● こうせいニッキ●
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2006年8月10日(木)
よこく(^^♪

落ち着く! 今度こそ! というわけで、これからの予定をば。
八月に入ってから、本当にご迷惑おかけしてごめんなさい(>_<) あとちょっとで集中できるようになると思います。しばしお待ちくださいませね。
ひとまず『コアラ』シリーズ?は、番外編をもっておしまい。
防衛大学に入る! といっていた趙雲が、なぜに『コアラ』経営しているのか等のエピソードもございますが、偽悪の男、法正の支配する街・成都商店街からはすこし離れて、明日より、椒聊のミニエピソード、新野時代、孔明が初めて趙雲とともに外に出たときのお話がはじまります。
その名も『椒聊よ、遠き条よ・番外編 おむすび』。
タイトルからして、なんだそりゃなものですが、なにやら痛々しいシーンが最近多いので、ちょっとした息抜きというか、本来はこうだったよなあということを自分でも思い出しつつのお話となります。
新野城にて人間不信に陥っている孔明と、その孔明を見かねて、自分でもなぜだかわからないけれど外に連れ出したくなった趙雲の話。
それこそ、特に何がある、という話ではありませんが、本編の補足としてみていただければと思います。
でもって、このつぎが、セリフのみで進行する『塔』。
『おむすび』はなるべく短くまとめたいと思っておりまして、次の『塔』はほんとうに実験的な試みとなります。
成功するか否か? わかりませんが、どうぞご注目くださいませ。
『塔』のあとは……まだ考えていないなあ。こうしていろいろ企画を考えるのも、楽しかったりします。今後のこうせいニッキ・ものがたり編もご注目くださいませね。

2006年8月13日(日)
椒聊よ、遠き条よ 番外編 おむすび 1

花窓から入る朝いちばんの白光を頼りに竹簡の文字を追う孔明であるが、実際はなにも目に入っていない状態であった。
無気力状態でもいおうか。人の前に立てば、自然と緊張感に押されて、背筋も伸びてしゃっきりするのであるが、ひとりになると、こうしてなにもできなくなってしまう。
孔明は、すっかり疲れてしまっていた。
あらためて、司馬徳操にいたときに読破した書物を読む気にもなれない。
意識をして耐えようとしても、自然と口からこぼれるのはため息ばかりである。

劉備からは、あらかじめ、反発は強いであろうが、我慢してくれといわれていた。
そういわれていたし、自分も覚悟していた。
しかし、これほどのものだとは。
目を閉じれば閉じたで、うとましいことに、見なければよかったと思う光景、そしておのれにたいする中傷が蘇って聞こえてくる。
いまさらながら、この聡明すぎる、そして周囲の動向に敏感すぎるほど敏感な耳目がうらめしい。
おのれを嫌い、排除する人間に懲罰を与えることは、この立場ならばたやすいが、それは根本的な解決にならないだろうということは、孔明はわかっていた。
悪意は、余計に心の奥に沈殿し、染み付き、かえってぬぐい難い不信感となる。
いま、孔明が新野城の人間から得なければならないものは、なにより信頼なのだ。
逆の結果を得るような真似をしてはならない。
とはいえ、分かってはいるが、つらいのだ。
人間の悪意、向けられる嫉妬、そういったものに、いままで免疫がなかったわけではない。
むしろ、若すぎるのに号を得て、名も襄陽では知られていたことで、同門の人間からは爪弾きにされていた。
しかし、これまで向けられていた悪意の強さは比べものにならないことに、孔明は戸惑っていた。
子供じみた嫌がらせもあるし(死んだ鼠が寝台に放り込まれていたとか)、自分が近づくと、それまで賑わっていた場が、ぴたりと鎮まるといったことも、たびたびだ。

徐兄もそうだったのだろうか。
数少ない味方である糜竺から聞いた限りでは、徐庶が、彼らから、強烈に拒まれ、無視されていたということはなかったようである。
思うに、徐兄ももとは侠客であったから、そのあたりの雰囲気が、新野城の人間をして、仲間のように錯覚させていたのかもしれない。
「みな照れ屋なのだと思いなさい。じきに、慣れますから」
糜竺はそう言うが、孔明には自信がなかった。

胸の中にある、もやもやとした不安が、蛇のように鎌首をもたげてくる。
人と触れ合うことができないこの身であるが、そのいびつさが、全体の雰囲気のどこかに染み出て、人びとの悪意を煽っているのではないかという空想だ。
そうして、ひとり、部屋に閉じこもって書面を見るフリをしながら、じっとおのれの恐怖と戦っていると、視線を感じる。
顔をむければ、開きっぱなしになっていた窓から、なぜだか馬が顔を出していた。


※疲れているのかしゃっきりしません。いけませんねぇ。
まだ疲れの余韻が残っているようです。すこーしずつ回復していきますので、見守ってやってください。
今日から、こうせいニッキものがたり編において、新編がはじまりました。特になにが起こる、というお話ではないのですが、どうぞよろしくであります(^^ゞ

2006年8月14日(月)
椒聊よ、遠き条よ 番外編 おむすび・2
孔明がぼう然としていると、その馬の横から、意外な顔が、ひょっこりと出てきた。
趙子龍である。
主騎であるから、孔明の前にあらわれることはめずらしくないが、こんな素っ頓狂な登場は、はじめてだ。
逆光になってしまっているため、その表情がよくわからないが、なぜだか院(中庭)に馬を連れて、孔明の部屋を覗いているのである。
なんと声をかけたものやら。調練の帰りに、どんな様子かと顔を見に来たのか。
であれば、窓から馬と同伴で顔を出してくる、というのも無礼である。

孔明は、いまだ、この主騎に完全に心をゆるしてはいなかった。
新野の人間、とくに武人というのは、関羽と張飛を中心として、あまりにがっちりと絆を固めすぎてしまっている。端的にいうと排他的なのだ。
自分たちと似ている人間ならばともかくとして、孔明はあきらかに毛色がちがうし、あきらかに人生経験もないことが見てわかる孔明に対しての風当たりは強い。
かれらからしてみれば当然で、それまでみんなで仲良くやっていたのに、突如として見も知らぬ、下手をすれば自分たちの息子と変わらぬ年頃の若者が、主公の次の地位を与えられて、ああだこうだと指図してくるのだから、それは面白くないだろう。
もっとも反発がつよいのは、特に劉備に心を傾けている武人たちである。
趙雲もまた主騎として孔明に配置されてはいるものの、疑心暗鬼にすっかりとらわれている孔明には、趙雲も、張飛たちとそう変わらぬのではないか、つまりは、表面上はともかくとして、裏を返せば、陰口三昧なのでは無いかと疑ってさえいた。
本来は明朗な性格の孔明をして疑い深くさせるほどに、その立場はつらいものであったのだ。
「今日は暇そうだな」
と、挨拶もなにもなしに、調練が終わったあととおぼしき武人は言った。
孔明は黙ったまま、机のうえに広げていた竹簡をしまった。
「なにか」
負けじと無愛想にたずねると、表情がよくわからない武人は言った。
「暇なら手伝ってほしいのだ」
まだ暇とは答えていないのに、と思いつつも、表情が探れないのでは不便だ。
孔明は座を立ち、窓辺に馬と顔をならべている武人のいるところへと寄った。

※やはり疲れているらしく、土曜、日曜とぐたっと寝てばかりいて、やりたいことが出来ていない、この不甲斐なさ。ネットにて職探しをし、ちょうどよいものがありましたので応募したところ、今朝になって、登録会のお誘いの電話がありました。んが、その場所が、なんともはや、前の派遣先の真上。ほかにビルはないのか、仙台。というわけで、夕方に登録会にいってまいります。いい職場があるといいなあ…というより、だれにも会いませんように。
2006年8月15日(火)
椒聊よ、遠き条よ 番外編 おむすび・3

「手伝えとはなにか。馬を繋げとか、馬を一緒に洗ってくれとか、鐙をしまってくれとか、そういう手伝いか」
言いながら近づいた武人の顔は、日焼けをしながらも、意外にも、近づいてくる孔明に対し、なにやら面白いものを見るような目を向けてくる。
わたしは、曲芸師の演し物かなにかか、と胸の内で、その笑みに悪態をつきつつ、孔明は不機嫌さをかくさずに、じろりと趙雲を見下ろすかたちとなる。
ちょうど窓からのぞくその顔は、室内にいる孔明の胸のあたりに頭のてっぺんがくるかたちだ。
見ると、趙雲のほうは、孔明の剣呑な目でそれと気づいたか、ちいさく、ああ、と合点したようにつぶやき、言った。
「べつにあんたをいじめに来たわけじゃない。このところ、中に籠もりきりのようだったからな」
だれのせいだと思いつつ、孔明が答えずに、むすっとしたまま、
「自室にこもって、書を読むことがいけないことでも?」
と答えると、趙雲は、今度は笑みをひっこめて、困ったような顔になった。
「そんなことは思っておらぬ。端的に言うが、あんた、こんなところで一人でくさくさしてたら性根も腐るぞ」
「説教をしにきたのか?」
答えつつも、孔明もまた、趙雲がなにを考えているかわからず、戸惑っていた。
嫌味を言いにきたり、あるいはからかいにきたものとはちがう様子だ。
その口調からは、どこか生真面目さ、本当に孔明の身を案じている空気が感じ取れる。
表情を観察すれば……この、顔立ちの端整さが、むしろ障害になって、つんとすましている表情にいつも見えていしまうのが、この男なのであるが……うむ、よくわからぬ。どんな顔だ、これは。

それこそ当初は、張飛らとさほど変わらず、反発をかくさずに接してくる男であったが、新野に入り込んでいた女刺客を一緒に退治したあたりから、たしかにつんけんした態度はなくなった気がする。
悪意はないようだ。うむ、構えすぎていたかな、と聡い孔明はすぐに反省し、困惑の色をふかめている武人にたずねた。
「手伝えとは、なにを手伝うのだ」
「これから視察に行くのだが、俺だけでは足りない。一緒に来てくれると助かるのであるが」

※これから、今度は別の会社の登録会に行ってまいります。いやあ、昨日の会社は応対が最悪ランクだったので、仙台の派遣のみなさん、要注意と実名を出したいトコロ。なんでかというと、営業マンが帰ってきても、同じ社内の仲間に挨拶をしないところからしてどうも内部に問題アリっぽいし、しかもねぇ、コーディネーターの女性、前の派遣先でかなり評判の悪かった(複数証言アリ。信憑性高し)主任の奥さんと同僚だったとか話はじめちゃって、どうしてこんなに仙台は狭いんだよ(-"-)
条件はたしかにいいけど、この会社からの紹介はやだなあと断る口実を考えていたら、コーディネーターさんてば、癖なのかしらんが、ずっと指の腹でテーブルをこつこつ叩いておりました。ビジネスマナー以前の問題だぞ……全国のみなさま、仙台の派遣コーディネーターはこんな人ばっかりじゃありません。けど、妙に遭遇率が高いの。なんで?
今日行くところは、対応がいいといいなあ。大手だから、下手なことは無いと思うけれど、油断大敵です。前が前だけに慎重なはさみのでした。
ところで、ジャンヌと仲間に票を入れてくれた方、どうもありがとうございました(^。^) うれしーい♪

2006年8月16日(水)
椒聊よ、遠き条よ おむすび・4
意外といえば、意外な申し出であった。
と、いうよりも、糜竺以外で、だれかに、なにかを一緒にしようと、親身になって申し込まれたのは、新野に来て初めてではあるまいか。
この男が、だれかと組んで、陰湿な罠や嫌がらせをするとは思えなかった(孔明は自分の眼力に自信があった)から、申し出はきちんと真に受けてよいものだとしても、やはり意外ではある。
新野の人間を観察していると、この趙雲は、なにかとつるみやすい男たちから距離を置き、与えられた仕事も、やはり他の武人たちとちがって、自分ひとりでこなそうという傾向が強い。
それなのに、ここへ来て、急に、視察へ同行してほしいという。
自分にさほど冷たく当たらなくなってきた、という点を差し引いて考えて冷静に見ても、この男は、ほかの武人とはちがう器用さがある。
軍師である自分が乗り出さねばならないくらいの、面倒な問題がもちあがっているのだろうか。とはいえ、なぜ、このわたしなのかと、孔明は警戒する、

警戒しながらも、でてきたことばは、自分でも、意外なものであった。
「よかろう。場所はどこだ」
口にして、すぐに、しまったな、と思ったが、自分でも、なぜに了承してしまったのか、よくわからない。
一方の趙雲は、趙雲のほうは孔明が断るものと予想していたらしく、安堵したような顔になって、答えた。
「そうか。行くか。西のほうなのだが」
「西もいろいろあるだろう」
孔明がいうと、趙雲は、困惑したまま、言った。
「ともかく西だ。一晩でいける場所だから、近い」

西、というだけで、具体的な地名はなにもいわず、趙雲は馬をつれて去っていく。半刻後に門で待ち合わせるということで、話はついた。
そのうしろ姿を見送りつつ、それでもなお、本来は決断の人である孔明が、断るべきか否かを悩んでいると、ふと、趙雲が足を止めた。
なんだろうと思っていると、振りかえり、言う。
「構えなくていいからな」
「は?」
「あんたをどこぞに連れて行って、どうこうしようというものじゃない。ほんとうに、ただの視察だ。準備も簡単でいい」
疑心暗鬼にとらわれている自分のこころを、ずばり言い当てられて、恥かしさもあり、孔明が言葉をかえすことができないでいるあいだに、趙雲は立ち去ってしまった。

※ 今日はすこし庭のくさむしりをしましたが、大量に顔を蚊に刺されて、そりゃあもう、ひどいありさまに(>_<)お岩さん状態。これは今日は表に出られないな…
やはりかなり疲れているのか、それとも疲れがあとになってやってきたのか(ええー、それって四十代の体力じゃ…)なんだかだるさが抜けません。なるべく新鮮な野菜を取らなくちゃ。しかし、庭掃除、まだ四分の一しか終わってない…時間はたっぷりあるし、ゆっくりやります。というか、顔がかゆいよー(@_@;)