捜神三国志・燭龍本紀
INDEX
目次・登場人物紹介・ミニ知識
目次
序・董幼宰、免官になる話
一話 長星橋商店街有志、立ち上がる
二話 董和、闇の巣窟に降りること
 三話 朝が来て
四話 休昭、朋友に打ち明ける
五話 塞北の羌胡、未だ兵を能めず
六話 赤頭巾さん、気をつけて
七話 第三の門
八話 闇を数える
九話 紅蓮の女神と下僕のものがたり
十話 長星橋商店街の夜
十一話 密議
十二話 異変
十三話 董幼宰、二匹目と出会う
閑話一 松喬と龍
十四話 南充国の勇者、煩悶す。
十五話 人気のある囚人
十六話 龍の系譜
十七話 宝の正体
十八話・軍師将軍の叛乱
十九話 闇の風
二十話 不死者の門
閑話・ 青亀の背の上で 
二十一話 よそものがいっぱい
二十二話 父の家、母の家
二十三話 董幼宰、左将軍府へ行ってみる
閑話 闇に動くひとびと
二十四話 金目の野望
二十五話 凸凹主従、古城へ
二十六話 董幼宰、狼狽す
二十七話 真実の道・一
二十八話 真実の道・ニ
二十九話 真実の道・三
三十話 臥龍、とうとう怒る・一
三十一話 臥龍、とうとう怒る・ニ
三十二話 不老不死の正体
三十三話・真実の道・四
NEW三十四話・真実の道・五
番外編 草むしり。

 

登場人物紹介

董和(幼宰)(とうわ・ようさい)劉璋のもと、成都の令、つづいて益州の太守をつとめ、豪族が専横をほしいままにし、風俗が乱れていたのを取締り、おおいに世人の賞賛を受けた。しかし、劉璋が降伏し、劉備が成都の主となると、免官とされてしまう。自分を慕う娘、晴嬰の借財返済のために、怪しい地下宮殿へ潜行する決意をする。一見、温和だが、なかなか武闘派な四十男。

張嶷(伯岐)(ちょうぎ・はくき)古代地下宮殿「九門古城」の入り口のひとつを仕切る、張大人の一族の若武者。勤めていた県庁が山賊に襲われると、取り残された県長の家族を救うため、わずかな部下とともに白刃をくぐりぬけ、見事にこれを救った英雄。異父兄弟のために九門古城への潜行を決めたようだが、詳細は不明。普段は寡黙だが、好奇心がつよいのか情報通で、ときに、お節介なほどに薀蓄を語る。

胡(偉度)(こ・いど)病没した父親の薬代の借金返済のために、張大人に仕える文人。張大人の命令で、焼けてしまった九門古城の地図の復元を依頼されている。心配性だが、ふしぎなことに、その心配はたいがい的中する。

張大人(ちょうたいじん)成都一の歓楽場・栄耀飯店を経営する、闇社会のボス。ありとあらゆる悪事に手を染める残虐な男。董和とは犬猿の仲。

晴嬰(せいえい)…董和によって、ひとごろしの罪で投獄された兄の連座で牢につながれるところを救われた娘。二十歳すぎであるが、まだあどけなさの残る妙齢の美人。長星橋商店街有志でつくった自警団の団長をつとめる。普段は酒家の女主人。董和を慕っている。

董允(休昭)(とういん・きゅうしょう)董和の一人息子。親戚にちやほやされて育ったためか、おぼっちゃまな甘ったれ。父親をだれよりも大好きな十七歳。

(文偉)(ひい・ぶんい)休昭の親友。いろいろ苦労をしてきたはずだが、一切、顔や態度に出さない、生来のん気な少年。このたび目出度く初出仕。

費(伯仁)(ひ・はくじん)名族・費家の族父。董和のよき理解者であり、文偉の保護者。董和とおなじく冷遇されている身であるが、免官になった董和を気遣う。

諸葛亮(孔明)(しょかつりょう・こうめい)劉備の軍師。類い稀な美貌と怜悧な頭脳の持ち主。董和の屋敷にふらりと現われ、その屋敷を売って欲しいと要請するが、その真の意図は不明。現在の官位は「軍師将軍」。

祝融(しゅくゆう)古代の女神の名前を持つ、勇猛果敢で誇り高い、黒イの姫君。ご先祖様の悲願を果たすため、宝を求めて九門古城へやってきた。

ゾトアオゾトアオは黒イ内での呼び方で、漢名は別にあり、こちらは「孟獲」。黒イの医者の息子で、祝融に求婚をつづけている。しかし、見向きもされず、それでもけなげに彼女に従う。

馬超(孟起)(ばちょう・もうき)西涼の若大将。曹操による涼州平定のあおりを受け、羌族を率いて戦うも、父をはじめとする一族200人あまりを失い、一族を滅亡の淵に追いやってしまった悲劇の将軍。その心中でなにを思っているのかは、だれも知ることはない。

彭恙(永年)(ほうよう・えいねん)劉璋に嫌われ、罪人に落とされた男。それを怨みに思い、劉備が入蜀をねらっていると聞くと、成都を脱出し、龐龐統へ成都の情報を売った。しかし龐龐統が戦死したあとは、功績がありながらも孔明に疎まれ、思うように栄誉を得られず、不満を募らせている。今回、ともに劉備の元に留まることに悩む馬超を誘い、九門古城へ降りてきた。

赤頭巾(あかずきん)正体は一切不明の謎の男。(十八話にてあきらかに)

趙雲(子龍)(ちょううん・しりゅうしばらく名のみの登場であったが、第十二話にて本人登場。孔明の片腕として、治安の定まらない成都のパトロールに専念しているようである。孔明のよき理解者のひとり。官位は「翊軍将軍」。

法正(孝直)もとは劉璋の家臣であったが、長きにわたり不遇をかこったため、劉備の軍師、龐統に応じて益州を劉備に取らせた功臣。だが、一気に権力を握った反動か、かつての政敵をことごとく虐殺する、という暴挙に出ている。位は孔明よりも高位にあたる「尚書令」。

礼姫(らいき)僚人の姫。九門古城の宝について、なにか知っているらしい。ある人との約束を守り、脱走もせずに、じっと待っている盲目の少女

ミニ知識

張大人が勝手に決めた「九門古城(きゅうもんこじょう)」運営ルール

一、   張大人の許可なく『九門古城』に潜ってはならない。かならず申請をすること

  一、『九門古城』での探索結果は、かならず張大人に報告する(これが門をくぐるための入場料の代わりとなる)

一、   堅気の人間には、けして『九門古城』の話を漏らしてはならない。まして官吏には絶対にしゃべらない

一、   『九門古城』で殺人や窃盗があっても、地上での法科は適応されない。内々の話し合いで解決すべし

一、   『九門古城』で発見した宝を売る場合は、かならず張大人の商家をとおしておこなうこと

一、   この規則が事情により、変更されることがあっても、文句は言わない

 

ミニ知識2

    九門古城には、その名のとおり、九つの門があるといわれている。

    ただし、その正確な所在を示す地図は、代々益州牧に伝えられてきたのだが、劉璋の代になり、宝物庫から盗み出され、盗賊の陳勝の手に渡った。だが、張大人に陳勝が暗殺されると、これに怒った部下が、地図を焼却。そのために、九つの門の所在はわからなくなってしまった。

    胡偉度は以上の経緯により、張大人の依頼であたらしい地図を作成している。

 

ミニ知識3

第一の門は、陳勝が張大人の目をかすめて掘った、栄耀飯店の真下
第二の門は、洞窟。しかし酸の湖があるため人が渡るは出来ない
第三の門は、宮城からほど近い、神政門のそば。門の近くには小屋があり、玄女という巫女が住んでいる。
第四の門は、処刑場から程近いところにある桑畑を抜けたところにある墳墓の中

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