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クーヨンガの99
クライスレリアーナ、3走目(11/3)で危なげなく初勝利!!
牧場で 米国育成中の
  クーヨンガ99
牧場で
写真はいずれもサウスニアのサイトからお借りしています。


35 クライスレリアーナ(クーヨンガの99)  美浦・藤澤厩舎
クーヨンガの99-->
クライスレリアーナ
クーヨンガ99
5歳 牝 黒鹿毛
Seeking The Gold Mr,Prospecter Raise a Native
Gold Digger
Con Game Buckpasser
Broadway
Kooyonga Persian Bold Bold Lad
Relkarunner
Anjuli Northfields
Katricia
1999年2月13日生・牝馬・黒鹿毛  生地:米国産  募集価格77,000,000円/500  1口154,000円(先行価格135,520円) 

所属厩舎 美浦・藤澤和雄厩舎(厩舎紹介はこちら)  担当厩務員: 
主戦騎手:

<父の種牡馬としての評価>
Seeking the Goldのプロフィールはこちら
鹿毛 1985年生 USA 90年より種牡馬。93年米3歳チャンピオンサイアー、94年3歳サイアーランキング2位。

天栄ホースパークで


<クライスレリアーナ成 績 表>
出走日 場所 レース コース 騎手 着順/人気 コメント
01/10/6 東京  2R  芝1400m  岡部騎手  2着/1人気 中団6番手を進み、4コーナーで不利があるも直線良く伸びて2着確保。
01/10/21 東京  2R  芝1400m  岡部騎手  2着/1人気 パドックでは前走より落ち着いていたがゲートでうるさい隣の馬を気にして、レースでかかって、直線伸びきれない。
01/11/3 東京  1R  芝1400m  岡部騎手  1着/1人気 パドックでは落ち着いていて、中1週続きにもかかわらず、プラス体重。岡部さんが乗ってから少しうるさくなったが、返し馬で落ち着かせる。 スムーズにゲートを出て、2,3番手の外を紛れなくていねいにのり、4コーナーから馬ナリで持ち出す。直線で2着馬が鞭を入れて迫ってくるが、半馬身差まで来たときかるく鞭を入れる程度でそのまま抜かせず、1着ゴール。
02/5/25 東京  ガーベラ賞  芝1400m  岡部騎手  17着/5人気  
02/11/3 福島  500万下 芝1800m  北村騎手  8着/4人気  
03/5/4 新潟  500万下 芝1600m  古川吉騎手  5着/4人気  
03/5/25 東京  500万下 芝1400m  デザーモ騎手  3着/1人気  
03/8/17 札幌  まりも特別 芝1200m  田中勝騎手  8着/7人気 行き足がつかず、最後方からの競馬になるが、直線で伸びてきて、8着に滑り込む。


<近況報告>


<募集パンフレットのコメント> 米国の育成牧場で
 彼女も本物だ。目の前に出てきた瞬間に、鳥肌が立つような強烈な個性を感じる。本馬は牝馬とは思えないほどの非常に雄大な馬格を有し、体高も相当なもので、闘争精神旺盛な気性と相まって、その迫力は大変なもの。
ひと睨みで震え上がってしまう。放牧地の仲間たちの中でも完全に権力を握っていて、他の馬たちを従えて疾走する姿は、惚れ惚れするほどだ。
このクビ差しから肩にかけて、そしてトモの筋肉の着き方を見ていただきたい。特に後ろから見た時のお尻の肉の盛り上がり方は物凄い。
 母クーヨンガについてだが、3歳の8月にアイルランドでデビューし、3歳時は4戦3勝。1400mの愛GVを制し、唯一の敗戦はゴフス・セリ出身馬だけに出走資格が与えられていた賞金総額100万愛ポンド(当時は2億円以上)の1400m戦だが、これも2着の惜敗だった。
4歳になってますます凄みを増した同馬は愛1000ギニー・トライアル(愛LR)を楽勝すると、初遠征の英1000ギニー(英GT)こそ、名牝のシャダイードの2着に敗れたが、続く愛1000ギニー(愛GT)、コロネーションS(英GT)、メイトロンS(愛GV)と重賞3連勝。
古馬および牡馬との混合戦となったクイーンエリザベスU世S英GT)でもセルカーク(後の有力種牡馬)の2着とがんばり、欧州4歳牝馬チャンピオンのタイトルを手にしたのだった。
さすがにこれだけ使われて疲れが出たのか、5歳シーズンの使い出しは6月と遅く、今一息の状態なのは明白、さらに初の1800m戦と悪条件が重なり、5着と大敗した。並みの牝馬ならばこれでずるずると成績が下がり、そのまま繁殖入りとなるのだが、この馬は違った。
キングジョージの前哨戦でロイヤルアスコットの牡馬の強敵が集まる2000mのプリンスオブウエールズS(英GU、現GT)で3着と健闘すると、次のエクリプスS(英GT、2000m)でオペラハウス(本邦輸入種牡馬)に1馬身半差をつけて快勝。
ドイツに遠征してバイエリシェスツフトレンネン(独GT、2000m)も連勝する。これで燃え尽きたクーヨンガは、5歳末で引退したのだった。 静かな顔で
この馬の凄い所は最初にマイル路線で軽快なスピードを見せて成功していたのに、古馬になると2000mで牡馬を相手にしぶとい脚を見せ、強行スケジュールをものともせず再び花を咲かせたこと。距離のステップアップ、凡走続きからの復活。牝馬にとってはどちらも易しい事ではない。
 繁殖としては、産駒は毎年高い評価を受けていて、2番仔のゲイリーザプライドがキーンランドジュライセールで115万ドルで主取り。本馬のすぐ上のゴーンウエスト牝馬は当歳セリで100万ドルで取引された。
 実は本馬はキーンランドノベンバーセール当歳セリで第三者に50万ドル(約6,000万円)で売買されている。父のシーキングザゴールドの現時点で入手可能な2001年の種付け権利が3,000万円近い数字になっていることを考えると、今では安く感じられるほどの金額だ。
それを翌年の春に購入したのだが、冒頭のように素晴らしい馬となっていて評価はその2倍近い金額に達していた。
本来なら50万ドルの仕入れでも、危険負担、その後の経費および輸入経費、さらには補償分を加えれば、この募集価格以上になってしまう。なんとしても募集メンバーに加えたく、さらには皆さんにご出資いただける範囲内に価格を収めたく、牝馬ならではの将来的価値を考慮し、まさに「超特価」を設定させていただいた。
このまま無事に行ってくれれば、チャンピオン級の期待ができる器だと信じている。(米国にて育成中)


<ゆうなみのコメント>
サウスニアRHCが3歳馬4頭の募集時に予告した、2歳募集予定馬、そのトップで案内されたのが、このクーヨンガの99。 競馬に詳しくない私でさえ、ヨーロッパを走っていた女傑”クーヨンガ”の名は知っていた。
「ええッツ!一口馬主クラブにこの馬の仔がでてくるの?」
あとで、血統をみると、6歳の産駒ゲーリーザプライド・4歳ピロマテイアが日本で走っている。ということは、日本円が強かったときに、繁殖牝馬として、日本の競馬界(タイキ?)が購入して アメリカの生産牧場で育てていたのか?募集写真を見ると、もう1頭の高額募集馬マジックオブライフとおなじ育成牧場で暮らしているのがわかる。
募集価格が発表になってからは、あまりの高価格に驚いて、引いていたのだが、いざ出資を決定するとなると、他の馬は甲乙つけがたい割に、”どうしても、これを”というものが感じられなくて、 結局、最初の印象でこのクーヨンガ99に決めた。
後押ししてくれたのは、冬威さんによる、シーキングザゴールド産駒の日本での実績だ。外国産牝馬の勝ち上がり率は100%だそうだ。
シーキングザパールとは、ひとあじ違う印象だが、凄みは抜群。どの写真で見ても、あたりを睥睨する視線の強さが感じられる。
馬は頭のいい動物だ。かならず、自分より上の馬を見極められるだろう。彼女が走るとき、他の馬はひれ伏すに違いない。あの、女傑”ヒシアマゾン”に対してのように。