新古今和謌集 竟宴和歌元久二年三月廿六日 |
| 新古今和歌集竟宴和歌 いそのかみふるきをいまにならべこしむかしのあとをまたたづねつつ 暮春新古今和歌集竟宴応製倭歌 攝政太政大臣從一位臣藤原朝臣良經 しきしまややまとことばのうみにえてひろひしたまはみがかれにけり 暮春陪新古今和歌集竟宴応製一首 從一位行皇太弟傳臣藤原朝臣頼實 わかのうらなみものどけきみよなればかきあつめたるたまもしほぐさ 暮春陪臣新古今和歌集竟宴太上皇応製一首 從二位行權中納言兼左衞門督臣源朝臣通光 ちよまでとよするたまもをかきつめてなみもいくよのわかのうらかぜ 暮春陪撰新古今和歌集竟宴応太上皇製倭歌 參議正三位右衞門督兼備中權守臣源朝臣通具 むかしいまのむかしをうつすたまのこゑこゑごゑみきがちよぞきこゆる 暮日陪新古今和歌集竟宴同詠一首応太上皇製和歌 參議正三位行伊予權守臣藤原朝臣隆衡 よろづよのことのはいまやしげからんけふふきそむるわかのうらかぜ 暮春新古今和歌集竟宴応太上皇製和歌 正三位臣藤原朝臣經 ふりにけるあとにまかするみづぐきもなほゆくすゑのためしぞかく 暮春新古今和歌集竟宴応太上皇製和歌 大藏卿正四位下兼行長門權守臣藤原朝臣有家 しきしまややまとしまねのかぜのつてけふのためとやたえずふきけん 春日陪太上皇仙洞新古今和歌集竟宴応製和歌 正四位下行左近衞中將臣藤原朝臣經通 いくちたび君がみことのけふにあはんわかのうらかぜふきつたへつつ 春日新古今和歌集竟宴応太上皇製和歌 散位正四位下臣藤原朝臣保李 わがきみのながきたからとしきしまややまとことのはかきあつむらん 暮春新古今和歌集竟宴応太上皇製和歌 散位正四位下臣藤原朝臣家衡 よるなみもこゑしづむらしいにしへにいまふきかよふわかのうらかぜ 春日陪新古今和歌集竟宴応製和歌 前上總介従四位上臣藤原朝臣家隆 君すめばよするたまももみがきいでつちよもつたへよわかのうらかぜ 春日侍新古今和歌集竟宴応太上皇製和歌 正五位下行左近衞權少將兼加賀權介臣藤原朝臣雅經 きみがよになれぬるわかのうらかぜにあまねきなみやしまのほかまで 暮春侍新古今和歌集竟宴応太上皇製和歌 防鴨河使正五位下行左衞門權佐臣藤原朝臣親房 ふりにけることのはとてはあつむれどむかしはかかるためしやはある 春日陪新古今和歌集竟宴応太上皇製和歌 正五位下行宮内少輔臣平朝臣宗宣 ながきよのためしなるかなしきしまややまとみことのゆくすゑのはる 暮春侍新古今和歌集竟宴応太上皇製和歌 左近衞権少將正五位下兼行安房權介臣藤原朝臣忠定 みなひとのことばのつゆもあらはれてはこやの山にみがく月かげ 春日陪新古今和歌集竟宴応太上皇製和歌 從五位下行左兵衞佐臣源朝臣具親 ふくかぜものどけききみのよよのあとむかしにかへるわかのうらなみ 春日陪新古今和歌集竟宴応太上皇製和歌 從五位下守兵庫頭臣源朝臣家長 わかのうらにもしほもるみのいとまなみけふよりのちやたちもはなれむ 春日侍新古今和歌集竟宴応太上皇製和歌 正六位上行左近衞將監臣藤原朝臣C範 よものうみうらうらごとにたづねみてひろへるためのこゑもありけり 春日侍新古今和歌集竟宴応製和歌 正六位上行主馬首兼左衞門少尉臣藤原朝臣秀能 いくちよもことばのはなのいろにみよむかしもきかぬはなのまとゐを |
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| 注 選者の中で、藤原定家だけが竟宴を休んでいたので、歌が無い。何か気に入らなかったのか「遊興に才学が無い」と断り、お寺で説教を聞いていた。目を病むほどに心血を注いだ歌集なのに。 |