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元気を出して

次のステージに進むために、不足しているものは”元気”です。 なにをするのでもよい。 戦略だとか、思想だとか、基本的姿勢だとか、整えていくものはたくさんありますが、 まず必要なのは元気であるのです。

糸井さんのコラムの中で、 元気というもののイメージが書いてある。

「お父さんと、こどもが公園を歩いているとするでしょう。  ふたりで水飲み場に向かっているとしたら、  お父さんのほうは、水飲み場まで直線的に、  最短距離を歩いていきますよね。  でも、こどものほうは、  先に、もう、走って水飲み場に着いちゃってて、  それでまたお父さんのところまで戻ってきて、  また水飲み場に向かっていく。  そういう動き方をするでしょう。  元気っていうのは、そういうこどもの動きです」

なるほど。毎日の仕事の中で、どうしたら過不足なく、要領よく仕事をこなすかを常に考えていて、 常にそこに向かってまっすぐに走っているが、あちこちにぶつかったりすることも 必要なのではないかと。否、ぶつかることが必要というよりも、ぶつかっても走り続ける余力があることが 必要なのではないかと。否、余力とか言ってないことが必要ではないかと。否、なにが必要かなんて 考えなくって、興味の向くままに走ることがよいのではないかと。

やっぱ”元気”をなんとかしなくてはいけない。 この元気をなんとかしないことには、なんともならない。 思考することには、僕個人はそれほど労力を必要としないけれども、 そことは違う”元気”というところをなんとかしなくては、 このまま次に進むことができないのではないかと思っている。

そのためには、”勇気”みたいなものも絡んでくるのかもしれない。 失敗を恐れない勇気。正しく結果を予測しさえすれば、失敗も大したものではなく、 「ちょっと転んだ」程度で済むことは既に分かっている。 ただ、その失敗を犯すだけの勇気を持って、元気をするだけの価値のあるものとはなんだ? の回答はない。回答がないからこそ、勇気が必要なのだが、あまりに見通しが悪い。

どうしようかなあ、と思う。 確かに見通しが悪ければ、元気を振るう対象がない。 それでは出るもんも出んわな。 勇気を出す必要もないし、失敗をする必要もない。 でも、あまりひとつのステージに留まり過ぎるのは、面白くないのではないかと漠然とだが、思う。

もちろん、傍目には分からないが、それなりにステージ内を行き来しているつもりでいる。 ただ、まあそれも疲れない程度に、である。大して疲れていない。 疲れる必要があるのかどうかも分からない。ただ、う〜ん、どうしようかなあ、と思う。

見通しがないとき、するべきことはお金を貯めることだと思う。 見通しのない無駄遣いはなにも残さない。なにをするにもお金が必要だ。 有形でも無形でも、なにかを残して、それを形にするには、若干以上の投資が要る。 今は、お金を貯めるときかなあ、と思う。

もうひとつは、勉強すること。どんなものでもよい。 なにかまとまったもの。できれば、はっきりと分かり易いものがいいと思う。 資格とかが分かり易い。ジェイムズ・ジョイスの 「ユリシーズ」 を読破するというのも素敵な気がする。

特に、どう書くか考えずに書き出したのだけれど、結論は出たと思う。 元気が必要だ。元気を出すには、見通しが必要だ。見通しが出てくるまで時期を待つことも必要だ。 それまでは、蓄えを増やして、準備をしておこう。 次のステージに進むというモチベーションだけはなくなりそうもないので、 そこはまだ大丈夫。

04.02.01


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