はさみの世界
三国志関係小説の登場人物 設定紹介 その四
馬(良)季常
馬良。「白眉」として後世に長く名の伝わっている英才。
孔明とともに司馬徳操の私塾に通い、学問をおさめた。
孔明の推挙により順当に出世、その片腕として名をひろく天下に知られることに。
呉への使者にも赴き、蛮族の平定にも力を発揮、と、なかなかオールマイティな活躍をみせる。
夷陵の戦いにて戦死。大きな損失であった。
※はさみの設定※
天下無敵のおひとよし。
人望もあり、多くの人からこころを寄せられている。
しかし生真面目な性質のため、真剣に相談事にも乗ってしまい、むしろそれがストレスになることもある様子。
家庭では一児の父。
はげしいバトルを展開する母と妻、なにかと問題を起こす兄、驕慢ゆえに友達のすくない弟などに囲まれ、最近、白毛が目立ってきた。
とはいえ、それで食が細るというこはない。
料理名人の母と、それに負けじとごちそうをつくってくれる妻のおかげで、腹に肉がついてきた。
白髪とぜい肉。それが馬良の悩みである。
妻の従妹が孔明の弟の妻のため、孔明とは親戚となっている。
はさみの設定2
家族構成
母 名家の出自で、それをとても誇りに思っている。戦乱のなかでも馬家を没落させまいと必死な様子。負けん気のつよい性格で、息子より出世した孔明が気に入らない。馬良の妻のことも、出自がよくないと嫌っている。
しかし年ゆえか、最近は馬良の妻に押され気味。若いころはたいそうな美人だったとか。料理名人でもある。
兄 叔常。奔放な妻をもつ、放蕩息子で馬良の頭痛のたねのひとつ。
弟 馬謖(幼常)。その出来のよさゆえに、父母から溺愛されて育ったわがまま息子。母親のよくないところをまともにひきついでしまったらしく、驕慢な性質で、それがゆえに友人がすくない。本人はそのことを、すこしばかり気にしているようである。ひょんなことから熊猫を飼うことに。
妻 香菊。相思相愛でむすばれた恋女房。結婚当初は姑のいびりに泣いていたようだが、女児を生んでから、がぜん、たくましくなり、反撃に出るようになった。いまでは姑を圧倒するほどになっている。
しっかり者で、家のことは、姑と対立しつつも、うまく切り盛りしている。針仕事をすることで、ストレス解消をしているようだ。
はさみの世界登場作品
短編 なし
中篇 「朗々歳々」
長編 「歳華春の思い出」
おばか企画 「白と黒の恍惚」 ほか、藍の儀礼シリーズ
徐(庶)元直
穎川の寒門の出身。撃剣の使い手。早くに父を亡くし、母ひとり、子ひとりで育つ。
とある仇討ちに関わったことにより捕らえられるも、心あるひとびとに助けられ、牢を脱出。
以後、放浪し、荊州は襄陽にたどりつく。
剣を捨て、学問の道を志し、司馬徳操の門下生のひとりに。
そのときに孔明や崔州平、龐統などと知り合い、友誼を深めた。
とくに孔明とは親しかったようである(正史の董和伝を参照のこと)。
その後、劉備の軍師になるが、紆余曲折あって曹操の軍門にくだる。
曹操が生きていたあいだは、重用されることはなかった。
※はさみの設定※
当サイトにおける重要人物のひとり。
少年時代の孔明のいちばんの理解者で、その後にも影響を与えつづけた。
その容姿のコンプレックスを抱いていた孔明に、自信をもたせたのは徐庶。
人間関係をうまくつくれずに喧嘩ばかりしていた孔明を、最初にいさめたのも徐庶である。
曹操の軍門にくだってからも、孔明とは手紙のやりとりをしている。
しかし、その手紙はたびたび横から奪われ、検閲されているらしい。
それが原因で、徐庶は、才能がありながら、なかなか重用されない。
故郷の穎川を追われて、襄陽に落ち着くまでの旅は、徐庶にとっては地獄であった。
ぼろぼろになっていたところを、司馬徳操にひろわれ、以来、その門下生に。
当初こそ、奴婢同然と莫迦にされていたが、その勉強熱心な姿に、陰口を叩く者も減っていった。
年下に懐かれやすく、襄陽時代にも、近所の子供たちの面倒をみていた。
生活が苦しいので、代書のアルバイトなどもしていたらしい。
思慮深く寡黙な性格で、人の輪のなかにあっても、隅でじっと周囲を観察しているような人物。
趙雲には、人当たりはいいが、醒めた男、と思われていたようだ。
しかし、表面こそ静かにしているが、その内側では、はげしい葛藤が渦巻いている。
そしてそれを、だれにも見せることはない。
はさみの世界登場作品
短編 「襄陽美人」「襄陽助っ人行状記」
中篇 「歳華春の思い出」「空が高すぎる」
長編 「孤月的陣」「飛鏡、天に輝く」「椒聊よ、遠き条よ」(名前のみ)
龐(統)士元
176年襄陽の名士の家に生まれる。
風貌が地味であったため、孔明のように目立たなかったが、その才能は司馬徳操に認められていた。
人間に対するあたたかな目線を持ち、多くのひとびとと友誼を深めた。
周瑜のもとに身を寄せていたが、その後、劉備に仕えることに。
孔明とはちがい、当初は冷遇されたため、仕事をろくにせず、いったんはクビになってしまう。
しかし、魯粛と孔明のとりなしなどがあって、治中従事となり、さらにその人柄をしった劉備に気に入られ、孔明と並ぶ軍師中郎将になる。
劉備が蜀をとるため法正などと通じて活躍をみせたが、三十六歳の若さで戦死する。
※はさみの設定※
史実では、『第一印象こそよくないが、じわじわと良さのわかってくる人物』であったようです。
当サイトでは、あんまり扱いがよくないので、ファンの方には申し訳ないです…
当サイトにおいては、天下の英雄たちを思うままにもてあそぶことに快楽をおぼえているという人物。
おのれの醜い容姿が原因で、辛い目に遭ったことがあり、つよいコンプレックスになっている。
逆に容姿の際立っていい孔明には、面白くない感情を抱いている様子。
おのれの目的のためには手段を選ばないところもあるが、一方で、ロマンティックでやさしい面を見せるときも。
かれが変わっていくごとに、天下の情勢も変わっていく。
※はさみの設定2※
龐思(ほうし)…叔父。陽気で勇敢な性格で、龐統をかわいがっていたのだが、上洛する途上で黄巾賊に襲われてしまい、その恐怖のために、こころに変調をきたす。一族から見捨てられてしまい、龐統からの仕送りで生計をたてている。犬と若い娘をこわがる。
望春…龐思に仕える奴婢の子。ちゃっかり者で、龐統から送られてくる金をくすねて、町へ遊びに出かけている。
鶉火(じゅんか)…龐統がひろった、壷中の『村』に所属していた細作の少年。河内の出身のため、鶉火と名づけられた。龐統に健気に仕える。かれの過去は複雑である。
龐夫人…桂陽太守・趙範の兄嫁。龐統の従妹にあたる。むかし、龐統と深いつながりがあったようだが…?
はさみの世界登場作品
短編 なし
中篇 「歳華春の思い出」
長編 「飛鏡、天に輝く」