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ボアちゃんは平成のジャンヌダルクか?

ボア(BoA)ちゃんは果たして、この薄汚れた日本を救えるのでしょうか? 本日はこの話題についてお話ししようかと思います。

それでいきなり回想いたしますと、彼女と初めて会ったのは、 そう某音楽番組(といいますかただ忘れたんですけど)で 彼女が「Amazing Kiss」という歌を歌っていたときでした。

そのときはまだデビューして間もなく世間の認知度もまだまだでした。 彼女はその独特の韓国ライクなアメリカンというか、なんというか、そのひたむきさで、 息を切らして踊って歌っておりました。

あれだけ踊っていれば、息が切れるのも当然なんですが、 僕は、他の歌手があれだけ息を切らして踊って歌っているのは、見たことがなかったようで、 なんとも衝撃を受けたことを記憶しております。

で、そんなこんなで、先日、衛星放送でボアちゃんのライブを見たんです。 その中のインタビューで彼女は、好きな日本語について、 こう言っています。 「”がんばりやさん”って言葉が好きです。なんかいいじゃないですか。”がんばりやさん”って。」

今時の若い子(ふ〜今時の若い子って。。。)でこんなことが言える子がいるでしょうか? 僕ですか?もちろん言えません。しかし、日本と違って韓国には、頑張るってことは よいことである、ということが脈々として生きているんだなあ、と思いました。

最近になって僕はよく思うのですが、人の能力というのは、頭が良いとか悪いとか、 そういったものではなくて、解決不能な問いに対してめげずに向かっていくということ、 失敗したこととか、悔しい思いをしたことを忘れずにその気持ちを維持すること ではないか、と。

つまり、過ちを改める時間とか機会とかっていうのは十分にあって、 器用に何かをこなすこととか、ちょっと発想力があるとかいうことよりも、 地道に積み重ねたものだけがモノを言ってくるのではないか、と。 そして、それが「努力」という陳腐な言葉の正体なのではないか、と。

日本の阿呆なおやじたちが勝手にバブルに踊って、勝手にそれを終了して、勝手に反省こいて、 勝手に尻すぼんでる今、頑張ることはいいことだ、というごく当然なことも僕たちは 忘れてしまったようです。そして、いきなり-100mというスタート地点からスタートする 僕たちは、まだスタート地点まで走る途中なのに疲れてしまっているようです。

「気持ちはつたわる」とその一点の曇りもない、かわいらしいお顔で歌うボアちゃんの言うことを、 ちょっと恥ずかしいですけど、僕は信じてみようかと思います。 で、じゃあ具体的になにをするといいの? 不良債権処理?道路公団の民営化? という問いについては、また皆様と一緒に考えていきたいと存じ上げまつる次第であるわけです。

03.06.04


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