バスレフ箱をつけました!

先日、スピーカーをDIAMONDのS500sにしました。
低音が出過ぎて、中音域が薄くなるのが怖かったため13cm2Wayにしました。
塗装後
塗装前

DIAMOND S5.0m
Thile/Small Parameters
Z 4.0Ω
Re 3.2Ω
Fs 54Hz
Qms 7.8
Qes 0.39
Qts 0.37
Vas 8.5L
Le 0.41mH
BL 4.9T・M
Xmax 3.5
No 0.33%
Power 100


当初は4L密閉箱(以前Magnatで使っていたやつ)で鳴らしてましたが
低域の伸びが、どうしても、もの足りません。ベースがプーンで
バスドラがトントンでは、音楽を聴けたもんじゃありません。
特に走行中はロードノイズで全然ダメ(^^)

やっぱりベースはどーんと来て、バスドラはドンドンバンバンこないとねぇ。

ということで、今回はT/Sパラメータも公開されているため
箱をちゃんと作ってみることにしました。

これやってみたかったんだよねぇ。(^.^)


※後になって実測してみたら、メーカ発表されてるT/Sパラメータは大嘘なデータだったことが判明しました。嘘を発表するなよな!怒!


<ボックス設計>

WinISD (Interactive Speaker Design)というフリーソフトを見つけました。
入手元は http://linearteam.iwn.fi/
こいつはとても使い易い!
おまけにフリー! 
T/Sパラメータさえ分かれば、密閉/バスレフ/4次バンドパス/6次バンドパスの
ボックス設計(W×H×D、スラント箱ならW×H×D1×D2まで!)
誰でもお手軽にできちゃいます。(^0_0^)


こいつでシミュレーションすると、
なるほど4L密閉(黄色)だと200Hzからダラ下がりになるわけ
です。(>_<)
  100Hzで-3dbではロー足りないのもしょうがないかと分かりました。

バスレフ(緑)だと6.4Lで60Hz(-3db)あたりまで出そうです。(~_~X)
今回は、これでやってみることにします。

<図面と切り出し>
一応CADソフトで図面を起こしてみました。
適当に見つけたCB-CAD評価版というやつを使いました。
(入手はhttp://www.infoqshu.or.jp/cyber/)
寸法線が入った図面が手軽に書けるところが
気に入りました。

 




切り出しは、図面をハンズに持っていって、15mmMDFをカットしてもらって、
材料費と加工料で4500円位
でした。(板取りはハンズの店員さんに任せました。)
ちなみにハンズでもオーディオ用の高密度MDFの取り扱いもできるそうです。
(取り寄せになるらしーですがね・・・。次回やろうかな?)
今回は実験と言うことで、安物の軽ーいMDFとしました。
低音出るかな?ちょっと心配(^_^;)

<組立て>
組み立てのノウハウは@niftyのカーオーディオフォーラムの先輩方から
頂いています。

強度が足りないと低音が出ないらしいので木工ボンドを
たっぷり塗って、釘を打って、更に木ねじで止めています。

写真には写ってませんが、所々に補強を入れました。

ハタ金と電動ドリルドライバーを買いました。
写真は最初に吸音材を入れ過ぎたやつ(^_^;)です。
吸音材は、金魚用の濾過フィルターです。
これだけ入れると、せっかくの低音がさっぱり出なくなります。
最終的には、バッフルの対向面と左辺と底辺だけにしました。

お約束のバッフル裏面のテーパ加工もばっちりです。

ポートにはブチルテープで鉛を貼り付けて、鳴止めしました。
左は、様々な長さのポートです。
(実は水道管用のパイプ。内径44mmの外径48mm)

150mm〜170mm位まで2mm単位で用意し、とっかえひっかえ
してみました。

右は、ポートの鳴き止めに使用した鉛板(1mm)です。

<感想>
ローエンドは、予定通り延びまくりです。どーんと来ます。
満足満足。
グラフのような特性になっていると思われます。(^_^;)ホンマカイナ

ボックス容量は、ポート容量とスピーカ背面容量(マグネット容量とフレーム容量)
を除かないとイケナイと聞き、余裕を見過ぎて予定よりデカイ箱
(予定:6.65L→実際7.22L)になっちゃいました。

これはポート長調整(169mm→153mm)で何とかしました。
(^_^;)アセアセ。
スピーカ背面容量って、スピーカホール分ととテーパ加工分を合わせると
とんとん位になっちゃうんだよね。サブウーハ等よっぽど出っ張りがデカイ スピーカじゃなければ
無視していいじゃないかな?
ポート容量だけ考えておけばいいと思いました。


ドア共振で低域の輪郭がぼけるような気がして、ボックスとドアの間に
5mmのソルボセインを挟み込んで、共振を押さえてみました。

※現在は止めてます。

定位はいまいちです。
スピーカ同士が、真っ正面に向かい合っているせいでしょうか?

ボーカルは右側から聞こえます。広がりもいまいちです。
以前はかなりスラントしていたので、ずいぶん違います。
スラントは、中高域を持ち上げる効果かと思っていましたが、
定位(ステレオ感)にもずいぶん影響があるようです。
だって今の取り付けだと右スピーカの直接音は、右耳に届かないかも
知れないもんなぁ。
ダッシュにツイータを上げたりして、いろいろ調整中です。
スラントについては、今後悩みたいと思います。


また、中域の張りも前の密閉箱の方が良かったかも・・・。
これは低域が伸びたこととのバランスかなぁ?

あとは、箱の材料を高密度MDFにするともっと締まるかも知れないなぁ
と思ったりしてます。

ベース板だけでもやってみようかな?
あんまり重いとドア下がりが心配だけどね・・・(^_^X)オンナジオンナジ

仕上げは、バッフル面は固い塗装がいいらしいので、油性のウレタンニス仕上げなんかどうかな?
なんて思ってます。付き板仕上げがかっこいいけど、天然木の付き板は高価で躊躇しています。
このままカラーのウレタンニスで行こうかと思います。