KAMIYAONLINE

感想文 すごいやり方

すごいやり方

「すごいやり方」はすごい。
我が家では、リビングのソファーから手の届く所にこの本を常駐させている。
ちなみに同じ場所に常駐している本としては、 「妖怪図巻」 「地獄絵をよむ」 「13歳のハローワーク」 「リラックスのしかた」などがある。

この本には、31のすごいやり方が記してある。
で、それに対して、ちょこちょこっと使用方法が追記してある。
この本が何故すごいかを僕がここで分析することは無粋と言える。
なぜならこの本のすごいやり方には、解説とか分析の類がない。
すごいやり方を理解する唯一の方法は実践あるのみで、解説分析を読んで分かった気になるだけなのは、 多分この本の著者が最も避けたい事態だからである。

でもまあ、ちょこっとだけならいいと思うので、ひとつ紹介をしてしまおう。
31のすごいやり方のひとつに、「正しい答えを探そうとしてない?」というものがある。

これはちょっとすごい。すごい真実を明確に示している。我々はよくこの過ちを犯す。 このすごいやり方はこう言っている。「正しい答えを探すんじゃなくて、うまく行くやり方を探そう」と。

そう。正しいことをしているはずなのにどうしても勝てない、進まない、上手くいかない、行き詰った、そんなときこの可能性を考えよう。
その方法は正しいかもしれないけど、うまくいかないんじゃないか?と。

やたらと平和を訴える人、健康のためと言ってやたらと禁煙運動をする人、マナーにやたらとうるさい人、ファストフードをやたらと追放しようとしている人、やたらと自由を訴える人、こんな人と議論をして言い負かされそうになったら、これを使おう。
「で、それでうまくいくんですか?」

こういう考え方が最も得意なのはアメリカ人である。アメリカ人はそうは言っても現在最も優秀な国家である。 アメリカ人の現実主義には恐れ入る。どうやったら上手くいくか、彼らは非常にクレバーにものを考える。 ただ、今回の戦争はそれが行き過ぎてしまった結果であるが。理想を失うとこうなる。

そんなことはともかく、この本には他にもすごいやり方が満載である。自分のコーチングに使用するのが最も 本来のやり方であるが、出来の悪い部下がなぜダメなのか?その理由を知りたい人にも非常に有効である。 ストレスの解消にもなるだろう。

04.05.17

ところでこのページにこの本の内容のほとんど全てが載っている。こんなに全部のっけていいのだろうか?よく分からないが、いいのかなあ?まあ、みなさんはこのページを見れば早かった。

<あとがき>
リンク先のPHOENIX123.JPのPHOENIXさんから恐れ多くも メールを頂きまして、著者および出版社のほうに許可を頂いて掲載しているそうです。もしPHOENIXさんにご迷惑があったならすいません。あんまり軽々しくもの書くもんじゃないですね、自省します。


back

2003 カミヤ All Rights Reserved. link free