飛鏡、天に輝く
三十二
周瑜は孔明の望みの品を、すぐに届けてきた。
柴桑じゅうに、孔明が期限内に三万もの鏃を用意しなければならない、という話は伝わっているだけに、これを無視するわけにはいかなかったのだろう。
周瑜と直接に交渉したのは偉度であった。
どのような様子であった、の孔明の問いに、偉度は答えた。
「さすがのひと言に尽きます」
「さすがといっても、いろいろあるだろう」
孔明に促されるかたちで、偉度はうなずいて、答えた。
「周都督は、わたくしが軍師のおことばを伝えますと、とうとう明案が浮かばれたか、さすが臥龍と呼ばれる先生だけある、これは楽しみだと喜ばれ、すぐに船の手配と、藁と縄の用意をしてくださいました。
わたしがさすがと思いましたのは、都督がいかにも軍師の身を案じていたように振る舞い、喜ぶにしても、ご自分のことかのようにしておられたことでございます。
なにも知らぬ者がみたなら、都督は軍師の親友か、でなければ義兄弟なのではないかと思ったことでしょう」
「ふむ、他意のあるところは微塵も見せなかった、ということか」
「わたくしも、これまでいろいろな人間を見てきたつもりでおりましたが、あの方は、やはり、ほかとはちがいます。
ともかく、おのれを律することにかけては、あの方の右に出る者はないのではありますまいか」
「つまり?」
孔明が先をうながすと、偉度は、こほん、と咳払いをひとつして、言った。
「都督の思惑をわれらは知っております。ですから喜んでおられること、それ自体が嘘だということがわかります。ですが、ただあの場面、あの方だけを見ていたなら、それを見破ることはできなかったでしょう。
人は、意志の力で顔の表情をたくみに作ることができますが、あの方は、そればかりではなく、目の動きまでも巧みに変えてしまわれる。人が、どこをどう見るか、熟知しているのです。
よほどのつよい意志がなければ、目の表情までも隠すことはできないものでございます。いえ、そのようなことは、わたしは、いまのいままで、不可能であろうと思っておりました」
「それを可能にした男がいた、というわけだな」
偉度は、そのとおりだ、というふうに、大きくうなずいた。
「どこまでが計算なのかはわかりませぬ。美貌であるとか、挙搓が洗練されているとか、それだけではないのです。
目の表情さえ変えてしまう、おのれをほぼ完璧に律することのできる強固な精神力。それがあるからこその影響力、そして、人望なのでございましょう」
「なるほどな。おまえがそこまで褒め上げるとなると、やはり周都督は英雄のひとりにちがいない」
「けれど、あくまで『ほぼ完璧』でございます。完璧ではないのです。都督は、たしかに表情を巧みに使い分けることのできるお方ではありますが、しかしときおり、ひどく表情が失せる一瞬がございます。
その一瞬に見せる。周囲に無関心な冷たい風貌が頭から離れませぬ。偉度が思いますに、軍師は公の場に出ますと、わざと表情を隠しされる。都督はその逆でございますな」
偉度のことばに、孔明は声をたてて笑った。
「おまえは、ほんとうによく見ているな。都督はわたしと正反対、というわけか。しかし偉度や、おまえはどちらがいいと思う」
孔明の問いに、偉度は困ったように唇をゆがめて、首をかしげた。
「どちら、と問われても困りますが、わたしは慣れておりますので、軍師のほうがよいように思います。ですが、どちらも行き過ぎると問題かと」
「なぜ。おまえは都督を誉めたのではないのか」
「誉めたのではございませぬ。都督の態度は、一見すると公平で人当たりのよいものに思われますが、あれほどに、まるで線で切り分けたように、誰に対しても同じ態度をとれるということは、かえって不自然でございましょう。
意地悪い見方かもしれませぬが、こうとも言えます。だれのことも本当は、それほど大切ではないから、等しく同じ態度で振る舞えるのだと」
「なるほど、おまえはなかなかに厳しいな」
偉度の率直な感想に、孔明は笑いながらも、納得した。
空を水鳥が優雅に飛んでいる。太陽はさんさんと波を照らしている。
太陽が出ているうちは、寒さをまったく感じることはないのだが、夜になると、とたんに冷え込む。
その差が、水上に幕のような濃い霧を生み出すのである。
周瑜の手配してくれた船は、どれも立派な船であった。
調練に使っていたものの一部をまわしてきたものである。
藁と縄は、子供らの寝泊りしている別荘に運ばれて、いま、孔明の指示どおりの作業が行われているはずだ。
船にはそれぞれ、周瑜の派遣してきた水兵もついていた。
周瑜の調練場にて使用されていた船には、江東ならではの、魔避けのしるしが舳先に塗料で描かれている。
魔避けだけあり、それはとても目立つものであったが、孔明はそれを水夫らに命じて消させた。
水夫らは、孔明に吹っかけられている無理難題を聞いているから、ますます不吉だと嫌がったが、そこはひと悶着あったすえ、孔明がうまく言いくるめた。
「わたしは徐州琅邪の出であるから、このように大げさな印がなくとも、妖魔を退けるすべを心得ている。であるから、心配することなく、この印を消すとよい。
むしろ、この印があると、わたしの術のさまたげになってしまうので、半端に隠す程度ではいけない、すっかり消してしまうように」
徐州といえば泰山、そして徐福の生誕地でもある古都琅邪にたいする、江東出の水夫たちの妖しげな偏見は、おおいに孔明の役に立った。
水夫たちは孔明のでまかせを信じて、せっせと魔除けのしるしを消しはじめた。
半裸で背中に汗を浮かせながら、懸命にしるしを消す水夫らを見ていると、騙したことに対し、ちょっぴりすまないような気持ちになる。
しかし、そうでも言わなければ、かれらは魔除けを消すことを拒んだであろうし、色具合もあざやかにでかでかと描かれたしるしは、夜霧のなかでも目立ってしまったことであろう。
「見てご覧、周都督の力のすべてが、この船でわかるではないか」
感心したように言う孔明のあとを、偉度が、数歩離れてついてくる。
その格好は、いかにも年若い書生といったふうである。
しかしその役目は主騎としてのもので、偉度はそのゆったりした衣の内側に、多くの暗器を隠し持っていた。
「わたしなどは船に関してはまったくの素人だけれど、素人目にもわかる。どの船を見ても、どれも見事に整備されていて、文句のつけようがないではないか。
わたしよりも、おまえのほうが、こうしたものには目利きだろうけれどね」
孔明が持ち上げると、偉度は照れくさそうにしつつも、笑顔にならないように無理して唇を曲げて、答えた。
「軍師よりもある程度はわかる、というくらいでございますが、たしかにおっしゃるとおり、どの船も、いますぐに戦場に向かってもまったく問題ございません」
「そして兵卒たちの、見事なまでの働きぶりを見よ。雑兵であろうと、手を抜こうとしておらぬ。
それほどに、人も船も、これほどに調練してしまうとは、たいしたものだな。だからこそ、みなは江東の勝利を確信できるのだ」
「こうなると、鳥林のほうが気になりますな」
「まったくだ。熟練兵を多くかかえる江東と、数だけは多いが、付け焼刃の水軍しかもたぬ曹操。こういってはなんだが、面白くなってきた」
そんな会話をしながら港をまわっているところへ、江夏からの船が到着しているという報が入ってきた。
劉琦は約束どおりに、柴桑にあつまっている子供たちのために、江夏から船をはしらせた。
孔明はちいさな商船が来るのだろうと想像していたが、劉琦の気持ちを示すかのように、やってきたのは、軍用船である蒙衝であった。
江東を刺激しないようにという配慮から、ものものしい武器などはすべて外されているが、いざとなれば内部に隠している槍などで、両舷の孔より攻撃することができる。
内部にしても、多くの子供らを収容するには十分なひろさで、迎えに来た水夫たちの大半が、偉度とおなじく樊城から逃げてきた壷中の子供らのうち、年長者たちであった。
船が無事に柴桑に入ってきたことで、まず、孔明の心配事のひとつは減った。
孔明が気にしていたのは、龐統側の動きである。
孔明が偉度に命じてさせたことは、つまりは龐統の持ち駒を横から攫う作業である。
もともと、龐統も子供らを横取りしたものなのだから、そのあたりに良心の呵責などは一切ないが、龐統の側からすれば、孔明は人攫いにほかならない。
龐統がこのことを恨み、周瑜を動かして、柴桑に船を接岸させないようにするのではないか、ということが孔明の不安であった。
しかし、船は無事にやってきた。
とりあえずの不安は去った。
だが、船が江夏に帰り着くまでは、油断はできない。
孔明の不安はもうひとつある。
張昭の借りてくれた別荘にあつめられている子供の大半は年少者で、偉度が刃を交えたという鶉火をはじめとする年長者らの数がすくない、ということだ。
つまり、年長者らが、年少者を奪い返そうと、襲ってくるのではないか、そしてその指揮を龐統が執るのではないか、ということである。
「なるべくならば、早く乗り込ませて、江夏へ向かったほうがよい。
接岸している時間が長ければ長いほど、士元が船に工作する時間も増えるはずだ」
孔明が焦る一方で、なぜだか偉度や、ほかの年長の子供らは、平然としている。
「ご心配なさいますな。自慢ではございませぬが、われら壷中には『敵の手に落ちた仲間は助けようと思うな』という不文律がございまして、いまだ壷中の呪縛から逃れられていない鶉火のような連中は、これを守って、われらのあつめた子供らを取り返そうなどとは思わないでしょう」
「まことか。ずいぶんと薄情な掟があるものだ」
孔明があきれると、偉度は、なにをいまさら、というふうに目を細めて答えた。
「なぜそのような規則があったか、おわかりになりませぬか。つまり、仲間を敵の人質にされて無力化されるのを防ぐためでございます。
脱落者には容赦せぬのが壷中なのです」
だから、子供らは必死になって働く。
失敗はすなわち、孤絶のなかでの死を意味するからだ。
子供たちは、あまりに勝手な理屈に支配されている。
これから、いかに解放させるかが、これからの課題だろうと、孔明は思う。
偉度などは、もともと適応力が高いのに加えて、壷中に在籍していたころから、その存在を疑問視していたからこそ、いま、ふつうに孔明に合わせていられるのだ。
「それよりも、軍師は、子供らにつくらせている、あのおかしな案山子の出来具合を心配なさってはいかがでございますか。
子供らがいなくなったなら、作る者が減って、今夜どころか、明日の晩にも間に合わないでしょう」
孔明が子供らに命じて作らせていたのは、藁で出来た等身大の人形であった。
ただの藁人形ではいけない。木材を土台にした、いくつもの藁を重ねた頑丈なものでなければならず、そのため、一体一体を作るのに、なかなかの時間を要したのである。
この作業は、子供たちだけでは、とてもではないが手が足りないので、漁村の者たちにも協力を請うた。
かれらは、孔明の申し出をこころよく受けてくれたばかりか、報酬もいらないとさえ言った。
だが、孔明は、先に村人たちから、この時期の生活の苦しさを聞かされていたので、そこで甘えるわけにはいかなかった。
さすがに客の身分であるから、かれらの賃金を自腹で払うわけにはいかない。持ち合わせがないのである。
そこで、仕方なく、それも周瑜に申し出て、支払ってもらうことにした。
孔明は、周瑜は期日が来るまでは寛大な態度をとりつづけるであろうと読んでいたが、まさしくそのとおりで、なんの妨げもなく、すべてはうまく運んでいる。
周瑜がなぜ寛大なのかといえば、これは単純なことである。
いま、柴桑において、孔明はもっとも注目されている人間である。
周瑜は孔明を死に追い込むため、鏃を十日のあいだに三万用意するという話は、孔明自らが言い出したことだと喧伝していた。
そして、周瑜の筋書きでいけば、孔明は自ら、その約束をたがえて、軍に不吉な混乱を招いた人物として、処刑されるはずであるのだ。
そこに至る階段を着実に踏ませるためには、世間に孔明を同情させてはならない。
あくまで、孔明は、とうてい果たせそうにない約束を買って出た、鼻持ちならないよそ者でなければならないのだ。
これに対し、世間の同情をすこしでも与えるようなことはしてはならない。
もし周瑜が孔明のことを妨害したなら、それを世間は不思議に思うだろう。
あくまで世論のなかでの悪役は孔明であって、周瑜であってはならないのである。
「しかし妙なものでございますな。体を壊しているということを差し引いても、都督が軍師のお命を狙う、そのことがわかりませぬ」
「要するに、気に食わないのであろうよ」
「気に食わない、とは、あまりに抽象的ではありますまいか」
偉度が怪訝そうに言うのを、孔明は答えた。
「さまざまな条件が重なったのだ。かつてない規模の大戦、癒えぬ病、そしてわたしそのものが、都督にとって、気に入る類いの人間ではなかった」
「狭量でございますな」
腐していう偉度に、孔明は答えた。
「かの小覇王が存命のときは、都督も様子がちがっていたのであろうな。小覇王が死んでから、今日に至るまで、江東を引っ張っていたのは、やはり、かれなのだ。
おまえが評したように、都督がその器であったからこそ、できたことである。だが、かれの悲劇は、孫家と姻戚である、という点であろうな」
「なぜでございます。姻戚であったほうが、なにかと都合がよいように思いますが」
「そうかな。姻戚であるから、かぶる責任から逃れることができない。精神的にも、社会的にも、失敗のゆるされぬ立場にあるのだよ。
都督が若くしていまの地位にのぼったのも、姻戚であるからだが、一方で、病に罹られた理由も、案外、そんなところにあるのかもしれないと、わたしは思う。
想像してご覧、自分の命が尽きるかもしれないという、それが具体的に見えてきた日々のなかで、自分とは相容れない気質を持った、しかし自分に似た能力をもつ人間が目の前にあらわれる。不安でたまらなくなるであろう、焦るであろう。
いままでのおのれの実績を覆されるのが嫌で、排除しようと思うだろう。まして、その地位がなみなみならぬ努力と苦労で築き上げられたものであるのなら、一層、そう思うはずだ。
いつかわたしとて、自分の死期が近づいたときに、同じような立場になって、苦しむことになるかもしれない」
孔明がいうと、偉度は目を細めてあきれたように言った。
「長生き前提のお話でございますな」
「当然だ。わたしは長生きすると決まっている。すくなくとも、この地で死ぬことはない」
「左様でございますか」
反論する気力もないのか、どうでもよさげに偉度は孔明を肯定する。
そして、二人して、作業の進捗を見るために別荘に入ると、なにやら聞いたことのある声が中から聞こえてきた。
「だめだめ、そんなんじゃ途中で縄がゆるんでほどけちまうよ。結び方がわからないかい。貸してみな。
ほうら、みんな集れ。ようく見ているのだぜ、簡単だ、この輪っかをこうくぐらせて、あとはぐっと引っ張る。すると、ほら頑丈に結べただろう。これで簡単には外れなくなるのだ。
なんだい、上手かい。そりゃあそうだよ。儂はおまえたちくらいの年から、おっかさんを手伝って、藁を編んでいろんなものを作っていたのさ」
孔明は偉度と顔を見合わせ、それから飛び込むようにして、子供たちのあつまっている作業部屋に入った。
床一面に散乱する、あまった縄や藁、子供らの姿と、見なれた漁村の者たち。
そして、いま、かれらは部屋の中央に群がる形になっているのだが、その中心を見れば、怪しい、ほっかむりをした漁民に化けた男がいる。
さらに怪しいことには、手足の異常に長いその漁民の背後には、威圧的な空気をかもしだしている、格好ばかりが漁民という、身の丈は九尺(約2メートル)はあろうかという大男が控えていた。
髭を顎につけた袋にしまっているが、どこをどう見ても関羽である。
関羽は、もはや関羽以外の何者にもなれないのだ。
そして、どこにいようとふしぎと人の輪の中心にいる劉備は、孔明が部屋に入ってくると、歓声をあげて近づいてきた。
孔明もまた、劉備のほうへと足を早めて寄っていく。
孔明としては、なにやら夢を見ているような心地であった。
劉備がまさか、江夏から出てくるとは思ってもいなかったのである。
「まさか柴桑までお出でになるとは思っておりませんでした。出迎えにも行かず、申し訳ございません」
「なあに、居ても立ってもいられなくなったので、ついつい来てしまったのさ。元気そうだな」
言いつつ、劉備は手を伸ばして、孔明の両手をがっしりと掴んだ。
そして、そのまま親しげに手をゆすりながら、まっすぐ目を合わせてくる。
孔明が、つぎのことばを探しているあいだ中も、劉備はじっと孔明の双眸を見据えていて、それから、納得したように、大きくうなずいた。
「うむ、おまえから来た最初の信(手紙)を読んでいたあいだは、これはマズイのじゃないかと思っていたが、おまえの目を見て安心した。
もしおまえの目が死んでいるようなら、儂がなんとかしなくちゃならねぇだろうなと思っていたが、この藁人形といい、なにをするかはわからねぇけれど、どうやらうまく行きそうなのだな」
孔明は、劉備のことばに、にっ、と笑みを浮かべると、やはり、大きくうなずいた。
「はい、ご心配をおかけいたしました。必ずや、この苦難を乗り切ってみせまする」
「うむ、心強い言葉だ。それでこそ孔明だ。辛いこともあるだろうが、おまえならばしのげるだろうさ。信じているぜ」
劉備はそこで言葉をきると、自分たちに目線をあつめている子供たちのほうをぐるりと見回した。
「思っていたより数が多いな。さっきおまえたちが来るまでに、事情はあらかた聞いてある。
この子らは、かならず儂が責任をもって江夏に連れ帰るから、おまえは心置きなく戦ってくれ」
がんばれ、といった言葉ではなく、『戦え』という言葉を用いた劉備に、孔明は感謝してほほ笑んでみせた。
孔明のいまの立場は、まさに劉備の代行として、剣を使わぬかたちで戦っているのである。
劉備はそんな孔明の立場をよく理解しているのであった。
「しかし主公、船着場からここまで、そのお姿でいらしたのですか」
孔明がたずねると、劉備は顎の下にある結び目をつかんで、カカカ、と得意そうに笑った。
「そのとおり。どこからどう見ても、そこいらによくいる漁夫だろう。見ろ、腰に魚篭まで提げてみた」
たしかに劉備が示すとおり、腰には魚篭まであるのだが、劉備は体に特徴がありすぎて、どこをどう見ても、そこいらによくいる漁夫には見えない。
そのあたりは関羽も、自分のことを含めて自覚があるらしく、むっつり黙りこんでいる。
「ときに孔明、ここに来るついでに柴桑の町もちらりと見てきたが、いい空気になっているじゃねぇか。これは勝ち戦の空気だぜ。
さっき見てきたけれども、この戦を動かしている周公瑾というのは、噂以上のたいした男のようだな」