道山さんとの出会い

 

はじめての出会いは テレビだった

とても懐かしく 新しく 衝撃的な音

暫く忘れていた 幼い日にいつも生活の中にあった音

若き父の存在を知らしめる音

記憶の中には いつも厳しさと退屈が混在し

決して近づけることのない距離があった

 

この人の尺八はなんと自由だんだろう

澄んだ水音、やさしい風のささやき、空飛ぶ鳥の羽音

繊細さと力強さ、静寂と躍動 そして楽しさ

尺八の概念は一気に覆った

 

「古臭いイメージを払拭したい」

初めてもらったこの一言に無限の可能性を感じた

 

 

                                                 2002年 3月 

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