書記

平成16年9月期分

ようやく復活を遂げた管理人の独り言。
事実上不定期更新と化してしまった…。



平成16年9月26日(日)  第4回守口・門真ジャズフェスティバル2004 続編
昨日と今日は題目どおり、守口市と門真市の主要場所でジャズバンドのライブが行われているのだ。昨日は全面的に守口市内の各場所で、今日は京阪守口市駅駅前・京阪百貨店守口店入口前と門真市内の京阪古川橋駅(運転免許試験場の最寄駅)の駅前を中心に各会場でジャズの音が鳴り響いた。私は古川橋駅前でずっとジャズ演奏に酔いしれていた。…大げさです、スマソ。

現地でスタッフからプログラム(地域限定のクーポン付)を頂戴し、何気に見ながら演奏を聴いていた。今回の出演者の中には、プロもアマもいるようなのだが、中には某高校ジャズバンド部まで出演している。珍しいので特に注目したかったが、残念にも演奏に間に合わなかった、無念。

実は、この古川橋駅からまっすぐ南下するとルミエールホールという場所に着くのだが、本日夕方からトランペッター日野皓正氏率いるジャズバンドのライブがあったのである(但し有料)。行こうかどうかかなり迷ったのだが、ここ最近無駄に金を使い込んでしまい、懐がさみしい状態なのである。仕方なく泣く泣く諦めて他の路上ライブに耳肥やしを行った。最近、音楽から離れていただけに、生演奏が聴けて今日はちょっと興奮気味の管理人であった。



平成16年9月25日(土)  第4回守口・門真ジャズフェスティバル2004
今日と明日の2日間は、我が故郷である大阪府守口市と隣接する門真市でジャズバンドによる街角コンサートが行われる。今回で第4回目となるそうだが、昨年度に関しては何故かあまり記憶にない。元地元の事となると五月蝿くなる自分なのに。…ともあれ、今日から2日間両市の主だった場所でほぼ1日何かのグループのコンサートが行われている。駅前路上ライブのみならず、バーやカフェ、会社、ホテルに商店街、挙句に神社やお寺でも行われている、なかなか面白い企画である。だいたいは無料でチップ制なのだが、ごく一部は有料だ。

午前11時30分、京阪守口市駅前のカナディアンスクエアという広場で、守口市門真市消防組合消防音楽隊のオープニング演奏を皮切りに、各会場でジャズバンドの演奏が始まる。演奏者はプロからアマまで十人十色である。例えば、守口市に本社を置く三洋電機の社内にデジタルネットカフェ(e-cafe)が運営されているが、ここも会場であった。詩人谷川俊太郎の子息でピアニストの谷川賢作率いるバンド演奏もあったし、蓄音機によるコンサートまであって、なかなか楽しめる内容だ。また、今回はなかったが新進気鋭の新人ミュージシャンの発掘も行われ、昨年ベストボーカル賞に選ばれた前重英美という人にスポットを当て、実行委員会全面的バックアップを行って、今回プロジェクトにまで取り組んでいる。明日の有料ジャズライブの一つに、トランペッター日野皓正氏のジャズライブに共演したり、協賛CDを作成したり…と。
すでに終ってしまったが、興味ある方はHPアドレスを紹介するので、見ていただこう。
www.moriguchi-city.com/jazz/



平成16年9月24日(金)  生誕XX周年
今日は私の生誕XX周年である。…要するに、誕生日である。ついにXX歳(自主規制)を迎えてしまった。大学入学以来、毎日の経過が早くなったと感じてから、あまり誕生日なども気にしなくなってきたところがあるのだが。だが、悲しい事に、今日は1日中曇天で天候が悪くて暗い。ここ最近、天気の変動が多く、尚且つ自分の生誕日まで天候がこう悪くては、余計に気が滅入ってしまうではないか。

…と、しょうもない話は置いといて、今日は生誕記念(?)として、運転免許の更新をしに門真市にある大阪府公安委員会管理下の門真運転免許試験場へ出向いた。大阪府民が運転免許の更新を行う場合、各警察署以外にこの門真運転免許試験場か光明池運転免許試験場がある。近場の警察署で手続きするよりも、後者の所へ行った方が、写真撮る手間も省けるし、手続きも講習も同時に受けられ、そして即日交付されるのではるかに手間がかからないのである。…という訳で、昼から京阪電鉄で古川橋駅まで向う。ここから試験場まで徒歩約20分かかるそうなのだが、私の足では5分短縮が可能だ。普通に歩いて到着し、いざ手続きに向うと、平日なのに多くの人々が。しかし、講習の部屋へ行くと教室の半分程度の人数。後でわかったのだが、最近更新の際に受ける講習が3種類あったのが5種類に変わったそうなのだ。まず、優良運転手(期限5年間、講習30分)、一般運転手(同5年間、同1時間)、初回更新者(同3年間、同2時間)、違反運転手(同左)、高齢運転手(各教習所で講習3時間)となった(そうである。誤記あればスマソ)。初回更新の私は2時間講習を受けた後、無事免許証を交付された。いつも思うのだが、どうして免許証の写真の顔は変に写ってしまってるんだろうか…。



平成16年9月21日(火)  松会・番外編
本日晩に友人Koroheru氏(以下、K氏)と大阪府寝屋川市内某駅で再会した。しかし、今日の天候は雨。暗い顔したお天道様は次第に怪しくなってきたが、特にお構いなしだ。珍しくK氏の懐があったかいようで、今日はおごろうと言ってくれた。実は、金銭的にあまり所持していない(と個人的に思っている)私の方が、京都へ遊びに行ったり飯を食いに行った際にたまにおごっていた事もあり、それらのお礼の意味も兼ねての今日の再会という訳である。彼曰く、塾仲間にたまにごちそうする集い「松会」のようなもので、いわゆる今日は「松会・番外編」という事だ。

まずは、肉を食いに行こうという事になり、駅前の「牛角」へ向った。威勢がよく、よく通る声の店員に店を通された。是非私の音楽プロジェクト(妄想の一部)のバックコーラスに利用したい、と一瞬構想にふけっていたのは秘密である。とりあえず、大体一通りの肉を注文し食べている間に、ラーメン屋へはしごしようか、との事になり、腹八分に収めて外環沿い(国道170号線)のラーメン「一作」へ。次第に雨足が強くなってきたが、特に気にせず向った。どろのようなこってりラーメンがあるこの店は我々が高校時から通っている、こってり派にとってはたまらない一品の店だ。いつも通りこってりラーメンを注文し、セルフサービスで置いてあるネギを大量に分け合うと、あっという間にザル1つが空になった。こってりにはネギが必須なのである。汁一滴残さず食い干して店を出た後、かなりの大降りになってきたので、ひどくなる前に帰路に着くことにした。次はK氏がまだ一度も行っていないという、奈良京終のラーメン「無鉄砲」へ行きたい所だが。そういや、最近何かラーメンばっか食べている日々が多くなってきた…



平成16年9月20日(月)  京都ぶらり旅
中学以来の友人のkojikoji氏と某電鉄会社勤務のkeiga氏(仮名)とで古都へドライブに出かけた。kojikoji氏は最初、奈良を検討していたが、keiga氏の強い要望と私の京都志向主義(?)によって京都へ行くことになった。しかし、連休のせいか、交通網が混雑していたので、噂の第二京阪高速道路に乗ることになり、枚方東I.Cへ。ちなみに、我等が乗っている車はkojikoji家所有のものだが、ETC搭載との事で料金所ではETC専用ラインに入る。一定速度以下に落とすと自動的に電光掲示板に料金と通行可の表示が。この間わずか数秒である。小銭を出す手間と待ち時間のロスが省けて、スムーズに再出発ができる。技術の進歩は素晴らしいと思った瞬間であった。

いざ高速に乗ってみると、思いのほか車が全然走っていない。余裕で高速走行である。以外にも外の景色がなかなかのもので、思わずカメラで撮ってしまう。途中の久御山J.C.T付近では、あの映画「踊る大捜査線 The Movie 2」の実際のロケ場であったことを、何気に思いを巡らせていると、あっという間に終点巨椋池(おぐらいけ)I.Cである。出口を降りると油小路通と直結しているので、そのまま北上する。

ところで、京都洛中に入ったものの行き先を決めてなかったので、とりあえずkeiga氏の強い要望により、一乗寺方面にある曼殊院という寺に行くことに。ここは紅葉で有名なのだが、その時期だと人で混雑するので先に一度行っておこうという事の運びに。ところが、悲しい事に度重なる渋滞で到着時には閉門していた。せっかく来た以上すぐ帰るのももったいないので、周辺を散策してみた。その後は、思いつきで上賀茂神社へ向うことになり、北山通を西走。ただ、また渋滞に襲われるのを回避する為、地下鉄北山駅前から北上し、府道103号上賀茂山端線を西走した。この府道だと、同神社の目の前に到着できるからだ。街中という訳か、なかなかの細道で少し奈良を思い出されるが、町並みは昔の京風情を思い起こす節もあり、なかなかいい気分に浸れた。上賀茂社内を散策後、kojikoji氏の将来の勤務先であるR社を見に、西院方面へ向い、会社を横目に見ながら大阪への帰路に着いた。

難なく行けたような文意になっているが、実はkojikoji氏は京都の地理にかなり弱いらしく、度々車をフラフラさせてしまい、私やkeiga氏がナビに徹していた。どうやら後列の車にも迷惑をかけてたようだ。京都へ足をお運びの際は、ある程度の知識を持っておく事をお勧め致します。



平成16年9月19日(日)  守口門真市
本日、私の生誕地である大阪府守口、門真両市の合併の是非を問う住民投票が両市で行われた。地元敬愛主義志向のある私は故郷守口への格別な思いがあり、両市合併に正直なところ反対で、元住民として投票したいくらいだった。勿論、そんな事はできないが、古巣の友人であるkojikoji氏などにきちんと投票に出向いて意思を伝えよ、との通達をした程度である(未遂に終る)。両市合併が実現した際のメリットなどを市発行の公報やHPで見てみたのだが、個人的意見としては、何となく内容が薄い感じがした。また、メリットを大きく取り上げて、住民に賛同を要請するような形に見えてしまったのだ。また、両市ともに負債が結構あるらしく、肝心な問題の解決になっていない気もしたのだ。他の方々は恐らく違った見解をされたと思うが、私はとりあえずまだ時期尚早だと思った。

投票が終了し、即日開票の結果、守口市で反対5万1878票、賛成7565票で、反対が賛成を大幅に上回った。当日投票資格者数は11万8523人、投票率は50.64%。条例で市長と議会は開票結果を尊重するとしており、両市の合併は見送られる見通しとなったのである。私が結果を知ったのは、夜中に守口市のHPへアクセスして開票結果を見たためである。そして翌日、紙面で改めて実現不可の事実を確認したのであった。一方、門真市(当日投票資格者数10万6615人)では、投票率が38.58%にとどまり、成立要件の50%に達しなかった為、投票は不成立となり、開票されなかったのである。

住民投票は両市とも市民団体の直接請求がきっかけで実現したが、議会審議の段階で。成立要件として投票率50%以上の条件が盛り込まれた。両市は「守口門真市」として、来年4月1日の合併を目指していたが、今回の投票で不可となった。…しかし、門真市の投票率はすごく低いな…。無関心だったのだろうか。



平成16年9月12日(日)  高校学園祭
私や当HPに来訪してくれている友人koroheru氏、後輩のtono氏はともに寝屋川高校という学校の卒業生であり、且つ同じ吹奏楽部所属であった。実はこの日その母校で学園祭があったのである。私が事の事実を知ったのはつい前日で、すっかり忘れていたのだ。せめて後輩の吹奏楽の演奏だけでも聴ければ、と思い、この日午前中いた河内小阪から急行した。tono氏は直に演奏が聴けたのだが、私やkoroheru氏は出遅れた為、到着時にはすでに終了していたのだった。我々が高校の時もそうだが、吹奏楽演奏時間は学園祭の終盤に毎回決まっていて、演奏が終了してしまうと他に見るものはほとんどない。仕方がないので、koroheru氏とかつての学び舎をぐるっと一周して懐かしい日々を思い出しながら、最後にプログラムを頂戴して出門した。それから、高校時によく食べに行ったお好み焼き屋「なぎさ」へ行こうかとの話になり、急遽その店へ直行。門を開くと、懐かしい店内が目に入ってちょっと気分は高揚である。いつも食べていた品を注文してゆったりと時間を過ごした。…来年こそは学園祭見るぞ、と意気込むのであった。



平成16年9月8日(水)  暴風通過後の深い傷跡
長崎市付近に上陸し日本海を北上した台風18号は本日正午現在、北海道稚内市の南西約120`にあり、時速35`北北東に進行中という。また、一方で日本列島南の太平洋上に台風19号があったのだが、それは午前9時ごろに熱帯低気圧に変わったそうだ。

今回の大型の台風による傷跡は各地で被害が相次いでいる。台風18号が通過した7日夜から8日未明にかけ、近畿、中国、四国では総停電世帯が200万戸に上り、朝まで復旧しない数万世帯が不安な一夜を過す事態に。広島県広島市では、被爆地ヒロシマ復興のシンボルである、平和記念公園(同市中区)内の被爆アオギリの木が強風により根こそぎ倒されてしまった。本日朝9時に復旧作業が開始された。市民等が見守る中、傷んだ葉をせんていしたアオギリをクレーンでつり上げ、土中に掘った穴におろした。アオギリの根は細いものが多く、殆どが切れていたが、1本だけ太い根が残っていたため、この根を元に再生させるという。このアオギリは、爆心地から1.3`の地点で被爆し、爆風と熱線の被害を受けながらも芽を吹き返して、市民に希望を与えてきた。1973年に同公園に移植された。

台風の被害は無残にも国宝の建造物にも及んだ。兵庫県の姫路城は、天守閣の外壁の漆喰(しっくい)がはがれ落ちたり、屋根瓦が落ちるなど7ヶ所の被害が8日朝に確認された。実は以前に到来した台風16号でも同様の被害が出たばかりで、天守閣以外の建造物にも4ヶ所傷みが確認された。広島県宮津町にある国宝・厳島神社は、暴風で本殿から左前方にある切り妻造りの建物の国宝、左楽房(さがくぼう)が倒壊するなどをはじめ、本殿前方の国宝、祓(はらい)殿も、西側屋根の檜皮(ひわだ)が半分以上飛ばされ、床板がめくれあがった状態。さらに確認したところ、同神社東部分にある国宝客(まろうど)神社祓殿の床板が流失するなどした。被害は、国宝8棟、重要文化財3棟に及んだ。同神社では台風襲来時、暴風のほか、押し寄せる波で神社全体の床板が洗われ、板の隙間から海水が噴出した。8日朝から、神社関係者ら約40人が、流木などの片付け、被害確認などに追われた。1991年、1999年の台風でも左楽房が倒壊するなどの被害が出たが、今回はさらに激しい損傷とみられ、復旧のめどもわからない状態だ。いち早い復旧を祈願したい。



平成16年9月7日(火)  大型台風18号上陸
大型で強い台風18号が本日午前9時半、長崎市付近に上陸した。正午現在、北九州市付近にあり時速50`で北東に進行中。昼過ぎには日本海に抜け、夕方には近畿に再接近する見込みだ。これで、今年上陸した台風は7個となり、年間上陸数は過去最多となった。

正午現在、台風の中心気圧は945hPa、中心付近の最大風速は40b。中心の南東側310`と北西側190`が風速25b以上の暴風域になっているそうだ。8日正午までの24時間の予想降雨量は、近畿北部100_、同中部200_、同南部250_。また、5日の紀伊半島南東沖を震源とする地震の影響で地盤が緩んでいる為に土砂災害が懸念される。通過後の各地の様子が気になるところだ。



平成16年9月6日(月)  2度の大規模地震・続編
本日午前5時31分ごろ、近畿地方を中心に余震が起こった。三重県松阪市や和歌山県新宮市などで震度2を記録。震源地は紀伊半島沖で震源の深さは約10キロ、マグニチュードは5.7と推定されている。さらに、同7時49分ごろにも、近畿・東海地方で余震とみられる震度1の地震が起こっている。度々地震が起こると、南海・東南海両地震の前兆と思ってしまって落ち着かない。

ところで、昨日の近畿地方を中心に大きな揺れを観測した2回の地震について、気象庁は、「二つの地震の震源地は約30キロしか離れていない。ともにフィリピン海プレート内部で発生した同じタイプの地震で関連性がある。しかし、プレートの境界で起きる東南海地震とは発生のメカニズムが違う。ただ、経験したことのない地震なので、今後の推移を注意深く確認していきたい」としている。また、2回目(午後11時57分ごろ発生)の地震のマグニチュードについては、当初の阪神大震災と同じ7.3を7.4に修正した。

紙面やニュースでも見ていたが、今回の地震は今までのものと発生過程が異なり、今後の予想が立て辛いものだそうだ。天災は我々の予想通りにいかないため、今後に備えて対策を準備する必要の重大性を改めて感じた。



平成16年9月5日(日)  2度の大規模地震
午後7時7分ごろ、近畿地方を中心に強い地震が起こった。奈良県下北山村と和歌山県新宮市で震度5弱を記録し、関東から四国の広範囲で震度1〜4を観測した。気象庁によると、震源地は紀伊半島・潮岬沖の東南東約110キロで、震源の深さは約10キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.9と推定された。また、同日午後11時57分ごろにも、東海・近畿地方で強い地震が再び起こった。三重県松坂市、同県香良洲町、和歌山県新宮市で震度5弱を記録し、東北から九州にかけて震度1〜4を観測した。震源地は潮岬東約130キロで、震源の深さは約10キロ、マグニチュードは7.3と推定され、この2回目の地震が本震とみられている。

今回起きた2つの地震は、南海地震と東南海地震の震源となる「南海トラフ」の近くで起こった。両地震に繋がる活動かどうかは不明であるが、研究者は今後もマグニチュード6クラスの余震が起きる可能性があると注意を促している。南海地震と東南海地震は今世紀半ばまでに発生する可能性が高く、西日本に大きな被害をもたらすとされている。また、両地震の前にはプレート内部で地震活動が活発化する傾向がある。今回の地震はいずれ来る両地震に備えよ、と見えてくる。万一の事態に備えて早急に考える必要に迫られている。



平成16年9月4日(土)  養殖クロマグロ
和歌山県白浜町の近畿大学水産研究所(熊井英水所長)が世界で初めて成功した「完全養殖クロマグロ」が3日、同研究所大島実験場(同県串本町)から初出荷された。時速約80キロで泳いでいけすにぶつかって傷つく為、養殖は難しいとされてきたマグロなだけに、研究所は「安価に気軽にマグロが食卓に並ぶようになれば」とのことだ。この日に出荷されたのは、体長約1.1m、17〜22`の3匹で、大阪市と奈良市の百貨店へ送られた。中トロ部分の価格は天然ものより若干安い100g当たり1000円前後という。

研究所では約30年前からマグロ養殖を研究。傷つかないよう円形のいけすを作るなど工夫を重ね、2002年に受精卵を人工孵化させた成魚の産卵に成功し、出荷にこぎつけた。飼育場所の大島実験場沖合の円形いけす(直径30m、水深11m)には現在、一昨年産の800〜900匹、昨年産の400〜500匹、今年産の約1万匹がおり、これから毎週数匹ずつ出荷することにしている。我々と対面する日がもうすぐ来ることであろう。



平成16年9月3日(金)  ラーメンめぐり旅・夜来編
ずいぶん前にBBSに来訪した、がるさりす氏(以下、が氏)からメールが入った。今晩ラーメン屋でも如何か、とのお誘いである。久々なのでOKサインを出し、京阪八幡市駅前で集合することになった。が氏は車で迎えに来てくれ、新設された第二京阪高速道路の下の側道を通って上洛した。当初、目的地は白川通北大路交差点南付近の天下一品総本店へ向かう予定だったのだが、調査してみると今日は休業日だったので、そのまま白川通を南下し、北白川別当交差点からすぐ南(御蔭通白川下ル)在する東龍(とんりゅう)という所へ向かった。駐車場が分かり難い場所にあるので、少し手間取ってしまったが、いざ店内に入ると、空席なしの状態。なかなかの人気のようだ。メインメニューは中華そばであるが、空腹のため大盛りのよくばり東龍そば+ごはんを注文。寝屋川市にある一作ほどのこってりではないが、ほどほどこってり系であり、結構食べやすかった。ただ個人的に問題なのは、現地まで行く手段が車かバスに限られてしまうのだ。店舗は北白川にあるため、三条・四条付近からちょっと来たついでに…と、気軽によれる距離ではない。長距離歩き慣れた私でも往復するのには気が滅入ってしまう。そう考えると、車で行くのが一番よいと思われる。



平成16年9月2日(木)  原油急騰
ここ最近、ガソリンスタンドの料金が上ったのが目に入る。8月の原油急騰の影響で、石油元売各社が石油製品の卸売価格を引き上げたのを受けて、全国のガソリンスタンドで1日、値上げの動きが広がった。全国平均は今月中にはレギュラー1g=120円に近づきそうである。

新日本石油などの石油元売各社は、1日から石油製品の卸売価格を3.7〜4.1円引き上げた。8月上旬に1円上げたエクソンモービルも4日から全国的にさらに3.5円上げる。3月末と比べて卸売価格の上昇幅は計9円程度と、1990〜91年の湾岸危機以降で最大級だそうだ。

石油情報センターが1日、まとめたレギュラーガソリンの全国平均(8月30日現在)は1g=115円で9週間ぶりに1円上がり、8年7ヶ月半ぶりの高水準となった。東京都内のコスモ系列のスタンドでは午前8時、店頭の看板の価格表示を5円アップ、レギュラー1g=130円に変更。価格部分に手書きの紙を貼った。これほどの高価格を想定しておらず、128円までしか表示できないためだ。店内にも値上げの事情を説明するポスターを掲示、法人契約の企業に説明して回った。

ガソリン価格は6月以降、上昇が続くが、行楽需要に加え、猛暑によるカーエアコンの利用増に伴って、「7、8月の販売は前年比2ケタの伸び」(新日石)だという。国内のガソリン在庫も近年では最低水準で、小売価格が上る条件がそろった。国内に輸入される中東産の指標であるドバイ原油の相場は8月下旬に初めて40jを突破した後、反落している。しかし、主な石油元売りは、1ヶ月ごとに調達コストを反映させているため、原油下落が続いても小売価格に波及するのは1ヶ月後になるそうだ。車必須の人にとっては、なかなか辛い事態になってきたのかもしれない。



平成16年9月1日(水)  浅間山噴火
本日午後8時2分、群馬・長野両県をまたぐ浅間山(2568m)が噴火した。軽井沢測候所では、大きな爆発音と空振を観測、噴石が広範囲に飛んだと見られている。噴火は昨年4月以来で、噴石を飛ばすような噴火は1983年以来だという。気象庁は、浅間山の火山活動レベル(0〜5)を、2(やや活発な火山活動)から3(山頂火口で小〜中噴火が発生)に引き上げた。同庁によれば、雲による視界不良のため、噴煙の高さは不明。翌日までには、群馬県内のほか、宇都宮市や福島県郡山市など広範囲で降灰が確認された。浅間山では8月31日午後3時ごろから、火山性地震の回数が増加。通常は1日あたり20〜50回だが、1日午前0時から午後8時までで190回に達していた。ただ、噴火の前兆とみられるような異常は観測されなかったという。

浅間山の噴火については、江戸時代の記録の中にも登場している。江戸後期の文人・大田南畝(なんぽ)の見聞録「半日閑話」の中に、天明(1781〜89)年間の浅間山の大噴火によって埋もれた蔵の中で33年間も生き延び、救出された2人の話がある。蔵にあった「米三千俵、酒三千樽」を食べ、飲みついだというが、無論マユツバの噂話だろう。また、やはり街の噂や奇談を集めた随筆集「耳袋」にも浅間山の噴火の話が登場する。だがこちらは、筆者の根岸鎮衛(やすもり)が幕臣として被災地の調査と復興に携わっている。泥に埋もれた婦人の背の幼児が奇跡的に助かったという話もあるが、こういった話にも信憑性がある。根岸がしきりに感心しているのは、被災地域への今でいうボランティアである。幕府により復旧作業に動員された近隣農民の中には、10歳ほどの富農の子供たちが自主的に加わっていた。私財を投じて被災者の救護や復興に力を尽くした近郷の農民や商人については心を込めて称賛している。

おりしも、今日は「防災の日」である。その夜、突如浅間山噴火が伝えられた。それは約200キロも離れた福島県郡山市にも灰を降らせるほどの噴火である。この規模の噴火がみられたのは21年ぶりだそうだ。ともかく油断は禁物である。



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