2007年の記録

「錦繍ーKINSHU」      於:天王洲 銀河劇場   7月22日

    

「錦繍ーKINSHU」観てきました!
ん〜、長かった
腰が痛い!お腹が空いた〜〜って、そんな感想じゃないよ。

やっぱり我等が道山さんは天才だね
だって、あんなに永〜いお芝居をひとりで音楽務めちゃうんだよ

しかも、本当にその場面にぴったりの効果音だけで!
空気も風も匂いも距離も・・・寂しいも悲しいも嬉しいも安心も・・・憎いも懐かしいも温かいも・・・何もかも

天王洲銀河劇場。この街はとても人工的に整然と都市化され、首都高、スカイウォーク、モノレールが蜘蛛の巣のように頭上で交差する。銀河劇場も近代的なモダンなつくりで、吹き抜けの回廊で明るく広々としたつくり。一階にはコーヒーショップやリフレクソロジーなどのお洒落な店が整然と並び、劇場の色入り口は二階からとなっている。

受付を通ると溢れるほどの盛り花で咽ぶほどの熱気を感じる。キャストひとりひとりの名前が並び、舞台の大きさを物語っている。

舞台が広く、客席は一階とボックス席の二階、三階。響きもよく見やすい造りだが欲を言うならばもう少しシートを厚みのあるすわり心地のよいものにして欲しかった。


舞台構成は極めてシンプルで無駄な動きも、余計な小道具もない。流石はベテラン揃いのキャストで、言葉も聞き取りやすく良く通る声だが決して力いっぱいにがなっているという力みはまったくない。動きもセリフもテンポがよく、流れるようにストーリーは展開していく。

それを立体的に鮮明な色彩を加えるのが道山さんの音楽。情景や心の機微を情緒的に表現し、何倍もの迫力で訴えてくる。


内容は、メッセージ性は強くそれぞれの人生を垣間見ることで自分の生き方や周囲との関わりを考えさせえられるところはあるが、反面、説明的でまわりくどく矢継ぎ早のセリフで行間を味わう暇がない。
全体にシンプルなところも3時間半の舞台ではメリハリの無さに繋がる。観ているほうも疲れを感じてしまうところは勿体ない。

そして、後半は言葉のもつれや言い直しが目立ち、それがまた観客に疲労感を与える。
2時間くらいが集中して観られる限界だともう。現に隣席の男性は後半は席に戻らなかった。

それにしても役者さんは体力勝負の重労働だとつくずく感じる。この長丁場を二回やるとは!

道山さんも音楽をひとりで最後まで務めるというのは緊張の連続だろうし、精神的にもかなり疲れることなのに大丈夫だろうか・・・って余計なお世話???!

まだまだ始まったばかり、皆さん頑張ってください。

 

KOBUDO-古武道-           於:原宿エクストホール 6月30日

古武道のユニット結成コンサートに原宿クエストホールに行ってきました。
今回の大きな楽しみは二つ。もちろんひとつはこのコンサート。
そしてもうひとつは、道山さんつながりで親しくなったみかんちゃんと会えることです。
家族や仕事を持ち、社会的にもいくつもの顔をもっている女性が自分の趣味のために一晩でも家を空けるということは大変なことです。普通ならそれを出来ない理由にして不満を持ちながらも行動出来ないというひとが多いなか、きっちりと自分のスタンスを持って行動する彼女を尊敬します。昨日、今日といっぱい話をしてとてもよく判りました。
「私たちを出会わせてもらっただけでも道山さんにお礼を言いたいね」と会うたびに話しています。

そんなこんなで充実した二日間でしたが、コンサートの感想も書いておきます。

尺八、ピアノ、チェロのユニット、古武道のお洒落なコンサートへ行ってきました。
2年前から三人での演奏はステージで聴いていましたが、5月には念願のCDデビューを果たし、そして今回待ちに待ったコンサートとなったわけです

三人の音の融合は確かに新しいジャンルの音楽を生み出す。
邦楽でもポップスでのクラッシックでもない、もっともっと軽やかでかつ細緻を極めた音。

前半は千住明さん作曲のWATER ISLAND、妹尾さんのSASUKEからはじまった。
三人ともリラックスしていてトークも冴える。音楽と同じようにうまく絡んで、お互いを傾倒しつつも親しみのあるとても理想的な関係であると微笑ましい。

古川さんの突っ込みトークが冴え、ちょい悪・・・濃い悪・・・激悪・・・?
いえいえ、「My Little Song」はほんとうにやさしい、メルヘンチックな古川さんそのものの曲ですよ。前半最後のTonightの途中で弦が切れるというトラブル発生にも冷静にアドリブで対処したあたりはプロの意地やプライドといよりは清閑な凛々しさを感じた。

道山さんの「瀧」は三尺一寸のなが〜〜い尺八で技巧の限りを尽くしていたし、道山さんの渾身の一曲。

後半との間、弦の張替えの間に妹尾さんと道山さんで「蒼茫」を。奇しくもこれは妹尾さんが書いたチェロの曲

後半気を取り直して再登場。
ジーンズに白シャツというラフなスタイルに衣装替えした三人。鳥の歌、ピアノ協奏曲第2番第2楽章(ラフマニノフ)を2曲続けて演奏。
「実はわたしはラフマニノフという作曲家が大好きなんです」と妹尾さんのトークにも力が入る。
ウェブで受け付けたリクエスト曲の中から「リベルタンゴ」が選ばれ、軽快さと重厚な響きに圧倒された。

素朴で叙情的な道山さんの尺八に軽やかで馴染みのいい妹尾さんのピアノが絡み、古川さんのチェロが品格高く包み込む。

自分の好きな一曲では道山さんがあの勝負竹を構えた瞬間に「鶴の巣籠り」を直感。絶対古典でくると思った〜。

本当に三人のスピリッツは素晴らしい。新しい音楽のかたちを確実に社会に発信している。ずっと続けることで確立して欲しい。

アンコールでは7月1日からTVで放送される「ICHIKAMI」のコマーシャルの音楽を30秒バージョンで。でも確かに長い髪が風にサラサラと靡いているような情景が目に浮かぶような曲。
最後は「朧月夜」。

 

 

「2007 New Year Concert 藤原道山」     於:きゅりあん大ホール 1月28日

今回は道山コンサートと云うよりも「古武道/KOBUDO」ユニットデビュープレコンサートと言った趣き。今回(仮)の文字がとれ、正式に三人のユニットとしてアルバムのリリース、コンサートツアーが決まりました。

それぞれのソロの活動から、出会いのコンサートやCDでのジョイントのいきさつをつぶさに見てきた私たちファンとしてはこの日を見届けられる喜びはひとしおであります〜。

休憩を挟まず2時間弱のステージでしたが、構成としては大きく3ステージに分かれていて、まずは道山さんのソロで「早春賦」からはじまり、妹尾さんとデュオで「春告鳥」、「ディープリバー」。ディープリバーと云えばふたりの出会いの曲・・・運命の曲・・・

ここで古川さん登場。妹尾さんの「蒼茫」をピアノ、チェロのオリジナルで聴くのは久しぶり。何だか今日は古川さんのチェロがとてもとても冴えていてステキでした〜。次に古川さんのソロでバッハの「無伴奏チェロ組曲プレリュード」。あのまろやかな深い音が人柄を映しているよう。

ここで和服に着替えた道山さんが登場し、お正月らしく?古典から「鶴の巣籠」。ここでいつもの楽器の説明。この辺りはちょっともう教えられるくらい暗記しています。えーっと、材質は竹、竹の中でも真竹を使っています。長さは一尺八寸でそこから尺八という名前が付いています。長さによって音程が違い短くなるほど高音になります。一尺くらいから一寸刻みぐらいにあり、長いものでは三尺三寸(約1m)のものまであります。指穴は5つ。前に4つ、後ろにひとつ。これを半分開いたり4分の1開いたりして音を変えています。三つの技法(息、指、首)!・・・フー、もうやめましょう・・・(笑)。こんな感じで、どう?道山さん、満点でしょう!!

妹尾さんが再び登場し・・・っとその前に妹尾さんに促されて「武士の一文」の宣伝なんかもあり・・・ふたりで「SEVEN SAMURAI」。妹尾さん「きゅりあん」という名前が気に入ったようで何度も連呼。ここの会場の雰囲気に合わせてソロで「男はつらいよ」。会場からはワッ〜っと笑いが上がった。その間に早替わりで和服から再び今度は黒のスーツにお召し替えされた道山さんが尺八を抱えて登場。衣装替えの早さも超人的。裏に双子の道山さんがいて入れ替わっているのかも・・・@@=

古川さんも再び呼ばれ、終盤は三人で盛り上がる。「Best Friend」は妹尾さんが昨年三人の友情を曲にしたもので、一度だけ聴いたことがあったが今回はまさにぴったりの曲になった。今度のアルバムのために作ったというまだ題名も(仮)がつくような出来立ての曲は「旅立ちのとき」だったかな?よく覚えていない。これはゆっくりとした唱歌のような曲でとても耳にやさしい。

かざうたから「水の影」。ユーミンの曲というと何となく打ち込み音を駆使してとか、エレクトロニックなイメージがあるけれど、これを尺八、チェロ、ピアノって・・・発想ががスゴイと思う。「東風」もピアノ前奏が滑らかなクラシックぽくて、メロディーが結びつかなかったけれど妹尾さんの「ワン・ツー・スリー」で一転、道山さんのフュルフュルフュ〜〜〜♪〜♪でアクティブに。うぉ〜、カッコイイ!

最後はひとしきり湧き上がった会場がシンと静まるのを待って、しっかり『空』で締めてくれました。

アンコールは「リンゴ追分」。

実はもっと多くの曲をやったが・・・覚えていない〜〜!まぁ、そこは記憶力のいい若者ファンに任せるとして・・・感想としては、やっぱり古川さんのチェロに魅せられた。聴けば聴くほどといった感じ。CD「Classical」を購入し、サインをもらって握手。フフフ〜 

コンサートって幸せな気分に酔える。すべて満たされた幸福感。中毒ってこういう気分なのかな?