお風呂なので
失礼のないように「頂きます」という気持ちで入る。
やはり草津のお湯は強い。
濃厚で刺激的で体が浄化するようなお湯だと思う。

草津を後にして、伊香保方面へ向かう途中
吾妻蕎麦 もみぢ茶屋」という蕎麦屋さんに立ち寄った。
ここが偶然立ち寄ったのに大正解。
とっても美味しいお蕎麦がいただける。
注文してから、蕎麦を打つようで時間がかかるけれど待つ甲斐あり。
窓の外に広がる畑を眺めたり、置いてある本を読んだりしながら
のんびり待つ。たぶん30分近く待ちました。

「吾妻蕎麦 もみぢ茶屋」TEL 0279-67-3691
もみじ屋のお蕎麦

かも汁そば 1,200円
もりそば 大盛り 1,000円
天ぷら盛り合わせ 1,600円

伊香保温泉
この坂道、何度もテレビの旅行番組で見たけれど
実際に来てみると想像以上にこじんまりしている。
階段のキツさと、蒸し暑さで、途中ラムネを飲む・・・飲みきれない。
ラムネ1本が飲みきれないなんて〜若くない(T_T)

伊香保の温泉街

立ち寄り湯

で。
ここの立ち寄り湯は露天風呂なのだけれど
お湯に落ち葉や虫が浮かんでいて、衛生的にイマイチでした。
この時期の露天風呂では仕方ないことかもしれないけれど。
それと、特筆すべきは伊香保の湯はマズさ!!
鉄分と苦味が強くて、こんな美味しくない温泉は初めて。
記憶に残る味でした。

旅行後記

3日間で、4つの温泉に入れて幸せ〜でした。
あと、美味しい蕎麦にめぐり合えて、これも幸せ〜。
渋温泉の金具屋は、建物も素晴らしかったけれど
接客もお料理もなかなかでした。
アメニティグッズの中に、足袋型の靴下があり驚きました。
旅館特有のビニールスリッパは嫌なものだけれど
それを素足ではきたくない人のための心配りでしょうね。
浴衣にも合うし。なんてステキ。はかずに持ち帰ってしまいました。

金具屋の足袋型靴下

初めての長距離ドライブ旅行でしたが
案の定、最終日は疲れ果てて、帰り道は何度も休憩&仮眠を取り
帰宅したのは深夜でした。
もっと無理のない計画を立てなくては、という反省も残りました。
↓これらは今回自分のために買ったお土産。

清泉寮で買ったフクロウ

食材いろいろ

善光寺参道で買った招き猫

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