トイレって落ち着きますか? あなたのお父様は、あるいはあなたはトイレで新聞を読みますか? それってなんででしょう?家庭に居場所がないから?う〜ん、それもあるだろうね。 ってゆーかそれが一番の理由かな?僕もそうかな、って思います。でも、それぢゃつまんない。 もうちょっと考えてみました。 「時計仕掛けのオレンジ」(スタンリーキューブリック監督)という映画があります。 すごい映画です。いい映画です、とかオススメです、とか書きたいけど残念ながら そうは書けない、とにかくすごい映画です。 (ネタばれなので、ここから先は映画の内容を知りたくない人は読まないほうがいいかも。) 主人公は、SEXと暴力とルートビッヒ(ベートーベン)がとても好きです。 白のつなぎを着てまあ、とにかく無茶をするわけです。で、捕まるわけです。彼は更正させられます。 そこにいる人たちが実験的にある画期的な更正方法を彼に行います。延々と暴力的な映像を見せる わけです。彼には、目を閉じることができないように、目に強制の機械が取り付けられます。 それでは、眼が乾いてしまうので、係りの人が少しの時間ずつ目薬のように垂らしています。 大好きな食べ物でも毎日食べていると見るのも嫌になるように、どんな美人でもずっと見ていたら 飽きてしまうように、どんな眠くてもずっと寝てはいられないように、彼は暴力を浴びつづけ、 そして暴力を見ると気分が悪くなってしまう体になってしまうのです。 汚い話になってしまいますが、(だいたいタイトルから言って仕方ないよね)トイレに座っている ことってちょっといいかも、って思ったのです。 そういつでも、出したくなったら、出せるのです。大も小も。大の方の穴を落ち着いて大きく開放する って、そんな気が楽なことってありますか?! 僕たちは普段緊張しているのです。油断したら、漏らしちゃうかもしれない、というストレスを 浴びつづけているのです。それがその異空間においてはその緊張を緩めることが許されるのです。 そんなことは暖かくて、きもちのいい布団の中でだって許されないのです。 でも、今度はそれをずっと開放させられたら。。。 それを閉じることが許されないとしたら。。。 気持ちよくても、24時間しなくてはいけないとしたら。。。 あ”あ”なんて拷問だぁ〜。恐ろしい。。やっぱ暴力も、おいしいものも、美人も、睡眠も、 トイレも適当がいいっす。 昔のローマで、無残に負けた軍隊の罰は、負けた軍隊の9割の人間で一割の人間を殺すことだって。 ああ、これも恐ろしい。。。 03.01.21 |