「戦中生まれの女たちによる『九条の会』」会則


      〈前  文〉   


この会は、戦争のさなかに誕生し、戦後、日本国憲法のもとで人生を歩み出した女性たちが中心となって、 「九条の会」アピールに賛同して集まる会です。

60年近い人生をふり返ってみると、日常生活や仕事の場で、私たちは、さまざまな壁にぶつかってきました。

その壁をなんとかして乗り越えようと努力する時、憲法の条文の一つ一つ、とくに男女平等や基本的人権の規定を 自分の支えとしてきたことを実感しています。

その私たち女性が人間としての尊厳と平等を、一歩一歩築き上げてこられたのは、ひとえに平和な日々があってこそ。

今、21世紀に向けて、9条の平和主義を誇り高く掲げ、戦争を体験した親世代と戦争を知らない子ども世代との架け橋として の位置に立ち、平和と平等のための連帯の挨拶を送るために、ここにつどいます。


      〈会  則〉   


(1)私たちの団体の名称を「戦中生まれの女たちによる『九条の会』」とします。

(2)この会の目的は、平和と男女平等を、日本の社会の中にこれからいっそう定着するために、 私たち一人一人が自分の生活のなかで、考え、学び、ときには発言したり行動したりしていくことをめざします。

(3)会の活動としては以下のことをしていきます。  

@ 会のホームページを作成します。ホームページ上で、生まれた頃や子ども時代の生活をふり返った自分史を書いたり、憲法と自分とのかかわりなどを考えたりします。

A 読書会や話し合い、講演会などを開催し、会員相互や他の人たちとの学ぶ場を設けます。

B 外部の、平和や女性問題などで行動する人たちとの連帯をはかり、署名活動やさまざまな集会には、会員一人一人の意思で、できるだけ積極的に参加します。   

C そのほか、時間と体力に応じたとりくみをかんがえます。

(4)会員資格はつぎの事項を満たす人です。  

@ 正会員として「戦中(1940年前後)生まれ」と、その前後生まれの女性。
   賛助会員として上記年代の男性もお迎えします。

A 会員は憲法9条(戦争放棄)と24条(個人の尊厳・両性の平等)を重んじます。  

B 会員はニュースや新聞雑誌をよみ、意識を高める努力をします。  

C 会員はすくなくとも一文を執筆してホームページに載せます。

D 会費年額2,000円・賛助会員1,000円(おもに通信費・事務費)を納めます。

(6)世話人会をおき、その中に会計、ホームページ管理人を置きます。

@ 会の運営については、世話人の合議とし、ホームページの内容についても、必要に応じて世話人会で合議します。 

A 会計年度は、1月1日から12月31日とし、会計報告を毎年1月に行います。

B 世話人は、ゆもとみちこ・ちぐさきさこ・くぼたえこ・なみひさゆうこの4人とし、会計/ホームページ管理人はなみひさゆうこが担当します。

         会則制定/2004/11/27    会則実効日は2005/1/1から







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up date:11/2004 byゆうなみ