48グディニア(ノースオブダンジグの00) 美浦・藤澤厩舎 | ||||||||||||||||
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2000年4月2日生・牝馬・鹿毛 生地:北海道・静内産 募集価格48,000,000円/500 1口96,000円
所属厩舎 美浦・藤澤和雄厩舎(厩舎紹介はこちら) 担当厩務員: 主戦騎手: <父の種牡馬としての評価> サンデーサイレンスのプロフィールはこちら 青鹿毛 1986年生 JPN 91年より早来で供用。
ファンタストクラブでの ノースオブダンジグ00 photo by maroon <募集パンフレットのコメント> スプリンターとダートホースを例外として、様々なタイプのチャンピオン級を輩出しつづけるサンデーサイレン ス。2000年の種牡馬成績では第2位トニービンの3倍弱に相当する収得賞金を稼ぎ出した。また勝利頭数に関 してもダブルスコア。質量ともに多くのライバルたちを凌駕している。もし、この偉大な種牡馬が日本の地を踏ま なかったとしたならば…。果たして、ドバイワールドカップで好勝負を演じるまでの実力馬が日本生産馬から誕 生したであろうか。 牝系図で確認できるように、本馬は牝馬の強さが際立つファミリーの出身。姉には6頭の 勝馬が名を連ねている。そのなかの全姉2頭ノースショアー&ノースサンデーは、ともに重賞級の活躍馬。タイ トル奪取とはならなかったが、世代トップクラスと対等に渡り合った。特にノースサンデーは、オープン2勝に加 えて桜花賞など重賞3着が3回。オークス出走時の最後の直線で大きく斜行してしまった光景が印象に強いか もしれないが、むしろその場面にこそ能力の高さを感じる。というのも、ラストは鞍上が全く追えずじまいであった にも関わらず、勝ったエアグルーヴから0秒5差の5着に入線。大きくバテることはなく、まともであれば…、と悔 やまれる競馬であったからだ。ところで、前記2頭以外の半姉は、ノースサファイアとテンザンハルカが2戦目、 ポールトゥウインが3戦目、ターントゥアングルが4戦目で早々と勝ち上がったものの、オープンクラスには手が 届いていない(現役3歳のテンザンハルカはキャリア2戦のみ。今後の飛躍に期待)。それぞれの父は、リアル シャダイ、リアルシャダイ、ジェイドロバリー、トウカイテイオー。いずれも社台スタリオンSに繋養されるトップサイ ヤーだが、このあたりが記録を次々と塗り替えるサンデーサイレンスとの差であるのかもしれない。1歳年長の 兄に6年ぶりのサンデーサイレンスが交配されて、さらに募集本馬。その兄は2歳6月にして早々と入厩を果た して評判馬の一頭に数えられており、母の名を再び高めるに機は熟したと判断してよかろう。生産者サイドの意 図を感じぬわけにはいくまい。また、母父Danzigにも注目が必要。Lureやアグネスワールドを輩出するなど3度 の米首位種牡馬に輝いた実績もさることながら、BMSとしても有用な存在となっている。グラスワンダー(父は サンデーサイレンス同じHail to Reason系Silver Hawk)、シンボリインディ、ニシノフラワーなどが、特色であるス ピード能力を受け継いだ。また、サンデーサイレンスとの組み合わせからは朝日杯3歳Sで2着となったタガノテ イオー。大仕事を予感させるに十分な実績豊富な配合である。 コンパクトにまとまった馬体は均整が取れて いる。丈夫そうな四肢と賢そうな表情、しっかりとした胴の造りはなかなかのものだ。小柄な部類ではあろう が、それがこの血統の特徴であり、何ら心配には及ばない。今後調教を進めるに伴って気性の勝った面を見せ ることが予測されるものの、それとて走る原動力であり、そうした面を見せぬようであれば逆に不安を感じてしま う。必要以上にテンションを上げすぎないように工夫を凝らしながら、闘争本能を引き出していきたい。2歳競馬 からの実戦投入を意識しながら、3歳春のヴィクトリーロードを歩んで欲しい1頭だ。 |