| 卷 第 八 |
| 哀 傷 歌 |
| 權中納言俊忠 | 作 者 |
| まかりてよみ侍りける |
大納言忠家が墓の侍りけるほとりに |
嵯峨野に | 法輪寺に詣で侍るとて |
| 作者詳細 |
| 藤原俊忠ふじわらのとしただ1073〜1123忠家の子、俊成の父。従三位権中納言大宰権帥で、二条帥と呼ばれた。 |
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| 現代読み |
| さらでだにつゆけきさがののべにきてむかしのあとにしおれぬるかな |
| 意訳 |
| そうでなくても湿っぽい嵯峨の野原に来て、父の墓前でさらに悲しみの涙に濡らしております。 |
| 備考 |
| さらでだに |
| 露けき嵯峨の |
| 野邊に來て |
| 昔の跡に |
| しをれぬるかな |