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昨日とつづいての快晴で、初夏の山風は適度につめたく、孔明の肌にここちよい刺激をあたえた。
頂上をひたすら目指し、山道をあるく孔明であったが、朝まで昨日と変わらぬ様子であった趙雲が、頂上が近づくにつれ、だんだんと口数がすくなくなってきた。
はて?
「どうした、疲れたのか」
昨日は香に引き寄せられたのか、あらわれた何匹もの蛇と格闘し、ほとんど眠っていないという。
そのために疲れがでたのだろうかと心配した孔明であるが、趙雲は、あいまいな返事を返してきた。
「いや、そういうわけじゃないのだが」
「だが?」
「俺は間抜けかもしれぬ」
突然の反省の弁に、孔明としてはわけがわからず、首をひねる。
「なんだってまた」
「いや、こいつらが」
と、趙雲は、山道の両脇に、当然のことながら生い茂り、みずみずしい生命力をみせている木々のうちの、葉っぱを、まるでだれかの手を掴むようにしてとると、ゆさゆさと揺すった。
「木がどうした」
「この季節は、数日で木々が一気に生長することを忘れていた。そういえば、十日ほど前に、雨がつづいた日があったな。ああいう日のあとの、草木の生長というのはいちじるしい」
「そうだな」
「軍師、いまから謝っておく。かなりつまらぬかもしれぬ」
「なんだかわからぬが、期待するなというのだな」
山道は、頻繁に往来があるものらしく、しっかりとした道になっていたが、途中より、頂上には向かわず、そのまま西へ向かってつづいているようであった。
趙雲は馬を下りると、孔明にもそうするようにいい、そして山道の脇に馬をつなぐと、せまくて細い、道なき道を登り始める。
いや、ある程度の道はできあがっているが、あまり人は頂上に向けては足を運ぶことが無い様子で、整備されておらず、のぼればのぼるほどに、足元の岩石が邪魔になるようになってきた。
ええい、やはり、もっと軽装をしてくるのだった、と後悔しつつ、裾を気にしながら孔明が苦心して山道をのぼっていると、先に軽々と、それこそカモシカのように岩石の連なりをのぼっていた趙雲が、手を差し伸べてきた。
※さてはて、なんだか変な時間の使い方をした火曜日でありました。
いかん、ウッカリしていると日付が変わる。本当は頑張って二本アップだ! と考えていたのです(>_<) 無理だ…
次回アップ時にどかーんと一気にアップ、あるいは、いちばんみなさまがきてくださる土日にゲリラアップしようかなと考えております。
時間の使いかた云々というより、メンタリティの問題なのですよね。こんなダメダメはさみのに励ましの拍手を!(おねだりですか…)
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