飛鏡、天に輝く

三十八

趙雲は、陳逸徳とともに物陰に身を潜めて息を殺し、しばらく巡邏の兵卒の動きを観察していた。
観察していて、気がついた。
陳逸徳が言っていたとおり、巡邏の兵卒たちをのなかに、不自然に若いのに、かれらを統率している若い兵がいる。
あれは、蔡瑁に命じられて、疫病にさらされた兵舎を隠蔽する手伝いをしている、壷中であろう。
陳逸徳に確かめると、やはりそのとおりで、そうだ、とうなずいた。

壷中の上には、樊城で趙雲が討ちそこねた蔡瑁がいる。
蔡瑁はいま、必死なのにちがいない。
ここで曹操によいところを見せなければ、甥っ子の劉琮ともども命が危うい。
だから疫病を隠そうとする。
そして奇妙な現象が起こっているのだが、この厄介な疫病を人為的に持ち込んだのは龐統の手の者となった壷中の残党であるのに、『隠す』という点で利害が一致したために、敵同士ながら手を組んでいる。
蔡瑁にとっては荊州兵は故地の人民であるはずなのに、保身のために見捨てたのだ。
それは龐統も同じことである。
天下をより騒がすために、人の命を平気で危険にさらす。

反吐が出る、と思う。
かつて自分も士大夫の子息として過ごしていたから、かれらが歪んだ貴族的な発想に支配されててしまう、その危うさがどこから来るのか、感覚として理解できる。
かれらにしてみれば、おのれより下の階級の人間など、家畜に等しいのだ。
理解はできても、許容できるかとなると、まったく別だ。

さて、この要塞の立地や内部の様子をもっと知るためには、この堅固な柵を乗り越えなければならないわけだが、いまここで偵察のためだけに巡邏の兵卒らともめるのは、まずい。
どこかに隙はないかと見ていた趙雲であるが、気づいた。
兵卒たちは、死者が出ると、その体を外に持ち出して、どこかに運んで行く。
そのとき、柵にこしらえた、小さな門が開くのだ。
大門から出るのは、多くの兵が目を光らせているから、危うい。
だが、あの小さな門から出るのであれば、さほど目立つことはない。

趙雲は、陳逸徳をうながして、出口を定めると、音も無く、静かに移動をはじめた。
もともと、俊敏な動きを得意とする男であるから、夜闇のなかで、巡邏の兵卒に気づかれずに移動するのはたやすかった。

篝火に照らされぬように注意して、ちいさな門のそばに身を隠す。
門の外には、兵卒がひとり立っているだけである。
嫌な役目を担っているためか、それとも単に疲れているのか、篝火の横に立って門を見張る、その兵卒の顔は冴えない。
こいつをなんとかして動かさないといけない。
趙雲は地面を探り、手のひらほどの大きさの石をひろいあげた。
そして屈んで待ちつづけ、さすがに足が痺れてきたころに、気の毒に命を失った兵卒が、布に包まれて運ばれてきた。
門が静かに開く。

いまだ。

趙雲は柵の隙間を狙って、兵卒の隣にある篝火に向けて石を投げた。
すると、石はちょうど篝火の台に当たり、その反動で、篝火は大きな音をたてて地面に横倒しになった。
趙雲からすれば、思いもかけない幸運であった。
ちょっと見張りの気を逸らせばよかっただけなのだが、見張りは、篝火がなくなったことで、視界が悪くなり、あわてて、地面に横倒しになりながらも、まだかすかに火を残している篝火を起こそうとしており、死体を運ぶ兵卒らも、袋を地面に置いて、その手伝いをしている。

ちょうど、かれらが全員、趙雲たちに背を向けている状態となった。
これは天恵か。
それとも、粗末な袋に押し込められて、置き去りにされている、哀れな兵卒が助けてくれたものか。
趙雲と陳逸徳は、足音を立てないようにして門をくぐり、闇の中へと駆けて行った。

ところどころに灯されている篝火だけが、趙雲と陳逸徳の行く手の目印となっているのだが、一方で、篝火のそばにはかならず衛士がいるわけであるから、うかつに近づきすぎるわけにもいかない。
目は慣れてきたものの、どこがどうなっているのか、まったくわからない趙雲のうしろで、陳逸徳は、あちらが倉庫、あちらが宿舎、と的確に答えを出してくる。
趙雲は逸徳にたずねた。
「ずいぶん詳しいのだな」
すると逸徳は、どう受けとったか、いささか誇りを傷つけられたらしく、口をとがらせて、答えた。
「わたくしは、この要塞の建築の監督をしておりました。曹丞相の寝所とその周辺だけは、校尉が担当し、教えていただけませんでしたが、ほかの部分ならば、隅々まで、頭に入っております」
「その校尉とやらは、疫病の現場を見たことがあるのか」
たずねると、逸徳は、くやしさをにじませて、首を振った。
「いいえ。一箇所にあつめておけ、あとは放っておけと、そればかりで、一度も荊州兵の宿舎へは足を運んでいないはずでございます」
「呆れたものだな。荊州兵は使い捨てか」
「勘ちがいなさらないでいただきたい。われら曹丞相側の人間が、すべて校尉のような人でなしなのではございません。
校尉がわたしをはじめとする、ほとんどの人間の報告を握りつぶし、上に報告をしていないのです」
「その握りつぶしには、蔡都督も噛んでいる、というわけだな」
「はい。おそらく多額の賂を受けとっているのでしょう」
「どんな男だ」

趙雲の質問の意図が、逸徳はわからなかったようである。
怪訝そうにして、答えをためらっているのがわかったので、趙雲は、あらためて質問の仕方を変えてみた。

「どのような男だ。たとえば、高慢ちきであるとか、残忍であるとか、いろいろあるだろう」
「ああ、そういうことでしたら、そうですな、たしかに高慢ではありますが、気の弱い男です。
上の圧力をつねに気にしている小人で、校尉という地位にあるのも、もともとあの男の実家の影響がつよいのです」
「曹操ともあろう者が、いまだにそのようなくだらぬ理由で人を高位に据えているのだな」
「上へ取り入るのが上手い男です。だれが実権を握っているか、的確に嗅ぎ取って、擦り寄るのです。
わたしども司馬から見れば、やつの無能ぶりはあきらかですが、やつは弁舌も巧みなので、上からすれば、なかなか無能であることを見破ることができないのです」
「なるほど、正攻法では時間がかかるな」

趙雲はいうと、立ち止まり、あたりに目を凝らした。
高床式に作られている倉庫の群れを抜けて、高官たちの宿舎のそばまで来たようだ。
趙雲は、そのひとつの物陰に潜んでいたが、うすい壁の向こう側から、呑気に寝入っている敵の鼾声が聞こえてきた。

「校尉の宿舎はわかるか」
「はい。ここからすぐでございます」
「一人であろうか」
「おそらくは。小心者でございますゆえ、夜はいつも戸締りをしっかりとして、ひとりで眠っているようでございます」
「わかった、そこへ案内してくれ」
そうして趙雲は、逸徳とともに校尉の寝所へと向かった。

校尉はその夜のことを、おそらく生涯忘れないであろう。
その脳裏に死ぬまで刻まれることになる悪夢の一夜は、戸板を叩く、ちいさな音からはじまった。
校尉はその日、蔡瑁のひらいたささやかな宴席に呼ばれて、いい具合に酔っていた。
しかしそれが仇になったともいえる。
酔っていたせいで、冷静な判断ができないでいたのだ。
そして、奢りもあった。
疫病のことは、いまだに上層部に漏れていない。
上層部へ報告しようとした、莫迦正直な男もいなくなった(おそらくどこか見つからないところへ逃げたのだろうと、校尉は考えていた)。
その男のことが、よい見せしめとなった。
おなじく疫病のことを知った部下たちも、同じ目に遭うことをおそれて、ぴたりと口を閉ざしている。

それでよいのだ。
戦はこの秋、すぐに決着する。
なにせこちらの数は、江東の兵力の三倍に相当する。
しかも戦の天才である曹孟徳が兵を率いているのだ。
負ける理由はどこにもない。
疫病なんぞはすぐに沈静化する。
罹っているほとんどが荊州兵なのだし、あとでそのことがわかっても、戦勝に沸き立つ曹操の周囲に、そのことはさほど大きく聞こえていかないはずである。

蔡瑁は校尉に、この戦が終わったあと、曹操に後方支援で絶大な功績があったと、自分のことを推挙すると約束してくれていた。
その証拠に、多額の金も贈ってよこしていた。
未来は明るい。
疫病で苦しんでいる人間が、目と鼻の先にいるわけだが、知ったことか、と思う。
なにせ荊州の人間は、つい数ヶ月前までは敵だったのだ。
いつ裏切るともわからない人間だ。
運命が、たまたま味方としてこの兵舎に呼び寄せただけで、本来ならば、曹丞相が荊州に侵攻したさいに、攻撃を受けて山野に屍をさらしていた者たちかもしれないではないか。

たんとんと、戸板を叩く音はつづく。
最初は無視をすることを決めていた校尉も、音が止まないので、すっかり目が覚めてしまい、舌打ちをして、起き上がった。
寝所のそばには沓があり、つま先を入れると冷たかった。
といっても、まだ初秋であるから、震えるほどの寒さではない。

夜中にこの自分を起こすほどだ。
よほどの用事であろうなと思いつつ、入り口に向かうが、途中で気がついた。
おかしい。
音はどうやら、入り口ではなく、窓のほうから聞こえてくるようだ。
校尉はそっと剣を持ち、それから戸板を、ほんのすこし開けてみた。
そして、ぎょっとした。
闇に徐々に慣れた視界の先に、失踪したとばかり思っていた、陳逸徳の姿があったのである。
死んだのではないかとさえ思っていた男の突然の出現に、校尉はかける言葉をなくした。
むしろ、これは幽霊ではないかとさえ思った。
たしかに幽霊がでるにはうってつけの時間帯である。

「おまえ、いまさらなにをしにやってきた」
校尉がたずねると、陳逸徳は答えた。
「あれからわたくしも考えたのでございますが、やはり、お国のためにも、疫病のことは黙っていたほうがよいのではと考え直しました。
ですから、その心を伝えるために、こうして校尉のもとに戻ってきたのでございます」

それを聞いて、校尉は安易に合点した。
陳逸徳は故郷に家族をのこしている。いまここでふつうに姿を現わしても、敵前逃亡の罪を問われて死罪だ。
校尉は、陳逸徳が、曹操へ直訴するだけの勇気のあるような男ではない、ということも知っていた。
つまり、無事に故郷へ帰りたければ、校尉に従うほかに道はないのである。

「ひとりか」
「もちろんでございます。どうぞ、中に入れてくだされ。お話がございます」
「話、とは」
「疫病のことを嗅ぎまわっている、不穏な一派がほかにございます。どうやらこれは、江夏の手の者の様子」
「なに、江夏とな」

江東側の細作に関しては、蔡瑁が手をまわして沈黙させている。
が、江夏、つまりは劉備と劉琦の連合軍のほうは、手をまわしきれていない。
それを陳逸徳が探ってきた、という。

わたしはどこまでもついているな。
そんなことを思いながら、校尉は、陳逸徳に、入り口のほうに回るようにとつたえた。
陳逸徳から情報を搾り出したあとは、こいつは始末してしまえばいい。
罪状はたんまりある。
問題にはならないだろう。

そうして閂をはずして、扉を開けたとたん、校尉は、そこに見知らぬ男が立っているのを見た。
と、同時に腹部につよい衝撃をおぼえ、意識が混濁した。



饐えた臭いが、がんがんと痛む頭を、さらに痛めつける。
吐き気がする。めまいがする。
頭痛がひどくなってきたために、校尉の意識は逆に明確になってきた。

目をひらくとそこは何十人という兵卒たちが横たえられた兵舎で、だれもかれもが苦悶の声をあげて床に横になっていた。
荊州兵があつめられている、疫病の兵舎だ。
自分がどこにいるかわかってから、校尉は立ち上がろうとしたが、できなかった。
校尉は椅子に、きつく縛り付けられていたのである。

椅子の前には、三人の男が立っていた。
ひとりは陳逸徳で、気弱な男だけに、おのれの所業を後悔しているような、それでいて怒っているような、複雑な表情を浮かべている。
もうひとりは、以前に見かけたことのある男で、名前を徐元直。
むかし劉玄徳の軍師であったのを、曹操が招聘したものだ。
蔡瑁の話では、この男と陳逸徳が疫病のことを曹操に上訴しようとした、ということであった。
刺客を差し向けた、と聞いていたが、生きていたのだ。

もう一人の男のほうは、校尉はまったく見覚えがなかった。
まったく、というのは少々ちがって、意識がなくなる直前に、自分を殴ってここまで連れてきた人間だ、ということはわかる。
三人のうちでもっとも背が高く、風貌は妙に垢抜けていて、鍛え抜かれた体つきをしているわりには、粗野な印象はなく、知的な印象を受ける。
只者ではないな、ということがすぐにわかるほど、品のよい、それでいて力強い、美しい顔立ちをしていた。
美丈夫、という言葉がぴったり似合う男である。

三人をざっと見て、校尉はすぐに、かれらの中心になっているのが、この背の高い男だということがわかった。
かれらは三人で壁のようにして校尉のまえに立ち、そして話し合いをしている。

不機嫌そうにしている徐元直が、おのれの顎鬚をさすりながら、言った。
「しかし大胆な。こいつをこんなふうに連れてきて、この有様を見せれば、改心すると思ったのかい。
見ろよ、この面構え。こいつはわかる。おのれのことばかり考えて、心に欲の垢をぎっしりつけちまっている塵のような人間の顔だ。
どれだけ苦しんでいる人間を見ようと、知らぬ顔をできる男の顔だぜ」
言われたい放題であるが、校尉は嘔吐感がひどかったために、反論することができなかった。
「たしかにそうだが」
と、背の高い男は無情にも、あっさりと肯定してみせる。
「万が一ということもあるからな。それに、こういう男が、現状をなにも知らずに、不貞腐れたまま、ただ刑場の露と消えるのも腹が立ったのだ」
「刑場の露と消える?」
鸚鵡返しにした徐元直に、背の高い男は、さらに無情に、あたりまえのことを口にするようにして、言い放った。
「そうだ。曹操が疫病のことを知った場合、責任の所在はどこへ求めると思う?
蔡瑁ではなかろう。あれは抜け目のない男で、しかも劉氏という後ろ盾がある。曹操は手を出さない。
とすると、こいつは責任を押し付けるにちょうどよい位置にいる男だ。まずまちがいなく、死罪だ」
「わざわざ危険を冒して誘拐するまでもなく、あんたがさっさと疫病のことを曹丞相か、その周辺に報告すれば同じことであったのに」
「そうかもしれぬが、知らぬまま死なせるのは、むしろ無情のような気がしたのだ」
「あんたは変わってる。というか、どうするのだ。翌朝には、こいつがいなくなったと大騒ぎになるぞ」
「なればいい。それが狙いだ」
背の高い男のことばに、それまで不満顔であった徐元直の表情に、おどろきが浮かんだ。

校尉は椅子に縛り付けられたまま、一晩を疫病の蔓延する兵舎で過ごした。
校尉の耳は、訛りのきつい荊州の兵卒たちの、うめき声にちかいうわ言のほとんどを正確に聞き取ることができなかった。
だが、かれらが何を訴えているのかは、見ていればわかる。
熱い。苦しい。咽喉がかわいた。
そしてだれかの名前を呼ぶ。母親の名前、妻の名前。

さすがの校尉も、この悲惨な光景を前にして、己が拉致された怒りよりも、おのれの所業の罪深さをだんだんと意識するようになっていた。
校尉のとなりには、おなじく椅子を持ってきた、例の背の高い男が座り込み、そして黙って、この光景を見つめている。
話かけてくるでもなく、なにかをつぶやくでもない。
見張っているふうでもないのだが、ただ隣にいるのだった。

兵卒たちの面倒を見ているのは、気の毒なほど背の高い男装した女で、どうやら医者であるらしく、手際よく看病をつづけていく。
兵卒たちの信頼も深いようなので、かなり以前からこの兵舎に出入りしていることが見てとれた。
その女を手伝っているのが、十歳くらいの少年で、これは感心するほどに、こまめに動き回って、身動きの取れない兵卒たちの要望をよく聞いた。

かれらの手が足りなくなると、隣に座っている男が立ち上がり、手伝う。
男の手際もなかなかで、野戦などで仲間の治療を何度もこなした経験の持ち主であろうということが見てとれる。

何者なのか。
陳逸徳と徐元直は、あれきり姿をみせていない。
陳逸徳が口にした『江夏の手の者』という言葉が、じつは根拠があるものだと考えると、この男がまさにそれではないのか。
徐元直が、もともと劉備の軍師であったことを考えると、ますますその可能性は高い。

男は看病を終えると、また椅子に戻って、校尉のとなりに黙って座る。
縛られているのと、自由なのとでは大きく差があるが、両者は、同じ目線で、同じ光景を見ていることになる。

校尉はちらりと、となりに居る男の横顔を盗み見た。
ふしぎと透明な表情をしていた。
怒りや同情が濃くあらわれているわけでもなく、ただ静かにこの悲惨な風景を見つめている。
妙な印象ではあるが、こうした悲しい光景を、見慣れている男なのだと、校尉は思った。
そして、おのれの内面を他者に読み取らせないことが、癖になっている男だ。
江夏の人間だとして、その位は、もしかしたら高いのではないか。
細作ではなかろう。
それにしてはあまりに堂々としすぎている。

校尉は聞いたことのある劉備の配下の家臣たちを思い浮かべてみたが、隣に座る男にぴったり合いそうな名前を思い出すことはできなかった。

そうこうしているうちに、夜が明けてきた。
食事の時間になり、病で倒れた兵卒たちにも食事が配られる。
校尉の隣にすわっていた男は、兵卒たちの食事を手伝ってから、いちばん最後に、校尉のための食事を持ってきた。
それはとても食べ物とは思えない、ひどい臭いのするまずい粥で、食べるようにと無言で勧められたものの、頭痛もひどくなっていたから、結局食べることはできなかった。

やがて、太陽が中天に昇りきったころ、表のほうが騒がしくなっていることに気づいた。
校尉は心を弾ませた。
とうとう、自分が誘拐されたことを、ほかの士卒たちが気づいたのである。

それでも、捜索の手がこの兵舎にやってくるまでには、時間がかかった。
かなり経ってから、警邏の兵卒たちが兵舎に押し入ってきたが、そのときも、隣に居る男は見動きひとつせず、敢然と兵卒たちをねめつけていた。
と、手に槍を持った警邏の士卒長が、校尉のとなりにいる男の顔をみて、あっ、と小さく声をあげた。

39へつづく
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