カシュー塗装に挑戦してみました
高級ピアノとか、仏壇とかって、カシュー塗装っていうので手塗り仕上げされてるそうです。
そう!あの写り込みする塗装がDIYできるのです!
※コンセントとカーテンの写り込みに気付いてね!
但し、最低下記2点が満たせる環境がないと難しいです。
【@ 密閉された独立した部屋を長期間占有出来ること】
・家中シンナー臭くなって暮らせなくなること、保証しますw
・あと、カシューって「塗りっぱなし仕上げ」が一番綺麗なんだけど
どうしても塗装面に埃が乗っちまうので、こいつを少しでも減らせるとスゴクいい。
本当は、部屋に換気扇付けて、埃を減らすフィルタでも付けられるとサイコーだけどそんなん無理ぽw
それって塗装ブースじゃん! 塗装工場しかできねーよ www
【A うまく行くまで何度でもやり直す根気が続くこと】
・初めてカシュー塗装やる人は、要領がわかるまで、塗っては、削り取りって感じの繰り返しになりますw
・まぁ「どうしても ピカピカ ヌラヌラ の鏡面にしてやるぞー!」って、バカみたいな情熱が必要ww
製作途中の写真は見つかりません ><; 2ヶ月近く、1部屋専有してやった覚えがあります。
当時は、まだ娘が赤ん坊で、1部屋使ってなかったのでできたんですな。
MDF製のエンクロージャを塗装しました。
カシュー塗料で、手塗りで、鏡面仕上げに挑戦です。
下地MDFは予めつるつるに仕上がっていたので、いきなり塗装です。
カシューは乾燥に時間がかかるため、1回塗って2日以上乾燥の繰り返しで
結局、1ヶ月以上かかってなんとか満足できる状態に仕上がりました。
<下地1回目>
カシュー下地1号という濃いペースト状のやつをヘラで塗り込みました。
※渋谷ハンズの塗料売り場には1号しか置いていなかったため。後に漆「うるし」関係の売り場に下地2号が置いてあること判明。
しかし下地1号は塗膜が厚すぎ(本来は金属を塗る時等の下地作りに使用するもの)また初めてで慣れていないため、結局ほとんど耐水ペーパーで磨きすぎて落としてしまいました。振り出しに戻る。
<下地2回目&3回目>
改めて、下地2号を塗り直し。
カシュー塗装のガイドブックに「2回塗れ」とあるので、2回塗って240番の耐水ペーパーで研ぎました。
結構きれいになりそう。
<下塗り>
いよいよカシュー塗料塗りです。透という元祖カシュー(カシューの中で一番強い塗膜になるらしい)で塗りました。
320番で面が平らになるように研ぎました。ちょっとあめ色になってきた。
<中塗り1回目>
また透を塗り、400番で研ぐ。だいぶいい感じのあめ色に。
<中塗り2回目>
色は十分濃いカシュー透になりました。
仕上げ塗りのつもりでしたが、細かいでこぼこが処理仕切れず、研ぎすぎて、もう一度仕上げ塗りするはめに。600番位で研ぐ。
<上塗り>
もうこれで終わりにするつもりで塗る。塗りっぱなしだと光沢は大変美しいのですが、乾燥している間に付着する埃がみっともなく1000番ペーパー掛けすることにしました。鏡面にしようと1500番、2000番で研ぎましたが、やっぱり塗りっぱなしの時のあの光沢は戻りません。
<バフがけ>
「バフかけするとピカピカになる」らしいので、バフとコンパウンドで、電動ドリルで磨きました。でもまだ満足いきません。
<手磨き>
最後は、ネルにコンパウンドをつけて、ゴシゴシと力を入れて磨きました。とても疲れますが、これが一番光沢がいいです。
そのまま、何日も何日も夜な夜なゴシゴシ磨き続けて、「これでもういいや!」というところで、完成となりました。