◆Fishing Column

2008年09月07日(日)
No.0003 タックル、お手入れのツボ
 たまにタックルのメンテナンスについて聞かれることがある。
雑誌などで色々な方法が特集されていることもあるが、個人的には極簡単なことしかやってない。

手入れのツボとなるキーワードは2つ 『海水』『雑菌』 。

釣行から帰ると、まず以下のことを実施してるだけ。


 ①リールは流水(真水)で納得行くまで流す。
 ⇒僅かな隙間に入ったほんの少しの海水はすぐに塩の結晶になってしまう。
   『塩』になってしまったら手遅れ、『海水』のうちに冷たい真水で洗い流す。
   そして内部が乾くまでケースには収納せずに室内で自然に乾燥させる。

 ②ロッドのティップは流水で洗う。
 ⇒ステンレスやチタンのガイドでもトップガイドの溶接部分は塩に強くない。

 ③グリップはコルク、エバ共にボディシャンプーで洗う。
 ⇒魚を触れた手で握ったグリップを放置すると物凄い勢いで『雑菌』が繁殖する。
   洗ったあとはグリップが完全に乾くまで室内で自然に乾燥させる。


 特に①は帰宅後すぐに行なうだけで、オイルやグリスアップなどほとんどやらなくても快適に使うことが出来ている。極たまに「そろそろかな」と体感した時に行うだけ。
 中でもラインローラーはシーリングされて防水性が高いだけに海水が入って塩になってしまうと厄介だ。異音がするなどトラブルの原因になるので、帰宅直後は絶対に忘れることなく念入りに流水で洗い流している。

 ②と③は、帰宅後のシャワーへは必ず一緒に入るのが習慣になっている。
 ※リールはお湯だとオイルやグリスが流れやすいので絶対一緒に入ることは無い。

「釣行後、リールは必ず流水で洗ってます!」と豪語しても疲れたからといって「釣行後」が翌日になってしまったら隙間に入った僅かな海水は「塩の結晶」になっていることをお忘れなく!
僅かな隙間の「塩の結晶」は流水で洗い流すことなど無理、繰り返すうちに結晶も少しずつ大きくなってトラブルの元となる。

※リールやティップ、グリップを洗うときは自己責任で!
2008年06月05日(木)
No.0002 餌釣上がりはシーバスが上手い。。。?
 ここ数年、自分のシーバスフィッシングのスタイルが変わってきた。以前はただロッドを振っているだけでもフラストは解消される為に回遊待ちが多く、大場所での釣が大半を占めていた。此の頃は小場所が多い。ポイントをピンで狙って攻め出した時の楽しさが病み付きになっている。

 実はこの釣、餌釣の頃に覚えた知識に助けられている部分が多い。小物を餌で釣っていた・・・これすなわちシーバスのベイトを釣っていた、ということになる。ハゼ、イワシ、サッパもそうだが稚鮎やウグイなど淡水系の小魚も汽水域で釣れる。これらは子供の頃からのターゲット。この小魚達が四季を通してどのような動きをするのか幼い頃から父親に連れられて楽しんでいた為に体が覚えている。ベイトだけではない。釣に飽きると遊び相手は小ガニやゴカイ類、親父が「そろそろ帰ろうか」と言い出すまで飽きずに穴をほじくってはそれらと遊んでいたのである。その為、バチが抜けそうなところも検討が付く。さすがに穴はほじくらないが、この遊びは大人になっても続く。ハゼの天ぷらで一杯なんて最高、ってな感じで目的は変わってしまったにしろ相変わらず小物釣は終わることが無かった。

 この子供の頃からの遊び相手だった小魚達が着く(釣れる)場所、そこがまさにシーバスのポイントになる。
ベイトが着く場所の近くにあるストラクチャーでシーバスは影を潜めて捕食のチャンスを窺っている。そこをピンで狙い撃てば高確率でヒットする。
 また流された小魚が落ち着く(溜まる)場所があるが、そこへ餌を自然に流し込んでやれば小魚達は一発で食って来る。流し込むシーバス釣はまさにこれ。逆らうことが出来ずに流れに身を任せているベイトを演出してやると、それを待ち構えていたシーバスが待ってましたとばかりに食ってくる。これもやはり子供の頃に覚えた川の釣の応用だ。その場で石をひっくり返して獲った川の虫をチョン掛けして流れに任せて岩陰まで送ってやると、面白いように釣れた。海でも流れがあれば応用が利く。

小物釣の楽しさを教えてくれた父親にただただ感謝。
2007年12月20日(木)
No.0001 気が付けばメバルのサイズがアップ、アベレージ30cmも夢じゃ無い!?
 メバルをルアーで狙うようになってから16年。
始めた頃は15cmを超えたメバルが釣れれば帰りの車の中でもまだ舞い上がっていたくらい嬉しかった。しかし小さいとはいえ数だけは今の比では無いくらい釣れて、時間さえ許されれば束釣なんて当たり前。そんなメバル釣をしていた時期が長かった。その頃から内房が主なフィールドでありポイントも今とそれ程変わらない。
 ところが、
気が付けばその15cmをチビメバル、10cm以下はマイクロメバルと呼ぶようになってキープサイズは15cm以上だったのに今では20cm以上に変わっている。
(キープサイズと呼んでるだけで毎回キープしている訳では無い。)

 昔を思い出して「違いはいったいなんだろう?」と考えることがよくある。
どうやら大きなメバルが釣れた時の「ポイント」と「釣り方」を覚えておいては次回同じように試してみる、といったことを16年間繰り返しているうちにサイズの基準が少しずつ大きくなっていったようだ。

 その「ポイント」と「釣り方」についてもう少し具体的に思い出して見ると。。。
 まずは「ポイント」。
最近は冬になるとどのルアー雑誌を見てもまずメバルが特集されている。そこで紹介されるような、今思えば本当に教科書通りのポイントを攻めていた。しかし先述の通りそこそこの数釣りは出来たし釣果的には確かに堅いがサイズは今ひとつ。「メバルは根魚じゃない!」と言う人がいるが、確かに言いたいことは解るし自分でもそう思う。
が、しかし!
その頃はポイント選択の際、ストラクチャーなど、いわゆる『根』を無視していた為に良型とはめぐり合えなかったようだ。更に良型メバルはシーバス同様『流れ』が重要な要素であることにも気が付いてはいなかった。その為明かりまわりの表層一辺倒だった私は長いことマイクロメバルの数釣りから抜け出せなかったのだ。
 良型メバルは明かりよりもまずは『根』や『流れ』であることに気付いたのは不覚にもここ数年。良く通ったいくつかの漁港でも明かりが届かず暗いというだけで目もくれなかった場所がある。そこにちょっとしたゴロタや岩場があっても無視、というか気付いていないことが多かった。実はそこはおいしい良型ポイントだったりすることも多く、明かりや表層に拘らず違う目線で改めて広く眺めて見ることの大切を知った。
 しかし、良型メバルは当然マイクロメバルやチビメバルとは釣れっぷりが違うので納得の結果を出そうと思ったら忍耐力が必要になってくる。忍耐力の無い私は「釣れないじゃん!」と言っては目先のマイクロメバルの実績ポイントへ戻ってしまう。結局小さくても数が釣れれば楽しかったので、長いこと様々な要因を見逃してきた。

 次は「釣り方」。
例えばテトラ帯のキワは上層から低層まで下へ向かって真直ぐストンと深くなっているところは少ない。斜めに徐々に深くなっていくところがほとんどで、ルアーが見えないくらいの水深になると様子がわからない為に当然根掛りが多発する。その為狙いやすい表層ばかりを攻めていたので必然的に良型メバルなど釣れる訳がない。そんな感じで当時は様子のわからない水面下の根掛りが怖かった(?)が今では怖いという感覚は無くなった(根掛りは正直今でも面倒ではあるけれど)。それと同時に発達した道具と多少なりとも進歩したと思われる技術(腕)を駆使して回避率も遥かに高くなってきた。要するに決定的な違いはストラクチャーをタイトに狙えるようになったという事。
 それから明かり周りを狙う場合は1g程度の軽いジグヘッドの射程距離内だと数は釣れるが必然的に小型のメバルが多くなる。その為気が付けば沖目を狙ったり層を探るなど2次元から3次元の釣に変わってきたのでジグヘッドの重さに対しても神経を使うようになってきた。今では2g前後のジグヘッドの出番は多く、時には風の影響などを考慮して3gを使用することもある。
 その他浅いゴロタなどをトレースする際は1g前後のジグヘッドの出番は多く、その時使用するワームとの組み合わせで微妙に重さが変わるがそれに合わせてリトリーブの仕方も微妙に変わってくる。昔は浅いゴロタなんかには目もくれなかったのにいつしかそんな場所を見つけては色々試すようになっていた。意外とちょっとした窪みから思わぬ良型が飛び出してくることもある。
 そして流れ。昔はメバルを釣るときに流れなどは全く頭には無かった。遊泳力の無い魚ゆえに流れの中でベイトを待つメバルは良型が多い。当然シーバスポイントとかぶるが過去の経験からシーバスが釣れてしまうときはメバルはどうしても確率的に低くなる。しかしメバルを存分に楽しんだ後同じポイントでシーバス狙いにチェンジしてみようと思っても今度はシーバスが釣り難い。おそらくシーバスが付いているときはメバルが警戒して釣り難くなり、シーバスがいなくなると流に負けない逞しい良型メバル入って来る為だろう。

 そして最後はタックル。
わたしのメバル釣りが飛躍的に変わったのはウエダのトラウトロッドを使うようになってから。使った瞬間目の前の鱗がボロボロ落ちた。それまでとはまるで別世界、メバルの様子を手に取るように感じとることが出来た。今では専用ロッドも各社競って数多く開発されているし最近のメバルロッドはどれを手にしても良く出来ている。「感度はチューブラ」云々といった話は一昔前のことで最近のソリッドティップはソルトルアーの中では個人的に最も繊細と思われるメバル釣りにも十分な感度があると思っている。また仮により微妙な部分を追及したくなったとしても値段はさて置き要求に叶うものは揃っているとも思う。私がウエダのトラウトロッドをメバルで使い始めた頃はメバル用のルアーロッドなど店頭には並んでいなかったが今ではどこのお店でも必ずと言っていい程並んでいるので数件釣具屋を周ればコレかなと思えるロッドにもめぐり合いやすい。ここ数年は私もご多分に漏れずメバル専用のロッドを使用しているがやはり専用ロッドは扱いやすい。ウエダのトラウトロッドを使い続けていたとしても釣果的には変わらないかも知れ無いが扱いやすさではやはり専用ロッドだけあって1枚も2枚も上手だと感じている。小型のミノーをクイックに操作できるロッドはソルトウォータロッドの中にもあるにはあるが、まだトラウトロッド(個人的に現段階ではウエダのトラウトロッドが好き)から探したほうが早いかも知れない。正直メバルロッドから探すとなると「ミノーも使えますよ」程度の中途半端なものが多くて探すのに苦労する気はするが、ワームがメインになる一般的なメバル釣ではやはりメバル専用のルアーロッドを使った方がより快適な釣が出来るように思えてならない。少なくとも私は専用ロッドのお陰でより快適なメバル釣が出来ている。ミノー操作が快適なメバルロッドも今の勢いが続けば各社から色々リリースされるて選択肢が広がるのもおそらく時間の問題だろう。
(その手のロッドはメバル用というより海小物用ロッドになるのかな)

 メバルはウルトラライトなロッドでいくらでも代用出来るのだが専用ロッドとの決定的な違いは釣趣、結局これ尽きるので道楽たる由縁なのかも知れない。
やはり専用ロッドは楽しい。

おまけ。。。フロートリグについて
 今だから言える事実。
その昔黒鯛用のしもり浮き(円錐浮き)や飛ばし浮き使い、メバル仕掛け(仕掛けと言っても単にワームを付けた釣針だけど)を遠投してメバルを釣っていた人は私だけでは無い(?)はず。私のような凡人でもやっていたことだし同じように餌釣り上がりのルアーマンだったら同様なことをやっていても全く不思議では無いと思う。しかし当時のルアーマンとしては実に後ろめたく他のルアーマンには言うに言えなかった釣り方であったことも否めない。
 ところが風神玉が発売されて「なんだ、有りじゃん!」と思ったアングラーはさぞかし多いことと思う。私も発売直後に早速購入して試してみたが、しもり浮きと然程変わらない(第一印象はそう思った)。むしろしもり浮きの方が種類も豊富で思う通りのものがある為しもり浮きなら沢山持っているという人はこちらを試して見る価値は有ると思う。但し、種類が豊富ということは選択を誤るとロッドを痛めてしまうことになるので注意が必要だし、厳密にはフロートリグ専用の物とは別物なので新たに購入するならやはり普通にフロートリグ専用の物を購入することをお勧めする。やはり何事も専用の物は良く出来ているし、専用だけに快適さが違う。
 このフロートリグは私の場合不器用なせいで腕が付いて行かず、トラブルが多かった為に今ではほとんど使わなくなってしまったが軽いジグヘッドでは絶対届かないポイントを狙うにはすこぶる快適である。
(最近また使いたくなってきた。)
などと言っては見ても餌釣り上がりのルアーマンなら「言われなくてもとっくに使ってるわい!」といったところでしょうかねぇ。
 ってことで、なにかと最近注目されているフロートリグではあるけれど餌釣りもやっていた(やっている)ルアーマンにして見ればそれ程目新しい釣り方でも無いし、むしろ認知されたお陰で堂々と出来るようになってよかったのかも知れ無い。
な~んて思っているのは私だけでしょうかねえ?

 ということで16年掛けてココまで来た訳だが、人間は日々成長するもの。これから先も気が付けばキープサイズが25cm、30cmになって行ったらいいのだけれど、、、いやどうせならアベレージが25cm、30cmと成長していけばさぞ楽しいだろう。でも気が付けばアベレージ30cmなんてところまで現役を続けられるのだろうか?
いや、天国行っても釣するぞ~!
目指せ、気が付けばアベレージ30cm!!
 
上の2つはしもり浮き。
右下の風神玉は遊動式で使います。
左下の月ノ雫は固定式で使います。
やはり専用の物は断然使い勝手が良いですね。