● こうせいニッキ●
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2006年2月25日(土)
ハハのんきだね~ と観た女子フィギュア 知ったかぶり観戦記(敬称略)

※はじめに※
以下にある観戦記は、ちょっとだけフィギュアを知っているというだけの、一般人の知ったかぶり観戦記であります。専門的なところで見れば、間違っているところなどあるかと思いますが、ごくごくフツーの家では、こんな意見を交わしながら見ていたんだよー、という記録としてみていただければと思います。

登場するひと…はさみの→病気療養のため各地を点々とし、最後にC県K市の実家へ。そして女子フィギュアを母と観戦した、病み上がりで失業中の管理人。荒川、コーエンのファン。
母→フィギュアファン暦ウン十年。独身時代からのファン…の、割りに専門用語には詳しくない。村主、ミシェル・クワン、古くはカタリーナ・ビットのファン。今回のフィギュアにレポーターとして来場していたビットを見て、「太った!」とショックを受けていた。

ショートプログラム観賞

時差があるため、リアルタイムで観るのはあきらめ、BS1の放送をビデオで録画。朝ごはんを食べながら、フィギュアを観賞。
結果を知ってしまうと面白くないため、ニュースの類いはいっさい観ずにビデオチェック。
しかし、はさみのが起きるのが遅いため、母は先に途中まで見ていた…ひどいや(/_;)

はさみの「なにコレ! もう最終グループに近いじゃん! 巻き戻してよ!」
母「ショートプログラムを何度も見ても仕方ないでしょ! それより、大変だよ、ダークホース登場!」
はさみの「それより安藤美姫はっ?」
母「安藤よりこっちをチェックだよ。いやー、凄かったわ。成績もよくってね、上位に食い込むことまちがいないね」

ちょうど、上位グループの滑走が始まる直前。それまでの成績順位表が画面に登場する。

はさみの「ダークホースって、グルジアの子? エレーネ……ゲ? ゲ…なんだ、なんて読むんだろ。日本人向けに、アルファベットにカナを振ってくれんもんかね(無理)」

ちょうどアナウンサーが順位を読み上げ、エレーネ・
ゲデワニシビリと判明。

はさみの「エレーネ・ゲテ…なんだって? 一度じゃ聞き取れないぞ」
母「エレーネってだけ覚えておけばいいじゃない。グルジアってどこだか知らないけど、こんなダークホースがいるとはねぇ」

(調べました。グルジア共和国…黒海に面する日本の五分の一ほどの国土を持つ国。かつてのシルクロードの要所でもあり、その歴史は古く、同時に、さまざまな争乱に巻き込まれた歴史を持つ。主な民族はアルメニア人。以前は共産圏であったが独立。シュワルナゼという名前を聞くとぴんとくる人がいるかもしれない。ソ連の外相であったシュワルナゼ氏が大統領を務めていた国である。しかし現在は失脚し、サーカシビリ氏が大統領である。)

はさみの「16歳…これからだな。浅田真央ちゃんのライバルになるかもしれぬ。うむ、チェック、チェック。ところで、再三お尋ねしますが、安藤美姫は?」
母「あと五分早けりゃ間に合ったのに。またVTRを流してくれるでしょ。ほら、言ってる端から出てきた」

母の言葉どおり、安藤美姫が登場。

はさみの「(衣裳を見て)なんだ、このスズメ蛾!」
母「スズメ蛾ってひどいねぇ。たしかに、なんだこりゃ! って思ったけどさ。いや、黒い、黒い。スルヤ・ボナリーを彷彿とさせるね」

(スルヤ・ボナリーはフランス代表の黒人選手。すばらしいバネを持ち、氷上でバク転を披露してくれたりと、いろいろ楽しい選手であったが、真っ黒の衣裳なのに、靴だけ白、というユニークなセンスを披露してくれる選手でもあった。はさみのは大好きだったが、母はアクロバティックな選手は好まないため、わが家ではセンスがないという代名詞に彼女は使われる…)

はさみの「いや、それは言いすぎでは…スズメ蛾撤回。うーん、単体で見ると、素敵は素敵だけど、なんだろ、なんでこんなにぎょっとするんだろ」
母「それはだね」

と、メモを持ってきて、リンクの絵を描き始める。

母「リンクって白いでしょ。でもって、リンクの周りの壁。あれにも色が付いているでしょ。だいたい、今回の壁の色って赤系でしょう。黒が、まったく映えない状態になっちゃってるわけ。そこを計算しなかったのが問題だね」
はさみの「なるほど。黒けりゃ目立つ、ってもんじゃないんだなあ。リンクが白いから、って考えがちだけど…ワダエミさん、フィギュアのこと、まったく知らないって言っていたし、安藤が太っているの気にしているって言ってたから、黒にしたのかな……って、うわあ、危ない!」

安藤美姫が、ちょうど審査員席の手前の壁にぶつかりそうになる。

母「どーもこの子は、危ないね」
はさみの「たしかにギリギリだったけど」
母「そういう意味じゃなく。この子、目が暗い。死んでる」
はさみの「魚ですか」
母「衣裳がどうとか流れていたけどさ、衣裳をワダエミにしたり、曲を直前で変更したり、力を入れるところを間違っている。しかも滑りがちっとも楽しそうじゃない。インタビューを見ていても「こういうふうに言わなくちゃいけない」と思っていて、無理して前向きな言葉を口にしているね」
はさみの「まあ、いっぱいいっぱいだなあ、という印象はありますが。たしかに、結果も出していないうちから、ワダエミの衣裳だ、なんて話を出すなんて、おかしいとは思ったよ。安藤じゃなく、周りの大人にカンチガイがいる気がする…」
母「周りが良くないんじゃないかねぇ。曲の選び方や衣裳や滑り方に、この子の内面が出ちゃってるんだよ。いまのこの子じゃ、上位に入れないよ。まずは、自分に自信をもたないと」
はさみの「うーむ…そこまで読むか、母…」

そうこうしているうちにイリーナ・スルツカヤ登場。アナウンサーの言葉どおり、まさに「本気のスルツカヤ」。コワイくらい上手でありました。

母「憎たらしいくらいにうまいねー(笑)」
はさみの「今日が本気なら、いままではなんだったんだ…すごすぎる」

高まる緊張。やがて、荒川静香登場。風格さえ漂う赤と白の衣裳!
安定感のある滑りを見せ、はさみの大喜び。

はさみの「
ア・ラ・カ・ワ! ア・ラ・カ・ワ!
母「あー、それでもイリーナ・スルツカヤには勝てないかあ。さー、こうなると村主だね」

村主登場。荒川とはまた違った、表情豊かな滑りで会場、拍手喝さい。
しかし得点伸びず…

はさみの「ぶーぶーぶー」
母「やっぱり、ムズカシイ技がないから、そこで弱いよねー。股関節痛めているから、荒川みたいな大技ができないんだよ、そこを審査員が汲んでくれるべきだと思わない? どう思う?」
はさみの「トリノの審査員に言え」

イタリア代表のカロリーナ・コストナー滑る。しかし転んでしまい…地元というプレッシャーで大変だったろうに、よく最後まで滑ったと思う。
そして、最後のサーシャ・コーエン登場。
会場内にはUSAコールが響き渡る…ふと席を立つ母。

はさみの「どこへ行くのさ」
母「洗濯物干さないと」
はさみの「なんたる無関心ぶり。彼女の成績如何で、つぎのフリーに影響があるんだよ?」
母「途中で見るからいい。(位置に付こうとしているコーエンを見て)なーんか、この子、ダメなのよねぇ。けちょけちょして、落ち着きがないというか、動きがきれいじゃない」
はさみの「かわいいじゃん!」
母「ミシェル・クワンみたいなのが、お母さん好きなのよー。クワンは出ないの?」
はさみの「怪我で欠場で、代わりにサラ・ヒューズの妹が出たんでしょうが。ファンなら情報チェックしとけ!」
母「(聞いてない)プロになるのかしらねー。コーエンはねぇ、動きが機械みたいにカクカクしてるでしょ、ほら、あんたの好きな男子の、なんて言ったっけ、カナダの」
はさみの「カナダ? ああ、エルヴィス・ストイコ」

(長野オリンピックにおいて、はさみのと母は、ストイコ(頭でっかちで不恰好(失礼m(__)m)ながらも、ジャンプの王様と称され根強い人気を誇っていたカナダの選手。不思議な日本語を衣裳に縫って登場するなど、お茶目な面も披露。人もよさげなところが、はさみののお気に入りでありました)と、イリヤ・クーリック(ロシアの正統派の演技を披露する、ディカプリオ似の王子様系選手。母のお気に入り。現在もプロとして大活躍。容姿・実力ともに完璧。かっこよかったです。いまだに王子と聞くと、彼を思い浮かべます)のそれぞれについて、競っておりました。
結果? 王子の勝ち…ストイコって、大きな大会でなかなか一番になれない選手でした…残念(-"-)ストイコもプロとして活躍しております。)

母「そうそう、それに通じるものあり! だから、あとでいいや(と、洗濯物を干しに外へ。画面ではコーエンが「黒い瞳」でけちょけちょした…いやいや、てきぱきとした鮮やかな動きで演技を披露。曲に合わせてジャンプを成功させたときは、はさみの悶絶。素敵すぎる!)」

結果、一位コーエン、二位スルツカヤ、三位荒川、四位村主、五位マイズナー…
そして滑走順位が判明。

はさみの「荒川、コーエンの次なのー? ヤバくない? ああー、長野のスルツカヤの悲劇が、荒川で再現されてしまうのか!」
母「どんなんだったっけ?」
はさみの「アメリカのちびっ子(リピンスキー)がアナスタシアの曲に乗ってすごい演技をしたもんだから、応援団やら観客やらが大興奮の紙吹雪の嵐で、リンクの整備は遅れるわ、なんだが会場がざわざわがやがやした中で、つぎがスルツカヤでさ、いい演技ができなかったんだよー。荒川は大丈夫かなあ」
母「大丈夫だよ。だって、相手はコーエンだもん」
はさみの「コーエンを、なぜにそう目の仇に…」
母「べつに仇にしちゃいないけど、実際に落ち着きがない子なんだってねー」

まるでコーエン(アメリカ)を、近所の子のように評する、日本から一歩も外に出たことのない母。
嫌っているというよりは、いたずらっ子を見る近所のおばさんの心境らしい。よくわからぬ(-_-;)

母「今回は日本人が頑張ってるから面白いけどさ、やっぱり一番感動したのは、リレハンメルだったねー」
はさみの「あー、リレハンメルね。あれは良かったなあ」

なんだって二人でリレリレ言っているかというと、リレハンメル・オリンピックは、プロ解禁となった初のオリンピックでもあったからなのだ!
これを受け、プロで活躍していた懐かしの名選手たちがオリンピックに集結。
プロVSアマチュアの、まさに火花散る、ハイレベルな戦いが繰り広げられたのだ!

…いや、メダルを賭けて争った、というだけならば、こうも記憶に残りはしない。
1994年、当時はユーゴの内乱の最中。かつてオリンピックの会場となったサラエボも、廃墟となってしまっていた。
リレハンメルに集った選手のうち、サラエボオリンピックでメダルを取った選手たちは、平和への思いをこめ、世界に向けて演技を披露した。
サラエボで金を取ったカタリナ・ビット(ドイツ。サラエボ当時は東ドイツ)は「花はどこへ行った」に乗せて演技をし平和を訴えた。
さすがに技術的には、いまが旬の選手たちには劣るものの、当時を覚えている観客にも、そうでない観客にも、深い感銘を与えた。

そして、同じくサラエボで金をとったアイスダンスのトービル&ディーン(イギリス)が、サラエボで行ったのと同じ「ボレロ」に合わせて演技をしたとき、サラエボオリンピックなんて知りもしないのに、まったく未知の国の戦争の惨禍を思い、涙ぐむ、はさみのの姿がそこにはあったのであった…
もちろん、当時をよく知る母はティッシュボックス片手に泣いており、静まり返った場内において、二人の演技が終わった時(たしか、最後に二人がリンクに倒れる、という振り付けだったと思う)家の中でスタンディングオベレーションが発生したのも、あとにも先にも、このときだけ。
まさにオリンピック! これほど平和について、深く思いを馳せたオリンピックはない。
当時のサラエボのオリンピックスタジアムは、戦乱のなか、墓場として利用されたということも、あとで知り、また感極まるものがあった。
でもって、女子フィギュアの生臭くもおろかしい、ケリガンとハーディングには、母子してブーイング。しかし、商業主義に染まりきったアメリカのフィギュアを圧倒し、金を制覇したのは、ウクライナの無名の少女・オクサナ・バイウルであったという痛快さ。
このオリンピックを超える感動を与えてくれるオリンピックは、もうないだろうか…

閑話休題。

フリー観賞

さてはて、あっという間に日が過ぎて、女子フリー。またも早起きができないはさみの。しかし、父と母は、気合と根性で、安藤が登場する五時ごろに起床。階下でワーワーギャーギャー言っている声で、はさみの、いつもより早めに目覚める。

はさみの「安藤は?」
母「今回は間に合ったよ。ほら、いまから安藤のグループが滑るから」
はさみの「あー、今度は蒼い衣裳かー。こっちはかわいいなー」
母「そうかねぇ。フィギュアの流行からズレるよ。ほかの選手をごらん。肌を見せるようなデザインのが主流でしょう。あの長袖は野暮ったい。切っちゃえばいいのに」

世界のワダエミに挑戦する母。職業・専業主婦。ちなみに、はさみのは、この衣裳は好きなのだが。

はさみの「スイスの選手もまた、大胆な…半分裸じゃん!(炎を象った衣裳で、半分は肌地の生地で、遠目からは半身が裸に見えるデザイン)」
母「でもしきりにずり上げているところを見ると、伸びちゃってるんじゃないの? あれって、タイツみたいな生地で出来てるからねぇ(←母の言うことなのでアヤシイ)」

スイスの選手サラ・マイヤーは、安藤とエミリー・ヒューズのあと、前衛的な音楽で、前衛的な演技を披露。しかし、フィギュアの傾向としては、前衛的なものが高評価を受けるのは難しいようである。観客が乗れない難解な曲は、避けたほうが無難なようだ…ムズカシイ(-"-)
さてはて、巻き戻って安藤美姫。しかし、結果は日本中の知るとおり。

はさみの「なんで蝶々夫人…いや、事前に知ってはいたけど、やっぱり暗いよ。ピンカートンなんつー、ふざけた名前のアメリカ人に日本女性が騙されて自殺する話(←あまりにざっくりすぎるあらすじ)じゃん。女子高生らしい、もっと溌剌とした音楽を選べば良かったのにー。荒川のトゥーランドットは愛の勝利がテーマだから良しとして」
母「イタリアだからでしょ」
はさみの「イタリアなら、まだいろいろあるじゃん! ええと、イタリア…そう、ピノキオとか! 「星に願いを」でやればよかったんだよ! もったいない!」
母「じゃあ、あんた、いまから安藤のところ言って、アドバイスしてきな。失業中だし、時間たっぷりあるでしょ」
はさみの「あー、気持ちよくフィギュアの世界に浸っているときに失業は禁句。でもまあ、四回転に挑戦したのはえらいね。次に頑張ってくれるといいなあ」

そして安藤のグループは演技を終了。コストナーは転倒しながらも、後半はよく持ちこたえ、きっちりとした滑りを披露し、さわやかな感動を残す。
さて、いよいよ最終グループに入る。
各選手がリンクに入って調整をするなか、なぜだかほかの選手にぶつかりそうな滑りを繰り返すコーエン。
荒川の背後、ぎりぎりを掠めるようにして通り過ぎ、つづいて村主…すわ、日本つぶし?!

母「(コーエンが鼻をかんでいる場面を見て)コーエン、昨日は自分だけ違うところで練習していたっていうけど、ちがうんじゃないの?」
はさみの「なんでまた」
母「風邪引いているんじゃないかね。動きがフラフラしてる。風邪だったら、大変だよ、ドーピングチェックに引っかかるから、風邪薬を飲めないでしょ。こりゃ、メダルわかんないよ」

最初はエレーネ・ゲデ…ナントカちゃんの演技。お国の民族音楽を取り入れた演技であったが、プレッシャーゆえか、ショートプログラムのときのような切れが見られず、失敗が目につく。とはいえ、まだまだ十六歳。

母「このエレーネ…ナントカちゃんと、ウチの(所有物か!)真央ちゃんと、これから出てくるキムジナー(←キミー・マイズナーの間違い)とサラ・ヒューズの妹、これが新しい世代の注目株だね。にしても、観客席のサラ・ヒューズ、太ったんじゃない?」
はさみの「人のコルステロール値より、自分ことを気にすべし。ロシア勢が、スルツカヤのあとに続かないのが気になるトコロ」

そして、サーシャ・コーエン登場。風邪かも、という母の言葉を頭に置いて見ると、たしかに動きがおかしい? そして、開始早々、ジャンプで失敗! さらにつづくジャンプも失敗。

はさみの「うぎゃあ! マジっすか! つーか、『ロミオとジュリエット』(心中モノ)に問題があるのでは!」
母「ここまできたら、曲は関係ないよ。あー、佐藤さん(解説の)は、怪我してるんじゃないかって言ってるね。どちらにしろ、故障してるのは間違いないよ」

しかし、この後のコーエンは大きな失敗をせず、持ち直す。
使用している音楽の「ロミオとジュリエット」は、ディカプリオのほうではなく、むかーしのオリビア・ハッセーのほうの曲だが、編曲が素晴らしい。
そして、曲が盛り上がる♪チャラーラーにあわせ、コーエンがぱっとジャンプを成功させ、すかさず片足を上げる動きに、はさみの悶絶。さすがだ、コーエン!(というか、これは振り付け師を誉めるべきか?)
コーエンはジャンプを失敗したものの、やはりショートプログラムでの貯金が大きい。現段階での一位。
さあて、つぎはいよいよ荒川静香だ…

荒川静香については、はさみのが下手な言葉を尽くして語る必要はないだろう。
あれほど柔軟かつ力強く、優美な滑りは見たことがない。
荒川が途中で引退しようとしていた話は知っていたから、よくここまで…という思いがこみ上げてきた。
(もしまた放映される機会があったら、彼女が後半のスピンに入る直前、リンクの向こう側の記者席で、どこかの記者が、「素晴らしい!」といわんばかりに感心して首を振ってカメラを構えるところを見てみてくださいな。見たからなんだ、というわけではありませんが、世界中が彼女に同じように感動しているのだと思えて、ちょっと嬉しかったのです
※お詫び。最初、イナバウアーのあと、と書いておりました。後半の3・2・2のジャンプの直後です。髯のカメラマンが隣の誰かと言葉を交わし、首を振ってファインダーをのぞく仕草をしているのですが…単に首を振っただけかもしれないけれど、そう感じた…まー、それだけはさみのがのぼせていた、という証拠に、この文は残しておきます^^;)

はさみの「
うおっしゃあ! アラカワ~(すっかり涙声)」
母「いやー、凄かったね。さー、つぎは村主だ!」
はさみの「なにさ、その切り換えの早さ! すこしは感動の余韻に浸ろうよ!」

村主ファンの母は、すばやくスイッチを切り替えて、村主の応援モードに突入。
その横で、鼻をかむはさみの。スタンディングオベレーションの巻き起こる場内で、高得点が発表される。
さらにつづいて村主。
やりにくくないだろうか…そんな心配は、まさに余計なお世話だった。
ラフマニノフの有名な協奏曲に合わせて滑る村主。
大技を持たない彼女。しかしそこを演技力でもってカバーしつづけ、ノーミスの完璧な演技を披露した。この精神力には頭を下げざるを得ない。
しかし、残念なことに、点数は伸び悩む…

はさみの「
ぶーぶーぶー
母「大技がないって厳しいんだねー。でも、芸術面では、この子が一番だったよ!」

この言葉だけは母に同意する。現段階で、村主は三位だ。
しかし、あとにはスルツカヤが残っている。
キミー・マイズナーの演技が終わったあと、ロシアの女王登場。

それこそ世界ジュニア選手権を制したあと、世界の舞台に登場したころは、垢抜けない雰囲気が可愛らしく、母は「りんごほっぺちゃん」とあだ名をつけて成長を見守ってきた。
荒川には金を取って欲しい…が、長野、ソルトレイクと、ことごとく金を逃し、母の重病、自身の病という不運に見舞われた彼女にも金をと願ってしまう。
金って二つに出来ませんか? と、あえて莫迦なことを口にしたくなるこの心情。

スルツカヤの演技がスタートする…が、硬い。素人目にもわかる硬さだ。最初、荒川のあの動きを見たあとだから、物足りなく思えるのだろうかと思ったが、そうではなかった。見ていて引き込まれない。
TVは正直に、彼女の顔が強ばっているところも映してしまう。
そして後半、まさかの転倒!

はさみの&母「
うぞぉ!

呆然とするはさみの、そして母。本人は滑りを再開するが、これは痛い。痛すぎる。
口をあんぐりと開けたまま、スルツカヤが滑りきる最後までそうしていた…
この人は、この人は、なんだってこう運がないのだろう。いや、最後にかかったプレッシャーを跳ね除けてこその女王の座だったのか。

勝負の世界は厳しい。
しかしプレッシャーに勝てなかったコーエンやスルツカヤ、ほかの諸々の選手たちが弱かったとは思いたくはないのである。
荒川静香の金メダル。文句なしに素晴らしい演技に対しての、正当な評価だと思う。
いまはムズカシイことを考えず、素直に喜ぼう! 
おめでとう、荒川静香選手!

いやー、今度のオリンピックのフィギュアも楽しかったな~(^^♪


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