47 プライヴァティーア 美浦・堀厩舎 | |||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||
2000年5月16日生・牡馬・鹿毛 生地:北海道・静内産 募集価格50,000,000円/500
所属厩舎 美浦・堀厩舎(厩舎紹介はこちら) 担当厩務員: 主戦騎手: <父の種牡馬としての評価> アフリートのプロフィールはこちら 栗毛 1984年生 CAN産 89年より米国。95年より日本で供用。代表産駒ゴールデンジャック・プリモディーネなど。
サウスニア1歳馬展示会での ウインクアットデンジャー00 (ファンタストクラブにて) 後ろを歩くのはパパゴ00 2001/11/5 <募集パンフレットのコメント> 英国競馬を範として芝コースを中心に発展を続けてきた中央競馬にとって、ダート戦は芝の保護を目的とした 脇役に過ぎなかった。それゆえ、ダート適性に対する並外れたポテンシャルを秘めていようとも、無理にターフラ ンナーとして育まれ、本来の能力を発揮する機会を与えられぬままに競走生命を終えた素質の高いダートホー スは少なくない。しかし、ここ数年で情勢は変化を遂げた。公営競馬との全国規模による交流が活発となり、97 年には統一グレード競走が創設。また、フェブラリーSのGT昇格に続いて、2000年からは国際競走のジャパ ンカップダート(GT)が誕生した。つまり、ダートホースが評価される下地が整い、その地位が急速に高まった のである。父アフリートは、そうした新時代のダート競馬に最もマッチするトップサイヤー。2001年の中央競馬種 牡馬成績(5月末現在)では、サンデーサイレンス・トニービン・ブライアンズタイムのいわゆる三強に次ぐ第4位 にランクしているのだが、勝利数51の内訳によれば、実に45勝はダート戦。また、ダート競走に限った昨年の同 成績では、同じ父系のジェイドロバリー以下を大きく引き離して堂々の首位となった。ところが、必ずしもパワー タイプ専門ではないのが、従来のダート種牡馬と異なる点。スピードを兼ね備え、時計勝負にも十分対応可能 な産駒が大多数を占めている。すなわち、ある程度の軽快さを要求される昨今のダート競走に最適というわけ だ。また一方、トップクラスのターフランナーの存在を忘れてはならない。プリモディーネ(桜花賞)やゴールデン ジャック(オークス2着)は瞬発力を活かして、芝コースでも上位の実力を示した。父の産駒のなかにあっては異 端な存在に思えるのは事実であろうが、元来がSeeking the Goldらと同じMr.Prospectorの直仔。そうしたタイ プが含まれていることが、むしろ当然なのかもしれない。 本馬は、前記のゴールデンジャックや名古屋優駿に 勝ったナリタオンザターフと同じ母父Danzigとの配合。それも、祖母がカナダ最優秀3歳牝馬、曾祖母が全米年 度代表繁殖牝馬という一流牝系が控えるスケールの大きさである。とあれば自ずと、秀でたスピード能力と大 一番に欠かせぬ勝負根性に期待を寄せたくなるが、なるほどと頷ける好馬体の持ち主。初期馴致すら始める以 前の段階ながらも、随所に発達した柔軟な筋肉が際立つ。天性の資質に関しては不足がない。また、全体の バランスが整っており、いかにも丈夫そうであるのも魅力のひとつ。優れた才能の持ち主といえども、強靭な肉 体なくしては、好結果を得られない。鍛錬を重ねていくうえでも、大きなアドバンテージとなるはずだ。実戦に不 可欠な様々な要素を育成段階で加味しながら、両親から受け継いだ絶対的な速さを引き伸ばせるようであれ ば、もはや活躍は約束されたようなもの。昨秋のデビュー2戦目をレコード勝ちした2歳年長の半姉ワンモアワ ードを上回る器であることを見込め、さらに牝系に居並ぶ数々の著名馬に勝るとも劣らぬ大きな仕事を望めそう だ。トップクラスのダートホースとしては勿論、ゆくゆくは芝のスピード競馬をも視野に入れて大きく育みたい。 <ゆうなみのコメント> サウスニアの待望の栗東所属馬として、森秀行厩舎に入厩予定となったこのアフリート産駒。ダートにめっぽう強い種牡馬である。 森厩舎は01年の函館2歳戦でいきなり3頭の勝ち上がり、関西リーデイングでもトップ。 今回のサウスの募集馬は価格の高さで評判がわるいが、この馬もその1頭。アフリート産駒のセレクトセール価格の1.5倍はする。 社台のように生産馬をクラブに出すのではないので、割高なのは仕方がないが、価格に相当する活躍を期待できるものとして、出資した。 サウスの関西馬代表となって欲しい。(01/7/16) |