第四回 けっかはっぴょう 中編

※このお話はおばか企画現代変と多少リンクしておりますが休昭はどうぶつではありません。そこがミラクルなおばか企画。気にせず読んでやってくださいませ(^^ゞ

すでに時刻は夜半すぎ。真夜中の街で客をまつタクシーのテイルランプを背後に、偉度はひとり、本来の職場である、衆議院議員の孔明の事務所へと足を運んだ。出向の状況報告のためである。
空には見事な黄金の月が輝きをみせていた。いつもよりも大きく感じられるのは、存在感のゆえであろうか。
まるでおとぎ話に登場する、外国のコインのような。

なつかしく思い出すのは、一年前。
『世界のギター名曲集』なる、いささかチープな雰囲気を漂わせたオムニバスCDを聞いていた、偉度の雇用主たる孔明が、突如として
「本物の『アルハンブラ宮殿の思い出』を作りに行くぞ!」
と言い出したときのことである。
スペインでのテロ事件の、その後の政府の対策を見に行って参考にする、などと、いかにもな理由をつくって翌日には成田空港から日本をとび立ち、そして世界遺産たるアルハンブラ宮殿をぶらぶらして、そうして、『アルハンブラ宮殿でぶらぶらした思い出』を手土産に、日本にもどってきた。
あの旅はなんだったのか……飛行機の遅れにより成田に戻ったのが真夜中。
疲労とともに見上げた月は、もっと彼方にあったような気がする。

事務所の明かりはついていないが、あの先生は、職員が帰ったあと、うたた寝でもしているのか、それともひとり、月見と洒落ているのだろうか。
「先生?」
雑然と、ポスターやパンフレットとともに、みずから編纂している、地域の有権者向けの不定期発行の新聞などが散在している事務所には、残っているスタッフはだれもいない。
そうして、奥にある、孔明の部屋のとびらをそっと開いてみる。
すると、孔明は、窓を背にした位置においてある机の前に座っていたのであるが、偉度がたじろぐほど、気むずかしい顔をしていた。
その背後には、窓ガラス越しに、巨大な黄金の月。

「うわ、どうなさったんですか。もしかして、また新人勉強会に誘われなかったからって、不貞腐れているとか」
「そのような子供じみた理由ではない。あんな勉強会、単なる大学OB、OGによる寄り合いではないか」
「なんだ、学閥に腹を立てていたのですか。いまさらですね。たしかに先生は、都の西北、ワセダのとなりの大学出身。
しかもなに学部でしたっけ? 人間コミュニケーション学部? なんだかわかるようなわからないような学部ですね。卒論が『無自覚の自己主張の功罪』。あれは面白かったですけれど」
すると、孔明は苦りきった顔をして言った。
「ワセダのとなりではなく、本命はワセダだったのに。苦手なのだよ、マークシートって! 筆記なら得意だ。筆記試験なら、ワセダもケイオウもどんとこい! って、慶応をケイオウとカタカナ表記すると、なにやら少年漫画の悪者っぽいな」
「また妙な発見を。よっぽど腹を立てているのか……はいはい。一流大学に入れなかったからって、拗ねることもないでしょう。
出身は超がつくほど三流大学ですが、そのあと海外留学で成果をあげて、自分に箔をつけまくり、いまはメディアにひっぱりだこの人気代議士なんですから、十分じゃないですか。
いい大学を出たからって、問題は、そのあとなんですからね。さあて、出向の状況報告ですよ。そこそこうまくやってます」
偉度が答えると、孔明は、満足そうに目を細めた。
「おまえはずいぶんと成長したな。もうわたしがいなくても大丈夫であろう」
「は? いきなり何をおっしゃいますやら」
偉度が怪訝そうにすると、孔明は、悲しそうにため息をついた。
「どうやら、お迎えがきたらしいのだ。見よ、今宵の月を。今日の月は、格別に美しい。きっと、月は処女なのだよ」
「なんで途中からサロメになるのだろう…というより、なんですか急に」

「わたしは今宵、月に帰らねばなりません」

「はい?」
「偉度や、いままでわたしはおまえに黙っていたことがある。わたしは実は」
「いやな予感。竹から生まれたかぐや姫とかいうんじゃ? 姫じゃないか、かぐや王子! うわー、恥かしい! あなたに『王子』という名称はまったく似合いません! って!」

とたん、窓の外から、強い光が差し込んだ。
さすがの偉度も腕でおのれの目をかばう。

「サーチライト!? おのれ、北の工作員か!」
「ちがう、お迎えだ」
「はあ? このあいだの健康診断じゃ、お迎えなんて来る状態とはほどとおい、健康そのものだったではありませんか!」
「お迎えなのだよ。だって、わたしは諸葛孔明ではない」
「うわ、本当にまぶしい! ライトを落せ、迷惑な! って、それでは、あなたは誰ですか!」
「わたしの本当の正体は」

どろん、というおなじみの音とともに、たしかに革張りの椅子に座っていた孔明の姿は消えて、そこにはダッチ柄の雑種のミニうさぎが、ちょこりと座っていた。
うさぎは鼻をひくひくさせながら言う。

「わたしの真名は、もなか。諸葛孔明のほうが、じつは変化した姿だったのだ」
「マジでー! というか、ここでいきなり、うさ・ルート突入? あれは、このあいだ、集計が終わったはず!」
「それでもなんでも、もなかなのだ。というわけで、わたしはうさ・ルートに帰る。さらば偉度よ。いままでの礼に、この薬をあげましょう」
「これは、もしや! かつて帝が富士山にて捨てさせたという、不老不死の薬!」
「ではなくて、宇津救命丸」
「……赤ちゃんですか、わたしは。つーか、いらねー。使いどころがありません」
「まあまあ、そういわずに、それをわたしだとおもって、大切にするのだよ」
「宇津救命丸をですか! 服用期限が切れいちゃいますよ!」

偉度の抗議をまるで無視する格好で、うさぎは月に手を広げると、黄金の月は、まさにそれに答えるように、今度は優しい光をシャワーのように浴びせてきた。
そして、ゆっくりと、うさぎはその光のシャワーに乗って、宙をふわりと浮いて、月に向かっていく。
窓ガラスも、自然と突き抜けて、うさぎはどんどん遠ざかっていく。

「うわあ、月光がシャワーッと! しかも硝子をフツーにすり抜けた。なんのイリュージョン? って、お待ちください!」

「♪想い出の糸車ぁ~ からから からから まわりぃ~ 
あの人がぁ 路地裏に たたずんで いたぁー♪」

「なんですか、その唄!」
「なんと、知らないのか。ああ、昭和は遠くになりにけり。これは、新必殺仕事人のエンディングテーマではないか。ちなみに唄は三田村邦彦」
「知りませんよ! というより、ちょっと! 明日からわたしはどうすればいいのですか! もしかして失業? ハローワーク通いなのか! 
せめて紹介状のひとつでも書いてから、月に戻ってくださいよ! わたしは、先生とちがって、高校中退なんですから、再就職は大変なんですよ!」
「だいじょうぶ。学歴なんぞ、ひとつの目安に過ぎぬ。
人間の真の価値は、社会生活において、いかに実力を発揮し、なおかつ世の役に立つことができるかで決まるのだ。悩みなき者に成長はなく、苦杯を避ける者に真の恩寵は与えられぬ。
こそこそと闇に隠れる鼠ではなく、太陽のもとにて堂々と闊歩する、気高き虎となるがよい。高みを目指せよ、偉度」
「うさぎだけど、言っていることは先生だ! 先生、まだまだ、あなたには教えてもらわねばならぬことが!」
「大丈夫、おまえならばきっとよい大人になれるであろう。それでは、バイビー!」
「バイビーって、新しいのか古いのか、よくわからぬ言葉のセンスだ……というより先生ー! カムバーック!」
偉度の声もむなしく、もなかうさぎは月へと帰ってしまい、あとには、宇津救命丸だけが残されましたとさ。

偉度「はうあ!」

気がつけば、そこは、国分町の居酒屋『寄ってらっしゃい、見てらっしゃい』の個室のソファの上であった。
どうやら、いつの間にか、眠ってしまったらしい。
ソファには、ぐうぐうと鼾をかいて横になっている法正と文偉、そしてあくまで品よく、しかしマイクを片手に眠っている休昭の姿があった。
そして、テーブルの上には、なぜだか並べられたトランプがある。

偉度「そうだ、あまりに前編からの待ち状態がながくて(すみませんm(__)m BY・はさみの)、みんなで暇つぶしにトランプをしようとなったのだった」

そうして、最初は大富豪をしていたのだが、なぜだか現実どおりに、いつも文偉が大貧民になってしまうため、ゲームを切り替えることにした。
ポーカーは、休昭がルールを知らなかったため、だれでも知っている『七ならべ』にしたのであるが………
とたん、大富豪では勝ちつづけていた法正が、連続ビリになった。
この滅多にない、負けキツネ状態に気を良くした四人は、『豚のしっぽ』か『ページワン』に変えてくれという法正を無視し、『七ならべ』をつづけていたのだが、いかなる天の配剤か、法正に大チャンスがやってきた。
なんと、配られたカードにダイヤ、スペード、クラブ、ハートの8と6がすべて含まれていたのだ。
序盤より四人は、『パス』を連続せざるをえなくなり、勝ち誇った法正は、どれかを出して欲しければ、肩を揉めだの、足ツボマッサージをしろだのと、王様ゲームの王様並みの傍若無人さを見せはじめた。
これに腹をたてた文偉が、店にカラオケセットがあることに目をつけて、休昭に叫んだ。

「休昭、唄え!」

そうして、休昭は、嬉々として、マイク片手に唄いだしたのだ。

♪あなたを~ 探して~ ここーまでー 来たのぉ~
恋しい あなた あなた~ いーまどーこーに♪

最近、休昭は相手を欝にするという技とはべつに、『ラリホー』とほぼ同等の力をもつ禁断の歌唱法をあらたに身につけていた。
おそるべし、ローレライ。将来はベビーシッターか?


偉度「たしか、あれは『旅愁』とかいう歌ではなかったかな」
公琰「そのとおり。西崎みどりの『旅愁』。必殺シリーズの生んだ名曲のひとつだ」
偉度「ああ、だから、新必殺仕事人がどうとかいう、わけのわからぬ夢を見たのだな。って、公琰、おまえは起きていたのか! よく休昭の唄を聞いて、平気でいられたな!」
公琰「休昭の唄を聞くときに、雑念を廃し、おのれに集中する技を開発した」
偉度「はい?」
公琰「つまり、休昭の歌声は、歌唱力が高すぎて、ついつい引き込まれるが、そこをあえて無視して、自分の中に意識を集中させるのだ。唄が唄だけに、いま、ずっと必殺シリーズと無双、そして紐について考えていた」
偉度「すまない、公琰、わたしに分かる言葉をしゃべってくれないか」
公琰「ああ、平たく説明すると、わたしの連想は休昭が唄った、『旅愁』からはじまったのだ。あれが唄い出してすぐ、わたしはおのれの殻に籠もり、休昭の歌声が耳に入らないようにおのれの思考に集中した。
ちなみに、この『旅愁』は、必殺シリーズのエンディングテーマとしてヒットした唄だ。
さて。ここからは、わたしの連想のせつめいとなる。わたしは必殺シリーズは再放送でしか見たことがない。いちばん知っているのは、新必殺仕事人だな。あとは、映画をレンタルビデオ屋で借りてきたくらいだ。
あまたある必殺シリーズのなかでも、わたしの印象にいちばん残っているのは、映画『必殺Ⅲ 裏か、表か』。なんともハードボイルドな映画で、はさみのは小学生のくせして3回もこのビデオを借りてきて見ていたそうだ。
それはともかく、おまえは、『必殺』がどんな話かは知っているか」
偉度「たしか『昼行灯』とあだ名されているが、実は剣の達人である中村主水を中心に、さまざまな技能をもつ殺し屋があつまって、世の恨みを晴らす、という話であったはず。
わたしは一回も見たことないのだよ。藤田まことと言うと、はぐれ刑事の印象しかない」
公琰「中村主水が主役になったのは、シリーズの途中からなのだが、だいたいは合っている。で、休昭の『旅愁』を聞きながら、真・三国無双のシステムで、必殺キャラの格闘ゲームというのはできないだろうかと考えていた」
偉度「そんなことを真剣に……」
公琰「で、ふと思い出したのだ。さっき挙げた『必殺Ⅲ 裏か、表か』という映画は、内容が濃ゆーいものでな、賛否両論あるようだが、ともかく話が複雑で、とても重く、残酷シーンも目白押し。
話が複雑になったのは、本来は三時間以上ある話だったのを、配給の問題から、カットに次ぐカットを重ねたため、あちこちのエピソードが抜け落ちているためだという噂もあるそうだ。
話は(※ネタバレしております。これから見る予定だという方は、読み飛ばしてくださいませ。赤い文字が出るまで読み飛ばしてくださいね)、両替商カルテルが、とある男が帳簿のミスをしたことを責めて、一家心中に追い込んでしまう。このカルテル、中村主水の同僚も殺害しており、一家心中事件と、同僚の死のふたつを追うこととなった、主水は、両替商カルテルに厄介者として目をつけられてしまう。
て、主水と書いて、読めない者はいなかろうな? 『もんど』だからな。『なかむらもんど』!」
偉度「時代劇ファンには常識でも、最近はいい時代劇が少ないから、ファンも減りつつある。もしかしたら読めない人もいるかもしれぬ。ううむ、夢のせりふではないが、昭和は遠くになりにけりか…」
公琰「まあ、ここで注意を促したところで先にすすもう。
そうして罠にはまり、謹慎処分に追い込まれたうえに、さらに罠にかけられて、任務という名のもと、たったひとり、兇悪な浪人たちの立て籠もる屋敷に、たったひとりで行かされ、そこで殉職させられそうになる。
外には大勢の与力や同心たちが屋敷をとりまいているというのに、誰一人と助けてくれない状況だ。
しかしそこは、主水は殺しの達人だから、立て籠もっていた浪人たちを、みごと切り伏せ、勝つのだが、この失敗を受けた両替商カルテルは、主水を両替商のドンの屋敷のある、とある島に拉致してしまう。
仕事人仲間はこれを助けに行くのだが、逆に捕らえられた仲間のひとりは殺されたうえに、島に潜伏する仕事人をあぶりだすための囮として、首を晒しものにされてしまう(この役は鶴瓶師匠だったりする)。
この挑戦に怒り、そして追いつめられた仕事人たちは、主水を奪還、そして三百人ちかくは潜伏しているだろうという、両替商カルテルの大物の屋敷に、わずか数人で斬り込んでいく。
話の整合性は、たしかに抜け落ちるところはあったかもしれない。
しかし、印象に残るシーンは多い。拉致される直前、『昼行灯』の仮面を投げ捨て、怒りもあらわに両替商をはげしく拷問する主水と、それを止める上司の田中さま。
たったひとりで、浪人の立て籠もる屋敷に向かわされる主水、嵌められたと気づき、負傷しながらも、生きて戻ってきたときの、その不敵な笑み。
そして、雨のけぶる中、殺された鶴瓶師匠の首がさらされている衝撃的なシーン、それを見て、怒りに身を震わせる仕事人、そして斬り込んでいくまでの悲愴な空気、胃がきりきり痛くなるほどの緊張感がすさまじい。
そうして、最後、襖を開き、奥へ奥へと進むたびに、つぎからつぎへとあらわれる敵を、主水と仲間たちは斬り続ける。
主水がこんなに、人を斬って斬って斬りまくったエピソードは、長いシリーズのなかでも、これだけ。否定派も、この大殺陣は評価しているな。
しかし、仲間も、奮戦むなしく、つぎつぎと命を落す。そうして、最後に生きのこった主水が見たものとは……で、ここからが紐の話だ」
偉度「たどり着くまでが長かったな……」
公琰「まあ、そういうな。この斬り込んでいく仲間のひとりに、『組紐屋の竜』(京本政樹)がいた。懸命に戦うわけであるが、なにせ武器が『紐』。そのため、戦いの序盤において、あっさり命を落としてしまうのだ。定かではなくて申し訳ないのだが、その最後のセリフが『畜生、汚えよ…』だったと思う」
偉度「汚ぇよ、と言われても、敵もこまる状況だな。わかってて乗り込んできているんだろ、と。さて、やっとが出てきた。で?」
公琰「もし必殺を格闘ゲームにするのなら、無双のキャラクターを必殺のキャラクターに置き換えたらと思ったのだ。その場合、『裏か表か』の設定でするのがいちばん楽しいのではと思う。パチンコもあったようだが、格闘ゲームのほうがおもしろかろう。
それに、あの映画のラストの爽快感は、無双の、敵をつぎつぎと弾き飛ばせる、あれに似ているからな。なにより展開がドラマチックだし。
で、思ったのであるが、無双の軍師は、白羽扇で闘っているだろう。あれがどういう構造になっているのやら、生憎とわたしはよく知らないのだが、それなら『組紐』や『簪』(三田村邦彦の簪屋の秀)『三味線(の弦)』(中条きよしの三味線屋の勇次)でも闘えるのではないか?」
偉度「そうか? 簪はもしかしたら大丈夫かもしれないが、紐系は無理があるのではないだろうか…鞭というのならわかるのだがな」
公琰「そして、問題は、『なんでも屋の加世』(鮎川いずみ)を、どう闘わせるかなのだ。その課題は、あとで考えるとして、主水で全ステージをクリアすると、真のラスボスである『せんとりつ』が登場する。このラスボスを倒すと、隠しキャラとして『田中さま』がプレイ可能になる。
ただし『田中さま』はめちゃくちゃ弱いので、主水で大量にかきあつめたアイテムで、ドーピングしておかないといけないな」
偉度「公琰、いままで、そんなことを、そんなに真剣に……」
公琰「おまえはどう思う? ここはおりく(三味線屋の勇次の育ての母で同じく仕事人・山本五十鈴)も出すべきであろうか? 
うーむ、新必殺仕事人しか知らぬゆえ、それより前のシリーズを知っておれば、もっとあれこれ考えられるものを」(衛星劇場で放送しているみたいですね。視られる人がうらやましい…)
偉度「知るか! ったく、そんなことを考えているから、わたしが変な夢をみたのだ。
あ、そうだ。すまぬ、すこし確認電話をいれさせてくれ……………もしもし。はい、ええ、わたしです。アンケートのけっかはっぴょうの会場ですよ。
つかぬことをお伺いしますが、いまはうさぎではありませんよね? ちがう? ならば結構です。
は? とっととランキングを出せ? 
はいはい、わかりましたよ。え? 『ハイ』はひとつでいい? はいはい、わかりました。それではお休みなさいませ……って、また事務所に泊まるんですか! ふつうに家に帰りなさい! まーったく。
はい? 明日からルート営業はやめて、コアラに行け? 会社にはもう伝えてある? そういう段取りはいいなあ。いえいえ、こちらの話です。コアラね。ああ、やっぱりね。覚悟はできておりましたよ。はいはい、文句も愚痴も言わずに行きますよ。それでは」
公琰「先生、なんだって?ランキングを出せって? そうだな、文偉も休昭も、おキツネさまも熟睡しておるが、作品別のランキングを紹介するか」
偉度「かえって静かでよいさ。あー、前振りが今回も長すぎるな。このHPは、ほんとうに、いったいなんのHPなのだろう……」

月別・作品別ランキング

1位 ずんだGAME・うさルート  39票
1位 椒聊よ、 遠き条よ      39票
3位 ずんだGAME        24票
4位 燭龍本紀         17票
5位 寒蝉の恋         15票    
6位 ニッキ・ものがたり編   11票    
7位 B.Bの世界          7票
7位 ジャンヌ・ラ・ピュセルのための覚え書 4票

偉度「うさぎが、椒聊と同点一位……さっきの夢は、このことを暗示していたのか」
公琰「うさぎもそうだが、しかし、はさみのは、燭龍本紀の再開を本気で考慮する時期にきていないか。寒蝉を抜いて、4位だぞ、4位」
偉度「総合ランキングはどう変わっただろう。キャラ別とちがって、だいぶ動きがあるのではないかな」

作品別ランキング・総合版

1位 椒聊よ、遠き条よ    (総計118票・前回79票 2位)↑
2位 ずんだGAME      (総計110票・前回86票 1位)↓
3位 ずんだGAME・
うさルート(総計 86票・前回47票 4位)↑
4位 寒蝉の恋         (総計 78票・前回63票 3位)↓
5位 燭龍本紀         (総計 58票 前回41票 5位)→
6位 B.Bの世界         (総計 20票 前回13票 6位)→
7位 ジャンヌ・ラ・ピュセルのための覚え書 (総計12票 前回8票 7位)→
8位 ニッキ・ものがたり編 (総計 11票 前回--票 -位)

偉度「とうとう椒聊が一位になったな」
公琰「うさ・ルートが夏に一気に上がったため、総合でも一位かと思われたが、しかし残念ながら三位だ。しかし前回の得票数から見ても、大幅アップであることは快挙だ。二倍近いぞ。票を入れてくださった方々に御礼申し上げる。
寒蝉は、得票が月別だと少なかったが、いままでの貯金で四位を守れた感があるな。最終回を本格的に迎えるわけだし、ここも動かしたい」
偉度「そして、ありがたいことに、夏休みをはさんだ、ということもあるが、今回は票数がほんとうに多かった。おかげで作品別ランキングは、反響ともマッチした動きになっているといえるだろう」
公琰「オリジナルと、ジャンヌものにも、すこし力を入れたいところだな」
偉度「作品別に関しては、連載物がしばらく動かないため、このまま続行で集計する予定。つづいてのご協力をお願いしたい。さて、つぎはいただいたコメントへのお返事であるな」

椒聊よ、遠き条よ
≫今は特に『椒聊』にハマっております。緊張感の持続っぷりが、お見事です!【-│06/07/03 0:35:37】
≫椒聊よ>孔明と子龍の想い合いが優しくて悲しくて、でも強い!描写が絶妙です!【-│06/07/24 1:48:35】
≫椒聊、もっともっと続きを読みたい、けど終わってほしくない、それくらい夢中になってます!【-│06/09/21 0:18:25】
≫椒聊~は「次どうなる!?」のダーク感が堪らないですね【-│06/09/21 20:03:52】

公琰「やはり反響も大きかった作品。謎が謎をよび、味方が敵に、敵が味方にと、なにがなにやらのカオス状態。これを突破するのは休昭か、はたまた、軍師か? そして秘めたる想いゆえに、信念のためゆえに戦い続ける男・趙子龍の明日はどっちだ?」
偉度「なんなのだよ、そのアオリ。緊張しすぎて、わたしは胃がいたい。穴が開きそうだ」
公琰「おまえの胃は、ちょっとやそっとじゃ開いたりしないだろう。今後の問題は、休昭より文偉より、そしておまえよりも、やっぱり軍師と趙将軍だろうな」
偉度「はさみのは、これに関してはラストをはっきり固めていない様子だぞ。これからの物語の推移によるのだろうな。あー、だからなおさら胃が痛い。身内のことだけに余計に!」
公琰「どうなっても悲劇、という状況にだけはしたくないらしいが…わからぬぞ」
偉度「やめろー! いたたたた…そしてまだまだ連載はつづくのだよ。最終回前にわたしは絶対に入院すると思う」
公琰「どこへ向かうか、請う、ご期待! やはりキー・キャラは休昭なのだな」

ずんだGAME・うさ・ルート
≫うさ・ルート。純粋に続きがきになる!【-│06/09/09 10:56:10】

公琰「うさぎ人気はつづく…はさみのが、もっとも好き勝手に書いている作品のひとつ。とうとう恐竜まで登場」
偉度「今回の得票の秘密は、『くっきー』に集約されているだろうな。いま、くっきーが熱い」
公琰「こういう敵なら、たしかに国を譲っても、まあいいかと思えるかもしれない……なんかこう、ふにゃりとね」
偉度「公琰まで! くっきー、おそろしい子! というより、まあ今後の展開としては、もなかとくっきーの奇妙な友情と、そして姜維との関係だな。われらはちっとも出てこない作品だが」
公琰「われらまで登場すると、本編サイドのおばか企画と変わり映えしなくなってしまうだろう。そのせいだ」
偉度「ああ、なるほどね……ちなみに、もなかは当初、『小亮』という名前になるはずだったが、仙台人ならご存知、白松がもなかの紙袋を提げているひとを、はさみのが街で見て、あ、ひらがなで『もなか』ってかわいいな。よし、もなかに決定! となったそうだ。安易だな」
公琰「さすが『ずんだシリーズ』。そこでも実は仙台だったのか…」

寒蝉の恋・飛鏡、天に輝く
≫どのお話も拝見していてどきどきなのですが、あえて『飛鏡、天に輝く』に…。長坂や赤壁をどう料理されるのだろうと今からわくわくいたします。【マリ│06/09/13 13:34:05】
≫陳到と奥方のその後に興味津々です。亭主は尻に引かれているのかどうなのか。寒蝉の続きもお願いしまする~【s│06/08/21 15:25:17】

公琰「さっきの話のつづきではないが、叔至どののキャラを思いついたきっかけは、中村主水だったのだそうだ」
偉度「え、そうなの?」
公琰「だから、仕事はちゃらんぽらんなのに、武芸に関しては趙雲に引けをとらない、という設定に、その名残がすこしある。
しかし趙雲との比較、という点で、彼が愛妻家で娘たちを大切にしている、という設定にしてから、別人になってしまった。
中村主水のような渋カッコイイキャラクターを書くには、はさみのは、まだまだ力不足というのもあるかもしれないな。
こうして、『二面性のあるキャラ』として、交替するようにして出てきたのが、偉度、おまえというわけだ」
偉度「はあはあ、なるほど。それでわたしが、だんだんそうではなくなってきたら、今度は趙将軍の二面性が大きくクローズアップされる作品を描いた、と。はさみの、好きだな、二面性」
公琰「陳到の『寒蝉』はひとまず幕となり、そして『飛鏡、天に輝く』になるわけであるが、演義のエピソードは使わないとはさみのは言っておる。
だから、軍師はいまだ主公らと行動を共にしておるし、趙将軍も、正史においては、赤壁の時点でどこにいたか定かではないため、これは逆に好きに設定できる、というわけで……どうなるかはお楽しみに、というか呆れられませんように、と気弱なコメントがはさみのより届いておる」
偉度「陳到の娘ばかりではなく夫婦もふくめた賑やかな様子は、『寒蝉』以外で、しっかり書いてみたいですとは、はさみのより。
とんでもなくやかましいのは保証する。やだやだ」
公琰「言いつつ、なにやら嬉しそうに見えるのは気のせいか?」
偉度「おおいに気のせいだ」


燭龍本紀
≫どれもこれも楽しみにしている作品なのですが、燭龍本紀の今後の展開が一番気になってます。馬超のこととか孔明のこととか、本当に色々気になってて謎が明らかになるのを心待ちにしております(笑)【-│06/07/21 21:13:08】

偉度「これは本編とはつながらない話なのであるが、重要なエピソードも入っているので、かならず復活させたいところだな」
公琰「はさみのが思っているより、ずっと反響をいただける作品だそうだ。ありがたいことではないか。はさみのは、本気で再開を検討するのだ(ハイ、そうします)

ニッキ・ものがたり編
≫『おむすび』。二人の距離が縮まる様子が爽やかな感じで良かったです~!【-│06/09/08 0:55:09】

偉度「椒聊での状況が厳しいだけに、『おむすび』の反響はとてもよかった。代理でありがとう」
公琰「久々にわかりやすい話だったからだろうか。ニッキの話は、なるべくわかりやすい話を展開させていきたい、とはさみのは言っていたが……」
偉度「塔は、だんだんと不可思議な世界にむかうので、そちらも楽しんでいただければうれしいです、とは、はさみのより。われらの出番がなくてつまらぬが」

B.Bの世界
≫三国志系の作品はいうまでもありませんが、『B.Bの世界』は大好きな作品です。今後の展開が気になってやみません・・・!【-│06/07/06 5:00:09】

偉度「ありがたい、オリジナル作品へのご感想。しかも大好きなどと高評価をしていただき、大変恐縮です」
公琰「B.Bはラストがきっちり決まっている。現在のエピソードが終わったあと、貴海の家庭の事情の、もっとややこしい部分や、本来の中心であるA組の様子などが出てくる予定。
あまり拡げすぎない程度に、あくまで理音中心に動かすように気をつけたいところです。どうぞ今後も読んでやってください、だそうだ」
偉度「さて、つぎはキャラ別のコメントに移ろうか。さーて、眠りこけている三人、起きろ、仕事だぞ!」

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