サヤ鉢とその蓋
「還元焼成」とか、「緋だすき」をするために、自作で作ってみました。普通に買おうと思うと4000円強しますんで。。
ネット上で検索してみたら同じように作っている人が居たので、その人のレシピを元に作ってみました。
高耐火度をもちつつ、強度を失わずという条件を満たすため、童仙傍と粘土の割合は7:3という割合です。(童仙傍は粉末であり、粘土も乾燥重量での計量が必要なことと、これに使う粘土が新品である必要は全く無いため、失敗作や作品を削ったあとの削り屑を流用しています。)
ちなみに初の「大物」製作で、それまで無縁であった均一乾燥の重要さが身にしみて判りました。
乾燥させるのに、口元が先に乾いて胴体の乾燥が遅いため、収縮が均一に起こらず、どうしてもヒビが発生しやすいので、口元を濡れた布で保護するとか、結構苦労しました(ひび割れたものを叩き割って再度再生したり…)。
ちなみに使用実績としては「緋だすき」には成功したものの、気密性の問題もあり、まだ還元焼成は未挑戦です。
そのままだと隙間が空いてしまうので、隙間を童仙傍で埋めて隙間無しにすることを想定しています。いずれ実験した際には報告します。