| 卷 第 九 |
| 離 別 歌 |
| 前中納言匡房 | 作 者 |
| 都の人に遣はしける |
美作へ下るとて | 七月ばかり |
| 作者詳細 |
| おおえのまさふさ1041〜1111江帥、江都督ともいわれる。大宰権帥。後三条、白河、堀河三帝の侍読。 |
![]() |
| 現代読み |
| みやこをばあきとともにぞたちそめしよどのかわぎりいくよへだてつ |
| 意訳 |
| 都を秋が立つと同時に旅立ったのですが、秋と同時に立ち始めた淀の川霧が貴女との間を隔てて、幾日も経っていないのに、幾夜も経った気がします。 |
| 備考 |
| 立秋と霧立つと日が経つの掛詞。匡房が美作守となったのは延久六年(1074年) |
| みやこをば |
| 秋とともにぞ |
| たちそめし |
| 淀の河霧 |
| いくよ隔てつ |