12000HIT&一周年謝恩企画
風の終わる場所
十四
村の外より、炎があがるのを、孔明は芝蘭の仲間たちとともに待ち受けていた。
孔明の傍らには、芝蘭の使役する、銀の毛並みを持つ、おおきな山犬が、大人しく伏して、命令がとどくのを待っている。
仲間たちは、だれひとり言葉を発せず、じっと闇の中にうすぼんやりと、複数の篝火の灯りのにじむ村のほうを見つめていた。
孔明らは、ちょうど村の裏側、望楼のそばに潜んでいた。
村は、山賊の被害を防ぐため、高い柵で囲われていたが、望楼が急斜面であるために、警邏の兵は配置されておらず、望楼にのぞむ兵士たちも、入り口のほうばかりを注視し、村の裏側のあたる部分には、ほとんど目を動かさない。
そのため、芝蘭たちは、斜面に杭を打ち、それに縄を渡して、柵のそばまで登れるようにした。
孔明たちは、その斜面の真下におり、芝蘭たちを待っているのだ。
「いま、馬の嘶きが聞こえなかったかね」
と、沈黙を続ける仲間たちに尋ねると、そのうちの一人の青年が、首だけを動かして、答えた。
「村の者たちは、何頭か、家畜を残しておりました。この風でございますから、それが鳴いているのではないでしょうか」
「風の音が強すぎて、たいがいの声を攫ってしまうな。終風村とはよくぞ言ったものだ。地を駆け巡った風のすべてが、ここに戻ってくるような勢いではないかね。毎晩、こんなふうなのか?」
「山にぶつかる風が跳ね返り、この村に戻ってくるのです。毎晩ではございませぬが、平原に風が吹けば、この村に戻ります」
「風の帰り着く場所か…」
思わずつぶやき、風の姿を闇に探す。
轟々と、木々を鳴らす風の向こうには、満天の星空がある。
孔明は、いつでも見上げればそこにある、満天の美しい星空を眺めるのが好きだ。
天文を読むことは、当時の軍師の技術として必須のものであったが、学問的なことを避けても、孔明は星空が好きなのだ。き
らきらと瞬く星たちを見上げているだけで、この天を創造した、はるか昔の何者かに感謝せずにはいられない。
大地はどのように変わっても、星空だけは変わらない。過去の英雄たちも、同じ空を、さまざまな思いで見上げたのだろう。
想像するだけで、孔明は気持ちを落ち着けることができた。
本来ならば、すでにこの身は、首と胴とを切り離され、村に冷たく横たわっていたかもしれない。
日没はとっくに過ぎた。
己の運の良さに、孔明は天に向かって感謝する。
また同じ空を眺めることができた。
そして、成都にいる劉備や、趙雲、偉度たちのことを考える。
成都から攫われて、かなりの日数が経っている。
みな、大騒ぎをしていることだろう。だが、自分がここにいることを知る者はない。
曹丕を逃がし、魏へ返す。
人質にして、蜀の有利にすることも考えたが、曹操のことだ。悩むまでもなく、己の子の命よりも、国家の安泰を取るだろう。それに、人質として曹丕を使ったとしても、それは義の人、劉備のやり方に反する。
ただでさえ、劉備は、同族の劉璋を追い出して蜀を得たことを、いまだに本気で気に病んでいるのだ。曹操の子を人質にとって、そのあいだに国力を蓄えようなどという冷血な策に頷くはずがない。
最善としては、曹丕を魏へ逃がし、広漢にて、かれらが、内部霍乱のために暴れさせている賊を、鎮静させること。
山賊たちのなかに、魏の細作が紛れ込んでいるのはまちがいない。また、山賊たちの武装の資金として、魏から金や物品が流れているのも想像に難くない。
それらを止め、広漢の担当を、李巌から、もっと別の、功名心に走らぬ人物に変える。
魏と手を組んだわけでもないだろうが、民の苦しみよりも己の返り咲きを優先させ、被害を放置し、結果、費家の族姑を怒らせ、呉の孫権に恥をさらす真似をした李巌のことを思えば、孔明は怒りを通り越し、憎悪にちかいものをおぼえる。
だが、これもまた、己の監督不行き届きなのだ……蜀の全域を治めているわけではないし、左将軍府事の孔明に、そこまでの権限はなかったが…と、己の不徳を思って、感情に波が立つのを治めた。
すべては、無事、成都に帰ってからだ。
それまでは、気をぬいてはならない。いま、自分はたった一人だ。芝蘭たちが助けてくれてはいるが、彼らは、あくまで呉の人間なのだ。
とはいえ、孔明は、彼らの前身や実情を知っているだけに、芝蘭のことも、ほかの青年たちのことも、我が子のことのように、不憫に思ってしまう。
馴れ合いになってはならない。気を許してはならないと、判ってはいるが。
ふと、思索から我に返り、孔明は、ふたたび小高い柵の向こうにある村を見上げた。
「ほら、やはり聞こえないかね、馬の嘶きと、それに、だれかが怒鳴っているような」
髪を大きな巾で手巻いた青年は、今度は反駁せず、じっと風の向こうの音に耳をすます。
「たしかに、なにやら騒ぎが起こっているようでございますな」
「芝蘭たちが、見つかったのではないか?」
「もしもそうであれば、狼煙玉を打ち上げることになっております。合図がございませぬので、おそらくは別な理由ではないかと」
「狼煙玉を打ち上げられる余裕がない事態になっていることもあるぞ。気を抜くな。もしも芝蘭たちが戻らぬ場合は、我らは一時、撤退し、形勢を整えて村を包囲する」
孔明は、李巌が、今日の事態を知っている、と読んでいた。
だが、知っていただろうと詰問しても、李巌はしらばっくれるだろう。
シラを切るなら、それでよし。
側近たちが、李巌の思惑をどこまで読んで従っているのかは知らないが、将兵の下の兵卒たちは、なにも知らされていないはずである。
彼らを軍師将軍として借り上げ、村を包囲し、曹丕を救うのだ。
その場合、騒動となり、曹丕をめぐる魏のお家騒動や、自分がかつて処刑した女の産んだ、劉備の子という劉括の存在も天下に明らかになってしまうが、それでも仕方ない。
もちろん、曹丕を見殺しにし、なにも『なかった』ことにすることも可能だろう。
だが、だれであれ、己の治める地において、理不尽な血を流させぬ、というのが孔明の考えである。
上に立つものが義の心をなくせば、民もまた義を見失い、国は乱れる。
上に立つもの、すなわち己は、常に民の手本とならねばならぬ。
誰の味方にもならず、冷徹に世を見定め、裁定する。
上に立つならば、孤独でなければならない。主人たる劉備にも、完全に心を預けてはいない。
真に忠誠を捧げるならば、完全に同一のものになってはいけないのだ。
主公を客観視し、冷静にその歩みがぐらつかないように、支えるのが己の役目である。
もっとも、その心構えは、孔明は、劉備にすら明かしていないところだ。
それがたとえ正論だったとしても、主従という枠を超え、親愛の情を示してくれる劉備に、心のうちを明かしたら、きっとがっかりするだろう。そういう人だと、孔明は思う。
誰かにすべてを委ねて、生きて行くことができたら、きっと楽なことだろう。
なにも考えず、悩まず、ただ相手を信じていけばよい。
だが、それは籠のなかの鳥の人生ではないか。どんな鳥であろうと、いつかは自分の翼で空を飛ばねばならない時がやってくる。
人は孤独であることが本質なのだ。
本質を嫌って、だれかを得ようとしても、それは、決して自分と同じにならない別なだれかに過ぎない。過剰によりかかれば失望し、諍いが起こる。どちらにとっても不幸なことだ。
人が互いに出来ることは、結局、お互いを励ましあうことだけなのかもしれない。それを確かめるよすがが、愛情であったり、友情であったりするのではないか。
ふと、孔明は、劉備は、孔明の考えもなにもかも、知っているのだと思った。
知っていて、それでもなお、父のような愛情を示してくれているのだ。
見返りを求めてのことではない。同等、あるいはそれ以上の愛情が返ってくることを期待してのものではない。
ただ、与えてくれているのである。
だからこそ、孔明もこれに感謝し、最善を尽くそうとしているのである。
家臣としての最善、というのは、冷たいのかもしれない。
だが、我らは家族に似て、家族ではない。あくまで主従なのである。
これでよいのだ、と己に言い聞かせるのと平行して、心の片隅で、それでは情けもないだろう、というつぶやきが聞こえる。
父のような情愛を得ているのであれば、子として尽くせと?
それでは公私が混乱してしまう。
わたしのこの、心のせめぎ合いを知ったなら、主公もすこしは許してくださるだろうか、と孔明は思う。
きっと許してくださるだろう。あの方は、ひたすらに優しい方だから。
舐めるように優しいのではなく、相手を最大限に尊重し、己は引く。いじらしい優しさを持っているのだ。
「軍師」
芝蘭の仲間たちの声に、孔明は我に返った。
「軍師、やはり、おかしゅうございます。風の音に紛れておりましたが、これは大人数の人馬の足音では?」
「人馬だと? 軍隊か?」
咄嗟に、孔明の脳裏に浮かんだのは、己を探して、とうとうだれかが村に軍を率いてきたのではないか、ということである。
それがだれかと問われれば、最初に名前が上がるのは趙雲だ。
いや、ほかにだれの名前も浮かびはしない。
あの男ならば、こちらがどこにいようと、かならず助けにやってくる。いつもそうだった。
「上でなにが起こっているのか、だれかに探らせて参ります。軍師はここでお待ちを」
芝蘭の仲間たちは、そう言うと、孔明とひとりの仲間を残し、村を探らせるために離れて行った。
村で戦が起こっているのか。戦っているのは味方だろうか。
魏の軍隊、ということはあるまい。
いくらなんでも、巴蜀を、敵国の部隊は堂々と進軍できない。
道が険阻であるし、漢中は魏延が、がっちり守っている。
魏延は、性質に難はあるが、武人としてはきわめて優秀である。それに李巌とちがって、劉備に心酔しきっているから、これはありえないだろう。
とすれば、国内の軍と、村にいる魏の細作たちとが戦っている?
しかし、もしそうであれば、芝蘭たちが狼煙玉を上げそうなものなのに、合図がなにもないのは、どうしたことだろうか。
ふと、孔明の隣に伏していた山犬が、すっくと立ち上がった。
「どうしたのだね」
通じるはずもないが、このよく訓練された山犬は、孔明の言葉に答えるように、ふん、と大きく鼻を鳴らした。静かにしていろと合図しているかのように。
とたん、孔明は、首筋に冷たい刃を押し付けられたような、悪寒をおぼえた。
それは隣にいた青年も同じようで、山犬と同じく、立ち上がると、周囲の気配をすばやく探る。
風に紛れて、闇にも似た気配がこちらに突っ込んでくる。
山犬が地を蹴り、突進していくも、闇のなかに飛ぶ燕のようにすばやく、それは山犬をかわし、まっすぐ孔明に向かってきた。
その目の前を、傍らにいた青年が飛び込んで、向かってきた刃を己の身体に受ける。
肉を断つ、無残な音が聞こえた。
逃げろ。
自分に命じるが、体は咄嗟に、目の前で崩れ落ちる青年を、後ろから抱きかかえ、支えていた。
手に、ぬるりと生暖かい感触が触れる。
行く筋も行く筋も、命の証しである血潮が落ちていく。
不快さはなく、これが途切れてしまえば、青年は死ぬのだという、焦りが脳裏をかすめた。
さいわい、青年の傷は、さほど深くなく、急所からは外れていた。だが、出血が多い。すぐに手当てをせねばなるまい。
とっさに、いつも懐にしのばせてある傷薬を取り出そうとするが、目の前の黒装束の男に、刃を突きつけられる。
「軍師将軍諸葛孔明どのとお見受けした」
「そうだ。昼間、魏の公子を狙った者たちか」
孔明は、緊張した面持ちで、頭巾で顔を隠した男を見上げる。
男からは、殺気は感じられなかった。
ただ、おもしろいものを見ているかのように、目を細めているのが気に食わない。
「わたしを捕らえるか」
孔明が問うと、男は言った。
「このまま殺してもよい。我らが長は、抵抗すれば、貴殿を殺してもかまわぬと言った。本来ならば、貴殿の骸は、日没とともに晒される予定だったのだからな」
孔明は、違和感をおぼえて、男の言葉に眉をひそめた。
曹丕の言によれば、劉括に帝位を継がせるという話も、日没までに自害せよという話も、ただ孔明を帰順させるための作り話、ということではなかったか。
孔明を帰順させるための策だ、ということ自体も作り話にすぎず、曹丕は捕らわれた。
ほかならぬ、曹操の後継を狙う者たちに…ではなかったのか?
「わたしを捕らえてどうする」
「それは、我らが長と、ほかの将軍方が決めること。立っていただこうか」
「そのまえに、この者の手当てをさせてくれ」
「敵国の細作なぞ、そのまま捨てておくがいい」
「そうはいかぬ。この者の手当てが済んだなら、わたしは大人しくおまえに従おう」
「細作のために、抵抗もせずに、捕らえられてくれようと言われるか」
「そうだ。不様な真似はせぬ。しばし待て。よいな?」
言葉が強くなりそうになるのを、懸命に抑えて、孔明は黒装束の男に言った。
男は、厚く顔を覆う頭巾の下で笑ったが、孔明はそれを了解と取り、すばやく、歯を食いしばって、痛みに耐える若者を地に横たえる。
背後では、山犬が、背後より黒装束の男に向かおうと身をかがめていた。
「待て! ならぬ!」
青年の胸元をはだけさせ、薬草を塗りこめつつ、孔明はするどく山犬を制止した。
山犬は、孔明の声に、ぴくりと肩を震わせ、そのまま、牙を向いて男を威嚇するにとどめた。
そして金色の瞳を闇夜にしばらく浮かばせていたが、くるりと背を向けると、山林のなかに入っていった。
「急いでいただこう。もしも、時間稼ぎをしているのであれば、無駄なことだ」
「不様な真似はせぬと言っただろう。これでしばし、血は止まる」
傷ついた青年は、ちいさく呻いて、孔明になにかを言おうとしたが、孔明は、汗のにじむ額を拭いてやり、言葉を封じた。
「よい、言うな。もとより、おまえたちの修羅を作り出した原因は、不本意であったとはいえ、わが叔父にある。わたしは、叔父の遺産はすべて譲り受けたのだ。だから、おまえたちの苦しみは、わたしが持っていく。責任を負うことはない。もしも、おまえを責めるものがいたなら、孔明がそう言っていたと伝えるがいい」
孔明が立ち上がると、黒装束の男は、鼻で笑って言った。
「世に細作を使役する者は多い。細作は、主のために命を失うことも辞さない者たちだ。だが、細作のために命を失ってもかまわぬという主は、初めて見た」
「ならば、珍重せよ。おまえたちの長とやらのところに行く」
怯えることもなく、傲然と胸を張る孔明に、男はその両腕を縄で拘束すると、罪人のように孔明を引っ張って、風の勢いにはげしく揺れる木々のあいだを、小走りに行きはじめた。
趙雲は、望楼の入り口から見えた光景に、思わず言葉を失った。
費観のもとへ去らせたはずの、文偉が、片側の頬をぶざまに膨らませた劉封に、鞭打たれているのだ。
そして、さらに見れば、その文偉を助けようと、茂みから、鎖帷子もなにも纏わぬ軽装の偉度が、飛び出そうとしているのである。
あれこれ考えている暇はなかった。
偉度の動きにあわせるようにして、趙雲も駆け出そうとする。
それを、背後にいる陳羣が止めた。
「待たれい! 貴殿には、公子やわたくしを、無事に村から出す役目があろう!」
趙雲は、振り返ると、力の限り陳羣や、そのほかの魏の家臣たちをにらみつけた。
「勝手に人の領土に入り込み、勝手なことをぬかすな! 出て行きたければ、好きに出て行くがいい! そこまで面倒は見ぬ!」
「この望楼の裏手に、わたくしたちが越えてきた柵がございます。柵の裏手には、斜面を降りられるように縄を吊るしてございます。仲間がご案内いたしますわ。どうぞあちらへ」
と、芝蘭が、仲間に指示するが、陳羣は不満顔である。
「我らに、敵地を徒手空拳で行けと?」
「剣や鎧はありませんけれど、そこの蔵に、ふるい弓ならありました。いまにも切れてしまいそうな弓でも構わないのでしたら、どうぞ」
「もともと、そなたのものではあるまい」
それでも、手ぶらよりマシと判断したのか、曹丕や陳羣らは、芝蘭の仲間の指示にしたがって移動した。
望楼の兵卒は、芝蘭の仲間たちによって、みな拘束されたか、あるいは討ち取られていた。
望楼の、奇妙な静けさに、李巌や劉封たちはまだ気づいていない。
芝蘭は、ひととおり指示を終えると、趙雲に向き直った。
「文偉さまをお助けしましょう」
いいざま、手を唇に添え、ぴゅう、と高らかに笛を鳴らす。
その音は、村の上空を渦巻くようにして流れる風を縫って、ひばりの声のように遠くまで響き渡った。
ほどなく、芝蘭の合図の笛に呼応するように、どこか悲しげな山犬の遠吠えが、あちらこちらから聞こえてくる。
闇夜を旅した経験がある者ならば、だれしもぎくりと身をすくませる、凶悪な森の主の声である。
人の気配とはまたちがう、しなやかな獣の独特の気配が、村のあちこちに現われた。
月光に、銀の毛並みを輝かせた大きな山犬たちは、人間を睥睨するように、櫓に占拠して、劉封たちを取り囲むようにしていた。
櫓の傍らには、そこに配置されていたであろう兵卒たちの、無残に噛み裂かれた遺体が転がっている。
「これで、上空からの攻撃は気にしなくて済みます。敵は、百くらいでしょうか」
「百か…」
数に怖じたのではない。
百の兵が、ただ真っ向からぶつかってくるだけならば、趙雲はこれを切り抜ける自信があった。
もしこれが乱戦中の死地だというのであればわかるが、これから対峙する相手は、無傷で平静を保っている、訓練された熟練の兵卒たち。
相手が戦術を繰り出し、こちらを絡めとる方法を取ると危ない。
村を出るための入り口は一箇所。単騎ならば突破できる。
だが、幼子を抱えているのとはちがい、成人した手負いの文偉を偉度と協力して抱えて突破できるだろうか。
いや、やらねばならぬ。
李巌も劉封も、趙雲らが逃走して、事態を劉備に告げることを恐れているはずだから、殺すつもりで向かってくる。
趙雲は、息をひとつ大きく吐き出すと、眦を強くして、劉封らを見据えた。
どちらにしろ、村はでなければならないのだ。入り口を、邪魔者が塞いでいる。それだけのこと。
兵の配置、彼らの状況、文偉の位置、偉度の行動に対する予測。
それらを瞬時に頭におさめ、趙雲は駆け出した。
長い策謀のお話も、そろそろ大詰め。
果たして蜀に平和は訪れるのか? 次回をお楽しみに(^^ゞ
つづく