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あなたのライフプランのお役に立てれば幸せです


リスクと保険


日本人は保険好きと言われているのをご存知ですか?日本人の約8割が生命保険に加入しています。先進国では5割以下のようですから、外資系の保険会社が日本市場に多くやってくるのも当然かと思います。
生命保険文化センターの調べによれば1世帯平均年間45万円の保険料を払っているそうです。30年払い続けたらいくらですか?びっくりですね。

保険は予測不可能な事故等での経済的損失を補填するためのもので、人生にとって必要な商品であることは間違いありません。
しかし、問題は自分が買っている保険商品の中身を十分理解されているかどうかです。人に勧められり、何となく義理で保険に入ってしまったと言うことはありませんか。
生命保険の付保金額の決め方や、医療保険で付保対象は何を重要視するかなど、きちんと検討して保険に加入していますか。皆さんは高額商品(既述の通り保険は大変高額な商品です)を買う時には、慎重に色々比較検討して購入を決定しているはずですので、保険でも是非それを実行して下さい。

私達FPが家計診断する時、固定費支出として大きい保険料の見直しを優先的に行います。今は保険の見直しをする会社が乱立していますが、こう言っては棘のある言い方かも知れませんが、所詮は保険販売手数料で成り立っているので、保険を見直し、別の保険会社、保険商品に乗り換えさせることが目的で、不要な保険を止めさせるようなことは、ほとんどないはずです。

生命保険の場合は、ライフステージにおいて小まめに付保金額を見直すことも重要です。生命保険を考えるのは結婚して子供ができた時からでしょう。一家の大黒柱が亡くなったら、どれだけ国から遺族年金が出るのか、あるいは会社から慰労金が出るのかなど調べ、子供が一人立ち出来るまでどのくらい生活費がかかるかなど計算して付保金額を決定すべきだと思います。また、子供が独立して、自分の葬儀費用はすでにあるということなら、相続対策は別として、敢えて保険に入らないという選択肢もあります。

医療保険を考えた場合、最近の病院事情から入院期間が短くなっているので、手厚い入院給付金より通院給付金に重要度を置いた方が良かったり、健康保険がカバーする高額療養費制度も考慮に入れて入るべき保険を決めていくべきだと思います。

掛け捨て保険はもったいないと考え、貯蓄性のある保険を検討される方も多いかと思いますが、保険は保険、貯蓄は貯蓄と分けられた方が色々な意味で良いのではと思います。
要は≪Simple is the best≫だと考えています。

もしもの時の保障は大切ですが、保険貧乏にならないよう賢く保険に入りましょう。


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